生後4ヶ月の赤ちゃんの体の発達
【生後4ヶ月の平均身長】
男の子:59.9~68.5cm
女の子:58.2~66.8cm
【生後4ヶ月の平均体重】
男の子:5.7~8.7kg
女の子:5.4~8.2kg
※データ参照:厚生労働省『平成22年乳幼児身体発育調査』
生後4ヶ月になると、体が全体的にしっかりしはじめ、首もすわるようになります。仰向けに寝ている赤ちゃんの手を持って体を起こすと、首が体と一緒に持ち上がり、腹ばいにすると首を持ち上げるようになる状態が「首がすわった」ということです。
首のすわり具合は3~4ヶ月頃の乳児健診で見てもらえるので、不安な場合は、医師に確認してもらいましょう。
首がすわる時期から使えるベビーチェアなどを活用すると、赤ちゃんのお座りの練習にもなります。腰がすわっていなくても赤ちゃんの体をしっかり支えてくれるベビーチェアを選びましょう。
【手指の発達】
生後4ヶ月頃の赤ちゃんは、近くにあるおもちゃなどに手を伸ばして、手に掴んだ物を何でも口に入れ、確かめようとします。
飲み込んではいけないものは、赤ちゃんの手の届くところに置かないよう気をつけましょう。
【視覚・聴覚の発達】
生後4ヶ月頃からは、目や耳で得た情報が連動するようになります。音の出るおもちゃやテレビなどにも興味を示すようになるでしょう。
【情緒の発達】
これまで以上に生後4ヶ月の赤ちゃんは、感情の表現も豊かになります。
嬉しいと笑い、気に入らないことがあると泣くなど色々な表情を見ることができるようになります。
時には、手や足を動かして体全体で感情を表現することもあるでしょう。
また、機嫌が良いときは、「あ~う~」などと喃語を発するようにもなりますので、これまで以上にたくさんコミュニケーションを取るようにしましょう。
生後4ヶ月の赤ちゃんの生活
【睡眠】
生後4ヶ月になると、生活リズムが整ってくる時期です。
昼間は起きている時間が長くなり、夜はまとまって眠れるようになります。お昼寝の回数や時間が定まる時期でもあるので、毎日の生活リズムを一定にするように工夫しましょう。
朝起きたら顔を拭き、着替えをさせ、寝るときはパジャマに着替えさせるなどの習慣をつけるとメリハリが出てきます。
朝、顔を拭いたら「起きる」、パジャマを着たら「ねんね」…と、毎日続けることで、赤ちゃんが少しずつ認識していきます。
【離乳食の準備】
一般的に生後5~6ヶ月頃から離乳食を始めていきますので、赤ちゃんの様子を見ながらそろそろ準備を進めていきましょう。
生後4ヶ月頃になると、大人が食べている様子に興味を示してじっと見たり、口をモグモグと動かしたりすることが出てくる時期です。離乳食への準備段階となるので、ママやパパは楽しそうに食事をする姿を見せてあげてください。
また、離乳食の準備として、ベビー食器や離乳食用スタイ、ベビーチェアなどを用意し始めるのも良いでしょう。
【お散歩】
天候の良い日は、昼夜の区別をつけるためにも積極的にお散歩に出かけましょう。
ベビーカーに乗せながら公園をぐるっと一周したり、抱っこをしながら草木に触れさせたりしながら、赤ちゃんの五感を刺激してあげると良いです。
また、ベビーカーでのお散歩が快適になるように、ベビーカー用のおもちゃを活用したり、季節によって暑さ対策・寒さ対策をしたりすると良いでしょう。
生後4ヶ月の赤ちゃんのお世話ポイント
【事故予防】
生後4ヶ月の赤ちゃんは、首がすわってくるので、うつぶせになっていることがあるかもしれません。これまでより視界が開けることで、赤ちゃんも色々なことに興味を示すようになるでしょう。
しかし、まだ寝返りをしたあと元に戻ることができないため、うつぶせの状態でクッションや枕などに顔が埋もれてしまうと、窒息の危険があります。赤ちゃんがうつぶせになっているときは、ママやパパがそばで見守るようにしましょう。
【服装】
生後4ヶ月の赤ちゃんは、手足の動きがこれまで以上に活発になってきますので、赤ちゃんの動きを妨げないようにカバーオールなどの服を着せるようにしましょう。
首がすわったことで、セパレートタイプのベビー服に切り替えるか悩むママもいるかもしれませんが、セパレートタイプの服は、腰がすわって赤ちゃんが1人座りできるようになってからのほうがお着替えさせやすいです。
また、服のサイズは60~70が目安ではありますが、成長がめまぐるしい時期なため、すぐにサイズアウトしてしまうこともあります。ベビーカーや抱っこ紐などでお出かけする機会が増える時期ですが、ベビー服は少しずつ買い足すようにしましょう。