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赤ちゃんに熱があるとき
赤ちゃんが急に熱を出すと、ママも不安になってしまいますよね。
赤ちゃんの発熱の原因のほとんどは、風邪であることが多く、体がウイルスや細菌と戦っている証拠でもあるため、必ずしも無理に熱を下げなければいけないわけではありません。
しかし、小さな赤ちゃんが苦しそうにしていて、なかなか眠れないようであれば、熱を下げるために冷やしてあげても構いません。
具体的にどのようにして赤ちゃんの熱を下げてあげれば良いのでしょうか?
今回は、赤ちゃんに熱があるときの冷やし方についてご紹介します。
赤ちゃんに熱があるときの冷やし方
赤ちゃんに熱があるときに、自宅でできる冷やし方を見ていきましょう。
【①氷枕で頭を冷やす】
赤ちゃんが嫌がらないようであれば、氷枕を使い、頭を冷やしてあげましょう。
氷枕をタオルで巻き、冷やし過ぎないように注意してくださいね。
【②氷のうで脇の下や足の付け根を冷やす】
氷のうを使い、太い血管が通っている脇の下や足の付け根を冷やすのも効果的です。
氷のうがない場合は、保冷剤をタオルで巻いて、脇の下などに当ててあげると良いでしょう。
【③おしぼりで体を拭く】
ぬるま湯で浸したおしぼりで、体を拭いてあげると熱が下がることがあります。
赤ちゃんも、スッキリして気持ち良く感じてくれるかもしれません。
【④服装や室温で調節する】
エアコンや加湿器などを使い、快適な室温・湿度に調節してあげることも大切です。
また、熱が上がりきった後は、体に熱がこもらないよう、薄着にさせて熱を放出させてあげてください。
熱を冷やす際に冷却シートは使っていい?
赤ちゃんが熱を出したときに、おでこに貼り付けるタイプの”冷却シート”を使ってもいいのかな?と悩むママもいますよね。
氷枕などを用意するよりも、とても手軽なように思えますが、小さな赤ちゃんの場合は、寝ている間に冷却シートがずれてしまい、口や鼻を塞いでしまう恐れがあるため、大変危険です。
また、冷却シートよりも氷枕や氷のうの方が、効率よく熱を冷やす効果がありますので、できれば氷枕や氷のうを使った方が良いでしょう。
赤ちゃんの体の熱を冷やすタイミングは?
赤ちゃんが発熱をしたときに、温めた方が良いのか?それとも冷やした方が良いのか?悩んでしまいますよね。
赤ちゃんの熱が上がっているときは、寒さを感じるため、体が震えて手足も冷たくなるので、温めてあげるのが基本です。
しかし、熱が上がりきると、今度は逆に手足が温かくなってきます。
これが、体の熱を冷やすタイミングです。
熱がこもらないように、前述のような方法で、熱を放出させてあげましょう。
赤ちゃんの熱を冷やすときの注意点
赤ちゃんが熱を出したときに冷やす場合は、以下の点に注意しましょう。
【①冷やしても病気が治るわけではない】
赤ちゃんが発熱をしたときに、冷やすということは、直接的に病気を治すことにはつながりません。
あくまで体が楽になる・眠りやすくするために行うものです。
赤ちゃんが嫌がるようであれば、無理に冷やさなくても良いでしょう。
【②体の冷やし過ぎに注意する】
生後3ヶ月未満の赤ちゃんの場合、氷枕や氷のうなどで冷やし過ぎてしまうと、体温が下がりすぎてしまう危険があるため注意しましょう。
また、保冷剤を使って冷やす場合は、直接、赤ちゃんの体に冷却部分が長時間当たらないよう、タオルやガーゼで包んで使うようにしてください。
赤ちゃんが発熱したときの自宅での過ごし方
赤ちゃんが熱を出したときは、なるべく慌てずに冷静に赤ちゃんの体調を観察することが大切です。
熱があっても機嫌がよく、食欲もあるようであれば、しばらく自宅で様子を見ても良いでしょう。
自宅で過ごす場合は以下の点に気を付けながら、安静に過ごすようにしてくださいね。
【熱があるときの入浴は控える】
熱があるときは、湯船に浸かるような入浴は避けるようにします。
もし、微熱程度しかなく、元気なようであれば、日中の早い時間帯に軽くシャワーで体の汗を洗い流しても構いません。スッキリして気持ちよく感じるでしょう。
【こまめに水分補給をする】
熱があるときは、体が汗をかいて体温を下げようとしますので、大量の汗をかきます。
脱水にならないよう、こまめに水分補給をしましょう。
もし食欲がない場合は、無理に食べさせる必要はありません。
ただし、食欲がない場合でも水分だけはこまめに摂取するようにしてください。
食事がとれなくても、水分さえとれていれば、問題ありません。
【汗をかいたらこまめに着替えさせる】
赤ちゃんが汗をかいたら、体が冷えないようにこまめに着替えさせるようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんの急な発熱は、ママもびっくりしてしまうと思いますが、緊急性のない発熱の場合は、今回ご紹介したような熱を冷やすタイミングや冷やし方を参考に、適切な処置をして様子を見るようにしましょう。
赤ちゃんは、急に体調を崩すことがよくありますから、日ごろから氷枕やイオン飲料など、常備しておくと安心です。
万が一、自宅でケアをしていて体調に変化が見られた場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。