赤ちゃんが風邪で泣き止まない時
赤ちゃんは言葉で伝えるのがまだ難しいので、何かあると泣いて教えてくれますよね。
しかし、なぜ泣いているのか分からない時も多々あるのではないでしょうか。
特に赤ちゃんが風邪を引いたときに泣いていると、原因が症状悪化によるものではないかと心配になりますよね。
そこで今回は、赤ちゃんが風邪で泣き止まない場合についてまとめてみました。
風邪の場合は普段の泣き方と違うの?
赤ちゃんが泣き止まない理由について、健康な状態の時でさえ分かりにくい場合が多いですよね。
感情的に泣いているのか、風邪が原因で泣いているのかどのように区別したら良いのでしょうか。
【泣き方の違い】
赤ちゃんが風邪の時に泣き続けている場合は、普段の健康な時の泣き声と比較することが重要です。
例えば、普段に比べて
・泣き声が高い
・すぐに泣き止まない
・何をしても泣き続ける
このような場合は風邪や病気の症状で泣いている可能性が高いと考えられるでしょう。
【抱っこしたりあやしたりしても泣き続ける】
赤ちゃんが感情的に泣いている場合は、抱っこしたり話しかけたりすると少しずつ落ち着いていきます。
しかし、風邪などの症状が原因で泣き止まない場合は、いつものような抱っこなどでは対処しきれないことが多いでしょう。
いつもと違う、いつものように抱っこしても泣き止まない、などの場合は不調が原因かもしれません。
赤ちゃんが風邪で泣き止まない原因
風邪といっても、発熱や咳、鼻水や鼻詰まり、便秘など様々な症状が考えられるでしょう。
何が原因で泣き止まないのか心配になりますよね。
主に風邪の症状のうち、どのような原因で赤ちゃんは泣き続けるのでしょうか。
【発熱している】
昼間は元気よく遊んでいたのに夕方になるにつれて泣き続けたり、ママにべったりくっついて離れなくなったりする場合、急激な発熱が原因かもしれません。
発熱でしんどくなって泣き続けるというよりも、自分の体の異変によって不安を感じていることが原因と考えられるでしょう。
【お腹が痛い】
風邪には様々な種類があり、感染症胃腸炎などのお腹の風邪も赤ちゃんはよくかかります。
お腹の風邪の場合、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などが症状としてあらわれます。
嘔吐や下痢、発熱があれば症状としてはっきり分かりやすいですが、腹痛の場合はなかなか気づかない場合もあるかもしれません。
赤ちゃんが泣き続けている場合は腹痛の可能性も考えて、赤ちゃんがどこが痛いか触って確認したり、よく注意しながら観察したりしましょう。
【耳が痛い】
赤ちゃんが耳を触っていたり気にしたりしているようであれば、耳の痛みを感じているかもしれません。
耳が痛いのも風邪症状の一つとして考えられます。
耳が痛い場合、中耳炎になっている可能性があるというのが理由です。
中耳炎は鼻水によって耳の中で細菌が発生し、引き起こされます。
繰り返しやすいので、鼻水が出続けている場合は特に注意しましょう。
赤ちゃんが風邪で泣き止まない場合の対処法
続けて、赤ちゃんが風邪で泣き止まない場合の対処法について解説していきます。
【抱っこして落ち着かせ様子を見る】
赤ちゃんが泣き続けていると不安になって、ママも焦ってしまいますよね。
しかし、症状を観察するためには一旦落ち着くことも大切です。
まずは抱っこして、少しでも赤ちゃんを落ち着かせてあげましょう。
その際に、発熱がないか体のどこかを痛そうにしていないかなど、抱っこしながら様子も一緒に確認するようにしましょう。
【ちょっと場所を変えてみる】
何が原因で泣いているのか分からない場合、部屋を変えたりベランダに出たりすると泣き止む場合もあります。
外の空気に触れると落ち着く場合もあるかもしれません。
泣き止まない場合、場所を少し移動してみるのも良いでしょう。
【体を触って痛みがないか確認する】
赤ちゃんが泣き止まない場合、赤ちゃんの体に優しく触れてあげましょう。
その際に、もしかしたらどこかの部位で極端に痛そうにしたり気になったりする様子もあるかもしれません。
痛みだけだと見た目で判断するのが難しいので、優しく触れてみるのも有効と言えるでしょう。
【受診した方が良い場合について】
赤ちゃんが風邪を引いて泣き続けている場合、風邪以外の症状と区別するのが難しい場合もあります。
また、風邪から別の合併症を引き起こしている可能性も考えられます。
このような場合はできるだけ早く受診した方が良いでしょう。
・泣き声が弱々しくなっている
・大きな声で泣けなくなっている
・徐々にぐったりしてきた
・呼びかけに反応しない
・泣きすぎて呼吸が苦しそう
・水分をとれない
・皮膚や顔色が悪い
・周期的に泣く、泣き止むを繰り返す
・血便が出た
・嘔吐を繰り返す
赤ちゃんが泣き止まないことへの直接的な治療法はありません。
風邪の症状や病気も含め、何かしら原因がある場合はその原因が取り除かれたら泣き止むでしょう。
しかし、実際には原因がよく分からない場合もあります。
判断がつかず不安な場合は、小児科を受診するようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんは泣くものと分かっていても、泣き止まないとなると心配ですよね。
特に、いつもと違う様子だと感情的に泣いているだけではない可能性が考えられます。
風邪の症状なのか、それとも別の病気にかかって苦しくて泣いているのか、泣くのには様々な理由が考えられます。
判断が難しい場合は小児科を受診するようにしましょう。