赤ちゃんの頭部打撲を予防するには

赤ちゃんの頭部打撲に注意

赤ちゃんが動き出すと気を付けたいのが頭部の打撲です。
赤ちゃんは頭が重いうえにバランスをとるのが上手ではないので、頭をぶつけてしまうことがよくあります。

そこで今回は、赤ちゃんの頭部打撲について、日常生活の中でどのようなシーンで起こりうるのかと、その予防策についてまとめました。

 

赤ちゃんの頭部打撲の原因

まずは赤ちゃんが頭部打撲をする原因から見ていきましょう。

 

【滑って転ぶ】
はいはいやつかまり立ち、またよちよち歩きの赤ちゃんは、大人が思っている以上にバランス感覚が乏しいものです。

 

・フローリング
・浴室

などは、赤ちゃんが特に滑りやすい場所。
特に浴室は水分や石けんなどで滑りやすく、転んだ時にもはずみがつきやすいため注意が必要です。

 

また、靴下やタイツなどを履いている状態でフローリングをよちよち歩きしていると、滑って転びやすいため、注意しましょう。

 

 

【階段からの転落】
階段からの転落は、命にかかわることもあるので非常に危険です。
上階部からの転落ももちろん気を付けたいのですが、見落としがちなのが赤ちゃん自身が階段を昇り、滑って転落してしまうこと。
赤ちゃんがはいはいをしだしたら、階段も昇れるようになるので注意しましょう。

 

 

【ベビーベッドやソファからの転落】
ベッドやソファからの転落事故も非常に多いです。

特に気を付けたいのが、寝返りをするかしないかの時期の赤ちゃん。
「まだ動かないから大丈夫」と、ついソファーに寝かせてしまったり、ベビーベッドの柵を開けたまま目を離してしまうこともあるでしょう。

しかし、赤ちゃんはある日突然動けるようになるものです。
気づいたらベッドやソファから転落してしまった…ということも大いにあるので、十分気を付けましょう。

 

 

【家具などでぶつける】
赤ちゃんがつかまり立ちをしだすようになると、家具などで頭をぶつけることも多くなります。テーブルやテレビボードなど、コーナー部分が角張っているところはぶつけるととても痛く、危険度も高いです。

 

 

【抱っこ紐からの転落】
抱っこ紐のからの転落による頭部打撲の事例も多くあります。
ママが前かがみの姿勢になった時に頭から落ちてしまうケースが多く、アスファルトの上などの場合非常に危険です。

 

 

【ベビーカーからの転落】
ベビーカーからの転落が頭部打撲の原因となることもあります。
特にお座りができるようになった赤ちゃんに肩ベルトをつけずに使用して、転落してしまう事故が多いです。
また、ベビーカーのハンドル部に重すぎる荷物をかけた際、ベビーカーがひっくり返ってしまい、赤ちゃんが打撲を負ってしまうケースもあります。

 

赤ちゃんの頭部打撲の予防策

赤ちゃんの頭部打撲は、うっかりした不注意から起こることが多いもの。

日頃からしっかり予防をしましょう。以下に、頭部打撲を防ぐ対策をいくつかご紹介します。

 

【室内では靴下を脱がせる】
赤ちゃんは室内では靴下を脱がせるようにしましょう。
冬場は寒くないか心配かもしれませんが、赤ちゃんは足の裏で体温調節を行っているため、むしろ靴下は脱がしてあげた方が良いのです。
タイツなども、お出かけの時にはおしゃれで重宝しますが、家の中ではレギンスなどを履かせるようにしましょう。

 

 

【ジョイントマットやラグを敷く】
滑り止めや、赤ちゃんが転んだ際に衝撃を吸収する意味でも、ジョイントマットやクッション性のあるラグを敷くことをおすすめします。
全部の部屋に敷くことは現実的ではないので、赤ちゃんが日中よく過ごす部屋だけにでも敷くと良いですよ。

 

 

【バスマットを使用する】
滑りやすい浴室では赤ちゃんが転びやすいので、バスマットを敷いておけば赤ちゃんへの衝撃を和らげることができます。
カラフルなものやイラストが描いてあるものを選べば、赤ちゃんも喜んでくれるかもしれませんね。

 

 

【ベビーゲートを使用する】
階段には、必ずベビーゲートを使用しましょう。
一人で昇って行ってしまうのを防ぐためにも、上階部だけでなく、下階部にも取り付ける必要があります。

 

 

【ベビーベッドの柵は必ず上げる】
ベビーベッドの柵は、ほんの少しの間でも必ず上げるように習慣づけましょう。
「一瞬だから大丈夫」「同じ部屋にいるから大丈夫」などと油断した時に事故は起きてしまうので注意しましょう。

 

 

【コーナーガードを使用する】
家具や柱の角を保護する、コーナーガードを使用することで赤ちゃんの頭がぶつかってしまったとしても衝撃を抑えることができます。
赤ちゃんが動き始めたら予想外の行動をするので、早めに取り付けておくと安心です。

 

 

【抱っこ紐やベビーカーの使用に注意】
抱っこ紐やベビーカーは、屋外で使用することが多いので転落すると室内よりも危険性が増します。
きちんと取扱説明書を読んで、ベルトやパーツのつけ忘れがないように、正しい使用方法を守るようにしましょう。
また、抱っこ紐では前かがみになる際は腰を落として、赤ちゃんの頭が下にならないように注意してください。

 

まとめ

どれだけママが気を付けていても、日常生活の中で赤ちゃんが頭をぶつけてしまうことはあると思います。
しかし、しっかりと対策をすれば、赤ちゃんに痛い思いをさせずに済むこともあります。
赤ちゃんの目線で「ここも危険かもしれないな」とアンテナを張っておくと対策も立てやすいですよ。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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