赤ちゃんが風邪!病院を受診する目安は

赤ちゃんが風邪!病院を受診する目安

赤ちゃんが病院を受診する目安

赤ちゃんに風邪の症状がみられると、ママは心配しますよね。しかし、赤ちゃんって風邪が原因でなくても気温差や環境の変化で、咳や鼻水を出したり、熱を出したりすることもあります。焦って病院に連れて行ったのに数時間後にはケロっと治っていることもよくあることなので、どのくらいの症状で病院に行ったらいいのか悩んでしまいますよね。

 

まずは赤ちゃんが病院を受診する目安についてご紹介しましょう。

 

【平熱より高い熱】
赤ちゃんの平熱は少しだけ高めです。体温を測ったら高い熱だったとしても、もともと平熱が高い赤ちゃんは、風邪じゃなくてもたまたま寝起きだったり、動いた後だったりして高かっただけということもあります。日ごろから、赤ちゃんの大体の平熱を確認しておきましょう
その上でいつもより高い熱が出ていてしばらく様子を見ても下がらない場合は、病院を受診するようにしましょう。

 

【鼻水や咳が続く】
赤ちゃんは鼻や口からホコリが入っただけでも鼻水や咳が出ます。
風邪かどうかの見極めとして、鼻水を何度拭いても流れてくるときや、くしゃみをした時に大量の鼻水が一気に出てくる場合、乾いた咳や痰が絡んだような咳が続いている場合は風邪の疑いがあるので病院を受診しましょう。症状そのものがあまり酷くなくても、2〜3日続いている場合は、アレルギー性の咳や鼻水も考えられるので病院で診てもらうといいでしょう。

 

【下痢・嘔吐】
下痢や嘔吐が続くお腹の風邪は、脱水を起こす危険があります。嘔吐を繰り返し、水分がとれない場合は特に注意が必要です。ウイルス性の感染症の可能性も考えられるため、早めに病院を受診し、適切な処置を受けてください

 

【おしっこの回数が少ない】
熱が高いと汗をかくことがありますが、水分を十分にとれないとおしっこの回数が少なくなることもあります。脱水を起こす危険性があるため、早めに病院を受診しましょう

 

【ぐったりしている】
脱水を起こしていたり、頭痛やめまいをおこしてぐったりしているなど、体の異常が起きている可能性が考えられるため、早めに病院を受診しましょう

 

【周囲で感染症が流行っていて症状が疑われる場合】
保育園などで集団生活をしてると、園内で感染症が流行ることがあります。疑わしい症状が確認できたら、念のため病院を受診しましょう
特にインフルエンザは感染力が強く、赤ちゃんが感染すると重症化することもあります。適切な処置をすることで、長引かせることなく、また二次感染を起こすリスクを減らせるので、疑わしい場合は病院を受診しましょう。

 

自宅で様子を見ても良いケース

熱はあるけれど食欲があって元気な場合、自宅で様子を見てみても良い場合があります。

先ほども少し触れていますが、赤ちゃんは寝起きは体温が高くなる傾向にあり、動き回って体温が上がっただけということもあるからです。体温調節がまだ上手にできないため、厚着をしたり、室温が高かったりすると体内に熱がこもって、体温が上がることもあります。

 

部屋の温度や服は適切か確認してみましょう。水分をとって少し様子を見てみて、平熱に戻るようなら問題ありません。ただし、熱は夕方から上がってくることが多いため、元気そうだからと言っても、あまり無理をせず早めに休むようにしましょう。

 

数時間たっても熱が下がらない場合や咳、鼻水などのほかの症状が現れた場合は風邪の疑いがあります
また、元気はあっても食欲が落ちている場合は、喉に炎症を起こしていることも考えられるので一度病院で診てもらった方が安心です

 

3ヶ月未満の赤ちゃんはすぐに受診を

生後間もない赤ちゃんは体調が急変しやすいので、いつもの平熱よりも高い熱が続く場合はすぐに病院へ行きましょう。3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは細菌感染症にかかりやすいとも言われています。治療が必要になってくるので、すぐに診てもらってください。

 

迷ったら「子ども医療電話相談」へ!

病院が開いている時間ならいいのですが、土日や夜間で病院が閉まっている時、子どもが高い熱を出し風邪の症状で苦しそうにしていたり、嘔吐や下痢が続いていたら心配になりますよね。救急外来などに受診してもいいのか悩むこともあるかと思います。

病院を受診すればいいのか迷う場合は、子ども医療電話相談に電話してみましょう

 

#8000」に電話をかけると、小児科の医師や看護師が電話で相談にのってくれたり、症状や子どもの様子を聞いたうえで緊急性が高い場合はその時間に受診できる病院を紹介してくれます。
判断に迷った時は頼ってみましょう。

 

まとめ

赤ちゃんは風邪を引くと、あっという間に症状が悪化してしまうこともあります。ちょっとした咳や鼻水だったと思っても、長引くと中耳炎や肺炎を起こしてしまい、酷い時には入院…なんてことになりかねません。
たいしたことないと思っていても、やはり素人には気が付けないことも多くあるため、不安なときは悪化してしまう前に病院を受診するようにしましょう。

 

赤ちゃんの体調がいつもと違うなと思ったら、こまめに様子を見て体調の変化に気をつけてください。また、お世話をするママやパパもあまり無理はせず、体調管理に気を付けながら看病しましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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