赤ちゃんが咳で眠れないとき

赤ちゃんが咳で眠れない

赤ちゃんが眠る前になると咳がよく出て困る、というママはいませんか?

また、赤ちゃんが風邪を引いてしまって、日中よりも眠る前の方が咳の症状がひどくなる、という経験がある方もいるかもしれません。

赤ちゃんはなぜ、眠る前になると咳が出やすいのでしょうか。

 

まだ夜中に授乳の回数が多かったり、咳がない場合でも何度も起きるという赤ちゃんも少なくないでしょう。

それに加え咳のせいでなかなか眠れないとなると、睡眠時間が足りなくて心配になりますよね。

また、夜中に何度も起こされるママも大変です。

 

そこで今回は、赤ちゃんが咳で眠れない時の原因と対処法について解説いたします。

 

眠る前になると咳が出やすい?

赤ちゃんが風邪を引いて、日中よりも夜の方が咳がよく出る、という経験がある方も多いかもしれません。

また、元気だったのに夜眠る前になるとなぜか咳が出る、というケースもよくあるようです。

眠る前になるとなぜ、咳が出やすいのでしょうか。

 

【副交感神経が優位になるから】

眠る前になると咳が出やすくなる理由の一つとして、副交感神経が優位になるからというのが挙げられます。

赤ちゃんだけではなく大人も含め、人間は自律神経の働きにより呼吸や体温、免疫などの機能がコントロールされています。

自律神経には体を活発にさせる交感神経と、リラックスさせる副交感神経があり、この2つがバランスを保ち健康を維持することができます。

 

夜になると副交感神経が優位になるため、体の緊張が緩み気管支が狭くなります。

このように副交感神経が影響し、夜に咳が出やすくなるようです。

 

【冷気や乾燥】

寝室が冷えていたり乾燥していると、気管支の粘膜が刺激されて咳が出やすくなります。

冬は寝室が冷えていたり、朝方に冷え込んだりする場合が多いでしょう。

また、夏でもエアコンや扇風機をかけすぎていると、温度変化を上手に調整できず体を冷やし咳が出やすくなる場合も。

エアコンの機種や設定によっては湿度が下がりすぎて寝室が乾燥状態になり、咳が出やすくなります。

 

咳で眠れない時の対処法

赤ちゃんが咳で眠れない場合、どのように対処したら良いのでしょうか。

 

【こまめに水分をとる】

咳が長く続く場合は、水分を少量ずつ飲ませ乾燥させないようにして様子をみましょう。

水分は母乳やミルク以外にも、常温の水や麦茶をあげてもると良いでしょう。

 

【部屋の湿度を上げる】

乾燥している空気に刺激されている可能性があるので、加湿器をつけて部屋の湿度を上げましょう。

加湿器がない場合は、お湯を沸かし加湿、枕元に濡れたタオルを置く、濡れたタオルを部屋に干すなどを試してみましょう。

 

【上半身を高くする】

体が横になっている姿勢は咳が出やすくなるため、バスタオルやクッションなどを上半身に敷いて少し高くしてみましょう。

少し上体を高くすることで楽になります。

姿勢を変える際は一旦起こし、水分補給をしてから寝かせても良いでしょう。

抱っこできる場合はできる限りしてあげると、体が楽になります。

 

【背中をトントンと軽く叩く】

縦抱きにして背中をトントンと軽く叩くと、落ち着く場合があります。

痰が絡んで咳がひどくなっている場合も、背中や胸の周りを軽くトントンと叩いて、痰を出しやすくしてあげましょう。

 

【寝室や寝具を清潔に】

病気ではなく加湿をしても咳がひどい場合は、アレルギーの可能性も考えられます。

カビ、細菌、ダニの死骸や糞、花粉、ハウスダストなどが原因となり、アレルギーを発症しているかもしれません。

また、アレルギーではなくても埃や汚れた空気は咳の発作の引き金になります。

部屋の換気を時々行うのと、布団や布団カバーなどは清潔なものを使用しましょう。

 

咳で受診する際の目安

いずれかの対処法を試しても、咳が止まらない場合もあるかもしれません。

どのような場合、病院を受診したら良いのでしょうか。

 

【病気の場合】

咳が長く続く場合、喘息、アレルギー、マイコプラズマ肺炎、百日咳などの病気の可能性があります。

・息を吐く時にヒューヒュー聞こえ苦しそう

・ケンケンした咳が出る

・オットセイの鳴き声のような重たい咳をする

・声がかすれている

などの症状がある場合は、受診しましょう。

 

【緊急性がある場合】

咳の症状でも、このような場合は緊急性があるため救急車を呼びましょう。

・咳がひどく息ができない

・極端に呼吸の回数が少ない(1分間に30回以下)

・呼吸の回数が多い(1分間に60回以上)

・息をする時にゼーゼーと胸を上下させている

・肋骨の上や間が呼吸に合わせてペコペコへこむ

・顔色や唇の色が紫色

・呼吸がとまった

 

このように、咳だけの症状の場合は判断が難しいですが、咳があっても眠れているようであればまずはご自宅で様子をみましょう。

ただし、眠る前の咳が長く続く場合や緊急性がある場合は、それぞれ目安を参考に対処しましょう。

 

まとめ

眠る前になると咳がひどくなる場合や、風邪を引いてしまって日中よりも夜の方が咳が出る場合など、咳で眠れないケースは様々。

 

一時的に眠れても、咳でなんども起きてしまう場合もあるかもしれません。

そうなると、赤ちゃんもしんどいですが看病する大人も眠れなくなるので大変ですよね。

咳だけの症状で緊急性がない場合は、まずは対処法を参考にして、自宅でそれぞれ対処をして様子をみるようにしましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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