赤ちゃんが風邪薬を吐く時の対処法

赤ちゃんが風邪薬を吐いたらどうする?

赤ちゃんが風邪を引いたら飲む薬ですが、飲ませても吐き出してしまうことがよくあります。

吐き出してしまっては効果がどうなるか心配ですよね。

できれば上手に飲ませてあげて、早く風邪は完治させてしまいたいものです。

 

そもそも、赤ちゃんはどうして風邪薬を吐いてしまうのでしょうか。

また、薬を吐いてしまった際にはもう一度飲ませていいのか、どのような対処をして飲ませていけばいいのか、確認しておきましょう。

 

赤ちゃんが風邪薬を吐いてしまう原因

赤ちゃんが薬を吐いてしまうのには、いくつか原因が挙げられます。

 

【もともと吐きやすい】

まだ体が未熟な赤ちゃんです。

胃は小さく筒状になっているため、もともと吐きやすい体質の赤ちゃんもいます。

ミルクを吐き戻しやすい赤ちゃんは、薬も同様に吐きやすいので、注意が必要です。

 

【咳込みによる吐き戻し】

風邪の症状に咳が見られる場合は、咳込んだ途端に風邪薬を吐き出してしまうことがあります。

 

【満腹による吐き戻し】

ミルクや離乳食でお腹がいっぱいの場合、薬が入る容量がなくなってしまっているため、吐き戻してしまうことがあります。

 

【味が苦手】

薬は独特な味がします。

子どもの風邪薬には、飲みやすいように甘い味が付いているものもありますが、それでも苦手な赤ちゃんは珍しくありません。

頑張って飲み込んでも、嫌いな味を感じるとえずいてしまい、吐き出してしまうことがあります。

 

風邪薬を吐いたらもう1回飲ませてもいい?

赤ちゃんが薬を吐き出してしまうと、風邪薬の効果がなくなってしまうのでは…?と、心配することでしょう。

もし吐き出してしまった時は、以下を目安に、もう一度風邪薬を飲ませるかどうか判断してください。

 

【すぐに吐き出してしまった場合】

風邪薬を飲ませてすぐに吐き戻すようなら、体の中に薬はまだ吸収されていない状態です。

もう一度同じ薬を服用してもいいでしょう。

ただし、すぐだとまた吐いてしまう可能性も考えられるため、少し様子を見て赤ちゃんが落ち着いてから、再度風邪薬を与えるようにしましょう。

 

【しばらくしてから吐き戻した場合】

赤ちゃんが服薬後、30分以上経過してから吐き戻してしまった場合は、風邪薬もすでに体への吸収が始まっている状態です。

新たに薬を飲ませる必要はありません。

 

【風邪薬を飲み直す必要があるか考えてみる】

吐き戻した薬によっても、飲み直すかどうか、決めるといいでしょう。

例えば、決まった時間、期間内に服用しなければ、効果が期待できなくなってしまう抗生剤などの薬はどうでしょうか。

その時に飲まなければ効果がなくなるのではれば、悩みますよね。

吐き戻してしまって、もう一度飲ませてもいいのか悩む場合は、かかりつけ医に電話で相談してみましょう。

(もし吐きやすいと分かっている赤ちゃんでしたら、診察の時にあらかじめ相談してみるといいですね。)

 

しかし、風邪薬の中には風邪のウイルスそのものを治療する薬ではなく、症状を和らげ、風邪の回復を早くする目的で処方されるものもあります。

そういった風邪薬であれば、必ずしもその時間に飲まなければいけないというものではありません。

なるべくなら飲ませてあげたい風邪薬ではありますが、もう一度飲ませるか判断に迷ったら、無理に飲ませなくても大丈夫。

お休みして、次の投薬の時間に改めて飲ませても構いません。

 

赤ちゃんが風邪薬を吐いてしまう場合の対処法

風邪薬を吐きやすい赤ちゃんが上手に飲むためには、飲ませ方にもコツがあります。

 

【満腹状態で飲まない】

風邪薬を飲むのは授乳や離乳食の後などがほとんど。

赤ちゃんの胃袋にもミルクや離乳食が入っているため、風邪薬を吐き出しやすい状態になっていることもあります。

授乳後は、ゲップをしっかり出しましょう。

その後、10分ほどお腹を休め、消化が始まったころに薬を飲ませてあげましょう。

 

【スポイトで少量ずつ与える】

薬の味が苦手な赤ちゃんは、スポイトで定量の薬を吸い取り、頬の内側を伝うように少量ずつ流し込みながら飲ませてあげましょう。

舌にのせてしまうと、味を感じ取ってしまうため、注意が必要です。

 

【好きなものに混ぜる】

少量のミルクや飲み物、離乳食に混ぜて飲む方法です。

薬の味が分かりにくく、吐き戻しにくくなることもあります。

熟したバナナやお芋など、粘りがあり味の濃いものがおすすめです。ただしお薬の内容によっては食べ物との飲み合わせが良くないものもありますので、事前に薬剤師さんや医師に確認しましょう。

ゼリーが食べられる月齢でしたら、投薬用のゼリーも活用してみましょう。

 

【回数を分けて与える】

それでも吐き戻しが見られるようでしたら、定量の風邪薬を一度に与えず、時間を開けながら少量ずつ口に運ぶようにしてみましょう。

一気に飲ませると風邪薬のすべての成分を吐き戻してしまいますが、数回に分けることで、全量を吐いてしまうことを防ぐことができます。

 

まとめ

体が未熟な赤ちゃんは、薬を吐き出してしまうことは、珍しくありません。

しかし、実際我が子が風邪薬を吐き戻すと、どうしたらいいのか戸惑いますよね。

風邪薬を飲んですぐ吐き戻すようでしたら飲み直すこともできるため、様子を見て飲ませてあげましょう。

ママも工夫しながら、赤ちゃんに風邪薬を飲ませてみてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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