【種類別】赤ちゃんの誤飲の対処法

赤ちゃんの誤飲に注意

赤ちゃんは、手に取ったものを舐めたり口に入れたりして、それがどのようなものなのかを確認しようとします。
赤ちゃんの成長過程で自然なことなのですが、それらを誤飲してしまうと、時に命の危険を伴う重大な事故につながる危険性もあります。

赤ちゃんが寝返りをするようになると、赤ちゃん自身の意思で動けるようになるため、ママは常に危険なものがないか十分に気を配る必要があります。

 

誤飲と言うと、とても細かいものをイメージしているママが多いかもしれません。
しかし実際は、「こんなものも口に入るの?」といった大きさのものでも、赤ちゃんは口に入れてしまうのです。

 

どれくらいの大きさのものなら安心できるのか分からない場合は、トイレットペーパーの芯を用意しましょう。
トイレットペーパーの芯の中に入る大きさのものは、赤ちゃんの誤飲の危険性があるため要注意です。

 

しかし、どれだけ気を付けていたとしても、ふと目を離した時に赤ちゃんが誤飲をしてしまうことは珍しくありません。
そこで今回は、赤ちゃんの誤飲事故について、代表的なもの5種類を誤飲した場合の対処法についてご紹介します。

 

赤ちゃんの誤飲①タバコ

赤ちゃんの誤飲事故で多いタバコ。
赤ちゃんがタバコを誤飲したら、何も飲ませずに喉の奥に手を入れて吐かせるようにしましょう。

 

そして急いで病院の受診が必要です。
特にタバコの灰皿などにたまっているタバコの成分が溶けた水を飲んでしまった場合は、中毒性が高いため急いで受診してください。

 

通常の紙タバコ以外に、近年では加熱式タバコのカプセルの誤飲事故も増えています。
家族でタバコを吸う人がいる場合は、タバコの置き場所をしっかりと決めてそこ以外には置かないように徹底しましょう。

 

赤ちゃんの誤飲②電池

電池の誤飲事故で多いのが、ボタン電池の誤飲です。
電化製品や子どものおもちゃなどに使用されることの多いボタン電池は、赤ちゃんの口にすんなりと入ってしまう大きさです。

 

電池を誤飲すると、消化器官に穴が空く可能性もあり、非常に危険です。
時間がかかればかかるほど危険なため、症状が何もなかったとしても赤ちゃんの電池の誤飲に気づいたらすぐに病院へ行くようにしましょう。

 

赤ちゃんの誤飲➂医薬品

医薬品を誤飲してしまった場合は、赤ちゃんの口に手を入れて喉を刺激し、吐かせるようにします。
水を飲ませると吐かせやすくなるため、なかなか吐けないようなら水を飲ませてみても良いでしょう。

その後、緊急で病院へ行きます。薬を吐けたとしても、速やかに病院へ行ってください。
病院へ行く際は、飲んだ薬のパッケージや瓶などを持って行くようにしましょう。

 

医薬品の誤飲は、赤ちゃんが1歳近くなってきた頃から2歳にかけて増えてきます。
知恵がついてきたからこそ、大人が飲んでいる薬の瓶などを開けられるようになり、大人の真似をして薬を飲んでしまうことがあるので注意が必要です。

 

赤ちゃんの誤飲④小さなおもちゃ

小さなおもちゃや、おもちゃのパーツなどが思いがけずに取れて、それらを誤飲してしまうことは多いです。
プラスチックや金属など、赤ちゃんの体に吸収されない物の場合は、基本的には便と一緒に排出されます。

 

しかし、先が鋭利なものは、臓器を傷つけてしまう恐れもあるため、誤飲してしまった場合は病院で診てもらうようにしましょう。
飲み込んだものによっては、レントゲンなどで確認をすることもあります。

 

赤ちゃんの誤飲⑤紙類

絵本やティッシュ、新聞紙などといった紙類は赤ちゃんの誤飲でも危険性が低く、飲み込んだとしても排便時に一緒に出てくることが多いものです。

 

しかし、紙類は喉に張り付きやすく、大きなものを口にしてしまった場合窒息などの危険性があります。
赤ちゃんが紙類を口に入れていると思ったら、口の中に入っているものはすべて取り除くようにしましょう。
また、大量に食べてしまった場合、詰まってしまうこともあるため念のため受診するようにしましょう。

 

赤ちゃんの誤飲事故の相談先は?

赤ちゃんが誤飲をしてしまったら、中毒性の低そうなものの場合はまずはかかりつけ医に電話で相談をしましょう。
もし、診療時間が終わっている時間に事故が起こった場合は、「中毒110番」という誤飲専用ダイヤルがあるので、そちらを活用して相談するようにしてください。

 

【中毒110番】
大阪:072-727-2499 (365日・24時間対応)
つくば: 029-852-9999 (365日・9時~21時対応)

 

相談する場合は、「いつ・何を・どれくらいの量」誤飲してしまったかのかをしっかりと説明するようにしましょう。

 

まとめ

万が一赤ちゃんが誤飲をしてしまったら、病院へ行くのが基本の対処法です。
しかし、赤ちゃんの誤飲を未然に防ぐことが何よりも大切。

 

「ここは届かないから大丈夫だろう」「まだ引き出しは開けられないだろう」という過信は要注意です。
赤ちゃんは、昨日できなかったことも今日突然できるようになるので、先まわって危険を取り除く必要があります。

 

しかし、なんでも「ダメ」ばかりでは赤ちゃんの大切な好奇心を削いでしまうこともあります。
誤飲の危険性があるものは、絶対に届かない高い場所やロック付きの棚に入れるなど工夫して、赤ちゃんが安全に、のびのびと過ごせる環境を作ってあげるようにしましょうね。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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