初節句の離乳食の献立は何にする?
赤ちゃんが初めて迎える節句を「初節句」では、赤ちゃんの健やかな成長を願って、飾り付けやお祝い膳を食べてお祝いをするという風習があります。
男の子の場合は5月5日の端午の節句で、五月人形や鯉のぼりを飾ります。
また、赤ちゃんはまだ大人と同じ料理が食べられないので、お祝い膳をどうしようかな?と悩む方は多いのではないでしょうか。
せっかくの初節句なので、大人だけではなく赤ちゃんの分の料理もちゃんと作ってあげたいですよね。
そこで、初節句におすすめの離乳食の献立を離乳食初期・中期・後期~完了期に分けてご紹介いたします。
【初期】初節句の離乳食の献立
それではまず、離乳食初期の初節句におすすめの献立をみていきましょう。
初節句は特別な日ですが、だからといって特別な食材を使う必要はありません。
アレルギーの心配もありますし、今食べられるものだけを使って工夫してみましょう。
【野菜ペーストで鯉のぼりの形に】
野菜ペーストは彩りが豊かなので、お皿におかゆを入れて野菜ペーストで鯉のぼりを描いてみるのはいかがでしょうか。
<材料>
・にんじんペースト
・ほうれん草ペースト
・10倍がゆ
<作り方>
①お皿におかゆをいつも食べる量だけ入れる
②おかゆの上からにんじんペーストを入れ、ラップ越しに手で押さえながら鯉のぼりの形になるように盛り付ける
③さらにもう一つのお皿にも同様にほうれん草ペーストで鯉のぼりの形に盛り付ける
④鯉のぼりのウロコや目はおかゆで描いて完成
<ポイント>
離乳食初期だと、まだそこまで食べられる食材が少ないですよね。
それでも初節句用に作りたい方は、離乳食を鯉のぼりのように形どって普段と違う盛り付け方を意識してみてはいかがでしょうか。
ベースは10倍粥で盛り付けて、鯉のぼりの青色や赤色は、赤ちゃんの食べられる野菜の種類でペーストを作って盛り付けてみましょう。
【中期】初節句の離乳食の献立
続いて、離乳食中期の初節句におすすめの献立をご紹介いたします。
離乳食初期に比べると、食べられる食材も少し増えている頃ではないでしょうか。
ぜひ、いつもの食材をちょっと工夫して作ってみましょう。
【鯉のぼり風のパン粥アレンジ】
おかゆ以外で鯉のぼりのベースを作るなら、パン粥でも試してみましょう。
<材料>
・食パン
・にんじん
・ほうれん草
・チーズ
・のり
<作り方>
①食パンをパンがゆにして鯉のぼりをイメージして、ラップに包んで手で押さえながら魚の形を作る
②にんじんとほうれん草を茹でて小さく切る
③鯉のぼりの丸い目になるように白目をチーズ、黒目をのりで作る
④刻んだにんじんとほうれん草を食パンの上に乗せ箸を使ってウロコの形を作り、最後に目の部分をのせたら完成
<ポイント>
離乳食中期になると、おかゆだけではなくパン粥を食べている赤ちゃんも多いのではないでしょうか。
パンをそのままの形状で食べられるのは、目安としては離乳食後期からです。
パンに含まれる塩分も注意が必要です。赤ちゃんが美味しそうにしてるからといって、初節句だから特別にいっぱい食べさせる、なんてことはないようにしましょう。
また、鯉のぼりプレートをもっとカラフルにしたい場合は、にんじんやほうれん草以外にも、卵を茹でて潰したもので黄色のウロコ柄を作ってみるのも良いでしょう。
他にも、海苔で黒色を表現したり、食べられる食材の中から色選びをしてみてはいかがでしょうか。
【後期や完了期】初節句の離乳食の献立
離乳食期が進み、後期から完了期になると食べられる食材もかなり増えているのではないでしょうか。
初節句の献立も幅が広がりそうですよね。それでは、初節句におすすめの離乳食後期から完了期の献立をみていきましょう。
【鯉のぼり風アレンジケーキ】
お祝いに欠かせないケーキですが、離乳食期は市販のケーキだと甘すぎるため食べさせるのは控えましょう。
そこで、水切りヨーグルトを使って生クリームのようにデコレーションしてみるのはいかがでしょうか。
<材料>
・いちご
・ヨーグルト
・食パン
<作り方>
①ヨーグルトを水切りする
②食パンの耳を切り落とし半分にカットする
③いちごを薄切りにする
④パンの片面にヨーグルトを塗りいちごを乗せる
⑤さらにもう一枚も同様にヨーグルトを塗る
⑥いちごを鯉のぼりのウロコに見立てて盛り付けて完成
<ポイント>
離乳食期に欠かせないヨーグルトですが、まだ生クリームを食べられない赤ちゃんには、このように水切りをして生クリームの代わりにもなります。
いちごが食べられない場合は、他のフルーツでももちろん作ることができますので、ぜひ試してみましょう。
まとめ
初節句は赤ちゃんの成長を願う大事な行事です。
主役は赤ちゃんなので、せっかくなら「お祝い膳」としていつもとは違う特別な献立にしたいですよね。
ですが、初節句ということはまだまだ離乳食期間中なので食べられるものは多くありません。
いつも食べている食材を使って、盛り付けを工夫すれば簡単に「子供の日」向けの献立を作ることができます。
ご紹介したおすすめの献立を参考にして、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。