赤ちゃんに最も多い「熱性けいれん」

赤ちゃんのけいれん

赤ちゃんを育てていると、「けいれん」という言葉を育児書や定期健診前のアンケートなどで、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

赤ちゃんは大人に比べて中枢神経系が未熟なため、大人よりもけいれんを起こしやすくなっています。

赤ちゃんのけいれんには、

 

・熱性けいれん

・憤怒けいれん

・てんかん

 

などがあります。

その中でも熱性けいれんは赤ちゃんに起こるけいれんの中で最も多く、どんな赤ちゃんにも起こる可能性があります。

 

赤ちゃんにけいれんが起きたとき、冷静に対応したいものですが、いざ自分の赤ちゃんが目の前でけいれんを起こしているとパニックになってしまいそうですよね。

そこで今回は、けいれんの中でも最も多い熱性けいれんについての解説と、赤ちゃんが熱性けいれんを起こしたときに冷静に対応できるように、対処法をご紹介します。

 

熱性けいれんとは

熱性けいれんは、生後6ヶ月から5歳くらいまでの乳幼児にみられるけいれんです。

赤ちゃんのけいれんの中では最も多く、発症率は7%~11%ほどです。

 

【単純型熱性けいれんと複雑型熱性けいれん】

熱性けいれんには、

 

・単純型熱性けいれん

・複雑型熱性けいれん

 

の2種類があります。

 

単純型熱性けいれんは、繰り返すことが少なく後遺症なども残りません。熱性けいれんのうちの8割ほどが単純型のものです。

 

複雑型熱性けいれんは、繰り返し発作を起こしたり、てんかんに移行してしまう可能性があるけいれんです。

単純型熱性けいれんの場合は入院などの必要はありませんが、複雑型熱性けいれんの場合は入院や治療が必要な場合もあります。

 

【熱性けいれんの原因】

赤ちゃんが38℃以上の高熱を出した際、発熱にともなって痙攣を起こす、良性の子どもの病気です。

 

また、両親のどちらかに熱性けいれんの経験がある場合、赤ちゃんも起こりやすい体質である可能性があるとも言われています。

必ずしも遺伝するというわけではありませんが、赤ちゃんが熱を出したときは様子をしっかりと確認してあげる必要があります。

 

【熱性けいれんの症状】

熱性けいれんの症状は、

 

・意識がなくなる

・手足がビクッビクッとけいれんする

・全身が突っ張る

・ぼーっと一点を見つめる

・白目をむく

・泡を吹く

・唇が紫になる

 

などがあげられます。

これらの症状は基本的には2~3分、長くても5分以内にはおさまります

症状がおさまった後はいつも通りの状態に戻ります。

 

熱性けいれんの対処法

赤ちゃんが目の前でけいれんを起こしたら、どんなママでも焦ってしまいますよね。

しかし、熱性けいれんは命にかかわることはほとんどありません。

赤ちゃんが熱性けいれんを起こした場合は、焦る気持ちを抑えて冷静に対応することが重要です。

 

【熱性けいれんが起きたときにしてはいけないこと】

熱性けいれんが起きたとき、してはいけないことは、

 

・大声で赤ちゃんを呼んだり、体を揺すること

・口の中に指やスプーンなどを入れないこと

 

特に、けいれんが起きると舌を噛んでしまうのではと思い、口の中に何かを入れる人がいますが誤食や窒息の危険性があるので絶対にしてはいけません。

大人の指も、ケガの可能性があるので口の中に入れるのはやめましょう。

 

【熱性けいれんの対処法①顔を横向きにする】

けいれんが起こったら、ミルクや食べたものを吐いてしまうことがあります。

吐いたもので気道をふさいでしまうことのないように、顔を横向きにしてあげましょう。

 

【熱性けいれんの対処法➁けいれんの時間を確認する】

赤ちゃんがけいれんを起こした場合、重要なのがどのくらいの時間けいれんが持続しているかということです。

通常、熱性けいれんのは長くても5分以内におさまりますが、10分以上けいれんがおさまらない場合は急いで病院へ行く必要があります。

気が動転して時間をはかる余裕を持てないかもしれませんが、おおよその時間でも把握しておくことが大切です。

 

【熱性けいれんの対処法③けいれん後の様子を確認する】

けいれん中の様子はもちろんのことですが、けいれんがおさまった後の様子もしっかりと確認するようにしましょう。

熱性けいれんは、けいれんがおさまった後の赤ちゃんは何事もなかったかのようにケロリとしていることがほとんどです。

気持ちが動転するかもしれませんが、けいれんしている時の様子を動画で撮っておくと診察の助けになります。できたら撮っておきましょう。

 

【救急車・夜間病院の目安】

熱性けいれんの場合、急いで病院へ行く必要のないものがほとんどですが、以下の症状が見られる場合は至急病院へ連れていく必要があります。

 

・けいれんが10分以上続く

・けいれんがおさまった後も意識が戻らない

・再びけいれんを起こす

・けいれん後の様子がいつもと違う

・まひが残る

 

これらの症状が当てはまる場合は、夜中であっても急いで受診するようにしましょう

 

まとめ

熱性けいれんは、赤ちゃんに多くおこるけいれんです。ほとんどの場合は良性のものが多く、後遺症も残りません。

 

熱性けいれんで一番怖いのは、ママが慌ててしまい、冷静に対応できないこと。

しっかりと知識を持って、いざ赤ちゃんがけいれんを起こしたときも落ち着いて対応できるようにしましょうね。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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