赤ちゃんにたんこぶができた時の対処法

赤ちゃんとたんこぶ

赤ちゃんが歩き始めた頃はバランス感覚が乏しいので、転んでしまうことも多いですよね。

頭が重いため、転んだ際には頭をぶつけてしまうことが多く、ヒヤリとした経験のあるママも多いのではないでしょうか。

 

赤ちゃんが頭をぶつけると、高確率でたんこぶができてしまいます。

「赤ちゃんが頭をぶつけたとしてもたんこぶができていれば大丈夫」

「頭をぶつけた後にすぐに泣けば大丈夫」

などという話を耳にしたことのあるママもいるかもしれませんが、実はそれは間違っているのをご存知でしょうか?

たんこぶによっては病院での診察が必要となるものもあるので、たんこぶができたからといって楽観視してはいけません。

 

そこで今回は、赤ちゃんのたんこぶについて、その応急処置や病院へ行く目安などをまとめました。

 

赤ちゃんのたんこぶへの応急処置

赤ちゃんが頭を打ってたんこぶができてしまった場合の応急処置についてご紹介します。

 

【たんこぶができたら「冷やす」】

赤ちゃんにたんこぶができてしまったら、患部を冷やすようにしましょう。

保冷材などにガーゼやハンカチを巻いて、冷たすぎないようにして赤ちゃんの患部に優しくあてがいます。

保冷材は、赤ちゃんのたんこぶ以外にも、手足のねんざや発熱時なども活躍するため、普段からいくつか冷凍庫で凍らせておくと安心です。

保冷剤がない場合は、ビニール袋に氷と少量の水を入れて簡単な「氷のう」を作って冷やすようにしましょう。

 

【たんこぶを冷やす時間の目安】

たんこぶができたら、患部を20~30分ほど冷やしてあげるようにしましょう。

それ以上冷やしても、腫れは引かないので冷やしすぎには注意してください。

しかし、赤ちゃんが20分以上じっとしていることはなかなか難しく、冷たさを嫌がってしまう子もいますよね。

そんな場合は、無理して冷やさなくても大丈夫です。

 

【温めないようにする】

たんこぶができている時に体を温めてしまうと、血流が促進されることによって腫れがひどくなることもあります。

たんこぶができるほど頭をぶつけた日は、湯船に入るのは避け、シャワーのみにしましょう。

たんこぶの周りに出血があるようならば、受診をしましょう。

 

赤ちゃんのたんこぶで病院へ行く目安

赤ちゃんが頭を打ってたんこぶができてしまったら、基本的には病院へ連れて行くと安心です。

救急車を呼ぶ目安や、早急に病院へ行く目安は以下の通りです。

 

【すぐに救急車を呼ぶ必要があるもの】

次のような症状がある場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

 

・意識がない

・けいれんする

・3回以上嘔吐する

・出血が止まらない

 

ここで注意したいのが、赤ちゃんを強く揺すらないことです。

頭の中で出血が起きている場合、強く揺することで出血の範囲が広がってしまうことがあるのです。

特に赤ちゃんが突然意識を失うと気が動転して、声を掛けながら強く揺すってしまいがちですが、ゆすらず床などに寝かせて状態を確認するようにしましょう。

 

【すぐに病院へ行きたいもの】

救急車を呼ぶほどではありませんが、すぐに病院へ連れて行く目安は以下の通りです。

 

・たんこぶがおでこ以外の場所にできている

・しばらくしても泣き止まない

 

これらの症状が見られる場合は、夜間や休日等だとしてもすぐに病院へ連れて行くようにしましょう。

特に頭をぶつけてから、すぐに眠ってしまったり、普段寝ないような時間に長時間眠っている場合は注意が必要です。

上記以外でも、赤ちゃんの日頃の様子と異なると感じた場合は、迷わず病院へ連れて行くようにしましょう。

 

また、

・眠りがちである

・顔色が悪くなってきて嘔吐を繰り返す

・痙攣する

・視線が合わない

このようなときは、救急車を呼びましょう。

 

【しばらく様子を見ても良い場合】

上記に当てはまることがなく、頭を打った後すぐに泣き止み、いつも通り元気でいれば様子見でも良いケースもあります。

しかし、脳にダメージがある場合、すぐに症状が出なくても翌日以降症状が出てくることも珍しくありません。

頭を打ってから48時間は赤ちゃんをしっかりと観察し、少しでも「おかしい」と感じたらすぐに病院へ行くようにしてください。

 

【判断に悩んだら】

病院へ連れて行くべきか、様子見で良いのかの判断はなかなか難しいところでもありますよね。

もし、判断しかねるようならば、まずはかかりつけ医に電話をして相談してみましょう。

夜間や休日など、休診の場合は「♯8000(こども医療電話相談)」に電話をしてアドバイスを仰いでください。

♯8000(こども医療電話相談)は、医師や看護師などが、子どものケガや体調不良といったトラブルの相談に乗ってくれるサービスです。

地域によって電話がつながる時間帯が異なることもあるので、自分の住んでいる地域の対応時間はいつなのかを普段から確認しておくと慌てずに済みますよ。

 

まとめ

赤ちゃんにたんこぶができてしまうと、痛々しくてかわいそうですよね。

できればたんこぶを作らせないようにしたいのが親心だと思います。

 

しかし、赤ちゃんはママの想像以上によく転び、ケガをすることもとても多いです。

トラブルが起きたときに慌てないためにも、普段から対処法などを調べておくと冷静になれますよ。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php