赤ちゃんが風邪の時の鼻水吸引方法

赤ちゃんが風邪の時の鼻水吸引方法

風邪の時は鼻水を吸ったほうがいい?

赤ちゃんは、風邪のひきはじめによく鼻水を出しますよね。大人のように自分で鼻をかむことができないので、鼻水・鼻づまりの時はママがこまめに取ってあげましょう。

 

ズルズル垂れている鼻水を赤ちゃんが自分ですすってしまうと、中に含まれるウイルスや細菌が体の中に入ってしまい、さらに症状を悪化させてしまいます。また、子どもに多い中耳炎の原因にもなりますので、鼻水はしっかり取ってあげることが大切なのです。

 

そこで今回は、赤ちゃんが風邪の時の鼻水吸引のやり方や注意点についてご紹介します。

 

鼻水吸引器の種類と特徴

赤ちゃんの鼻水を取る育児アイテムが、鼻水吸引器(鼻吸い器)です。一般的には、手動と電動の2種類があります。
ここではそれぞれの特徴についてご紹介します。

 

【手動タイプ】
手動の鼻水吸引器には、スポイトタイプ(先端を鼻に入れポンプを圧縮して鼻水を吸い出す)とチューブタイプ(鼻にチューブを入れて口で吸い出す)があります。
手動なので、ママの力加減で強さを変えることができ、電動のようにモーター音や振動がないので、赤ちゃんが怖がる心配が少ないのが特徴です。

価格も電動に比べて安く、数千円で購入できます。持ち運びにも便利なので、旅行や帰省の際に便利です。

 

しかし、手動タイプはやはり電動に比べて吸引力が劣ります。うまく吸えないこともあるでしょう。
また、チューブタイプは、ママの口に直接鼻水が入っていかないような構造になっているとは言え、鼻水に含まれるウイルスを吸ってしまうこともあります。そのため、二次感染を起こす危険性もあるのです。
使用後は、よくうがいをし、赤ちゃんの風邪がうつらないよう気を付けましょう

 

【電動タイプ】
電動の鼻水吸引器には、据え置きタイプと持ち運び可能なコンパクトタイプがあります。
据え置きタイプは病院にある医療用と同じようなもので、吸引力が強いのが最大の特徴です。

 

価格も10,000円以上しますが、他の感染症をもらうリスクがあるのにクリニックに鼻吸引のためだけに何度も通うよりも、自宅で吸引ができるメリットは大きいでしょう。ただし、吸引力が強い分、吸引音が大きいので、不慣れな赤ちゃんは怖がってしまうこともあります。

 

一方、持ち運び可能なコンパクトタイプは、据え置きタイプに比べて吸引力が劣るため、粘り気の強い鼻水はうまく吸えないこともあります。ただし、軽量でコンパクトなのでどこでも使え、価格も5,000円前後と手ごろなのが魅力です。

 

鼻水吸引器の正しい使い方

赤ちゃんは鼻が詰まっているとぐっすり眠れなかったり、おっぱいを上手に吸えなかったりして不機嫌になってしまいます。鼻水吸引器をうまく活用して、こまめに除去してあげましょう。電動・手動共通の、鼻水吸引器の正しい使い方についてご紹介します。

 

使うタイミングは、お風呂上りがベストです。体が温まっており、加湿されているので、ドロドロの鼻水も取りやすくなっています。

 

 

【①頭をしっかり固定する】
お座り前の赤ちゃんの場合は、足の間に赤ちゃんを置いて上から覗き込むような体勢で使用します。

 

 

【②鼻の穴に鼻吸い器の先端を軽くあてる】
吸いながら先端の角度を少しずつ変えて、鼻水が取りやすい位置を探します。
先端を鼻の奥まで差し込むと、鼻の粘膜を傷つけてしまうので注意しましょう。

 

 

【③吸い終わったら蒸れたガーゼで鼻を拭く】
赤ちゃんの鼻を優しく拭いて、鼻の下にワセリンなど保湿クリームを塗っておきましょう。
鼻水で肌荒れを起こさないためです。

 

鼻水吸引器の使用時に注意すること

鼻水吸引器を使用する際の注意点をご紹介します。

 

【①無理に吸引しすぎない】
鼻の中はとてもデリケートです。無理に吸い口を奥まで入れすぎると、鼻の粘膜を傷つけて鼻血が出てしまったり、気持ち悪くなり吐いてしまったりする子もいるので注意しましょう。
鼻の粘膜を傷つけてしまうと、そこからばい菌が入ってしまう恐れもあります。

 

また、強い圧で長時間吸引を続けると、耳の痛みにつながる可能性があります。
全ての鼻水を1回で取りきろうとは思わず、丁寧に吸引するよう心がけましょう

 

 

【②加湿をして鼻水を出しやすくしてから使用する】
乾燥した鼻水は取りにくく、赤ちゃんも嫌がってしまうので鼻水を取りやすい環境を作ってあげましょう。
先述したとおり、お風呂の後などは鼻の通りが良くなります。粘り気のある鼻水も取りやすくなるのでおすすめです。

 

 

【③鼻水吸引器のお手入れをしっかりする】
鼻を吸った後はしっかりと洗浄、消毒をする必要があります
カビなどが発生して不衛生になり、ウイルスや細菌が増殖してしまう可能性があります。
説明書をよく読み、その指示に必ず従いましょう。ベビーグッズの消毒液などを使用してしっかりと消毒するとより良いです。

 

まとめ

鼻水の吸い方にはコツがいるので、家の中で完璧に行うのは難しいと思います。しかし、少しでも症状が和らぐのであれば試す価値は大いにあります。
家庭での吸引はあくまで補助的なものとして考え、症状の改善が見られないときは病院で診てもらうようにしてくださいね。

この記事を書いたライター

西村 みどり
西村 みどり

信州在住。 3歳の娘と猫2匹と暮らしています。 フルタイムで働きながら、空いた時間でライターを勉強中。 休みの日に娘と公園に行ったりするのが楽しみです。

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