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女性不妊とは

妊娠を行うには排卵し、受精し受精卵の輸送を行い、着床をする必要があります。これらのうちどれかが障害されると女性因子による不妊症となります。内分泌・排卵因子、卵管因子、子宮因子に分けて考えられるのが一般的であり、頻度として最も多いのは卵管因子によるものです。

内分泌排卵因子

内分泌、排卵の異常は無月経など月経異常を伴うのが一般的です。視床下部下垂体系の異常、高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群、早期卵巣機能不全、黄体機能不全などが知られています。続発性無月経は非常に頻度が多い疾患であり、特に視床下部性のものが大半です。原発性無月経は極めて稀です。

無月経の原因

視床下部性

原発性としてはカルマン症候群、フレーリヒ症候群、ローレンスムーンビードル症候群などがあります。続発性としてはキアリフロンメル症候群、アルゴンツデルカスティーユ症候群、神経因性食欲不振症、体重減少性無月経などがあげられます。

下垂体性

原発性としては先天性ゴナドトロピン欠損症などがあげられます。続発性としてはシーハン症候群、フォーブスオールブライト症候群、下垂体腺腫などがあげられます。フォーブスオールブライト症候群は下垂体に器質性疾患(大抵は腺腫)が存在するため高プロラクチン血症にいたった場合です。

卵巣性

原発性としてはターナー症候群などがあげられます。続発性としては多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、早発卵巣機能不全、卵巣摘出などがあげられます。早期卵巣機能不全とは40歳未満で高ゴナドトロピン性低エストロゲン血症(閉経パターン)となるものです。卵子が0となったときや、FSH、LHの感受性が著しく困難になった場合です。一般に排卵誘発は極めて困難であるとされています。

その他、子宮性、腟性といった無月経も存在します。

卵管因子

卵管が原因となるものとしては、卵管留水腫や卵管間質部の閉塞が知られています。
卵管留水腫はクラミジア感染症によっておこる、卵管采、卵管采周囲の癒着です。卵管間質部閉塞は子宮内膜症やクラミジア感染症などで反復炎症にいたった結果として起こります。これらの障害がおこると卵子、精子の輸送や相互作用が阻害され不妊に至ります。特にクラミジア感染症は不妊症にいたるまで無症候であることが多く注意が必要です。クラミジア感染症はまれにフィッツヒューカーティス症候群という肝周囲炎を起こします。若年女性の上腹部痛の鑑別として重要です。また不妊症に至らなくとも、炎症によって卵管の輸送能が低下すると子宮外妊娠も起こしやすいので注意が必要です。

子宮因子

殆どが子宮の形態異常である。子宮奇形、子宮筋腫、子宮内膜症、アッシャーマン症候群などが知られています。免疫学的異常として子宮頸管に抗精子抗体が存在することがあります。この場合はヒューナーテストを行い、頚管粘液と夫精子の相互作用を評価するものです。また、頸管粘液を採取し、精子が頸管粘液に進入するのかを調べる方法も存在します。