赤ちゃんが風邪のとき離乳食はどうする?
赤ちゃんが風邪を引くと、食欲が落ちてしまい何も食べなくなってしまうということもありますよね。
そんなとき、離乳食はどのように進めていけばよいのでしょうか。
離乳食初期から離乳食後期にかけて順調に進めていても、風邪を引いて食べられなくなった場合は、一旦ストップすることも考えましょう。
また、風邪のときは無理やり食べさせるのではなく、赤ちゃんに食欲がありそうなときだけ与えるか、症状が治ってから食べさせるのがおすすめです。
赤ちゃんの風邪には色々な種類がありますが、症状によって離乳食の作り方を変える必要があります。
今回の記事では、赤ちゃんが発熱・下痢・嘔吐するときの症状に分けて、控えたい食材とおすすめの離乳食メニューをご紹介していきます。
赤ちゃんが発熱のときの離乳食
赤ちゃんが発熱している場合は、無理に食べさせないようにしましょう。
汗をかくので、母乳やミルクをこまめに飲ませ、おしっこの量を見ながら湯冷ましや麦茶などでしっかりと水分補給を行います。
食欲を感じられたら、離乳食を食べさせて、ゆっくりと様子をみながら進めていってください。
以下に、控えたい食材と食べやすいメニューを離乳食の期間別にご紹介いたします。
【控えたい食材】
◎脂っこいもの
◎海藻類
◎こんにゃく
◎お菓子
◎きのこ類
【発熱時でも食べやすいメニュー】
~離乳食初期~
・野菜や果物のとろとろスープ
りんごやかぼちゃ、にんじんなど消化に良いものを使って、いつもよりさらに柔らかく作りましょう。
~離乳食中期~
・豆腐がゆ
消化の良い豆腐を使って、いつものおかゆよりも少し柔らかめに作りましょう。
~離乳食後期~
・野菜や鶏肉を入れたおかゆ
後期になると、色々なお肉を食べている赤ちゃんもいるのではないでしょうか。
鶏肉を用いていつもよりも柔らかいおかゆを作ってみましょう。
赤ちゃんが下痢のときの離乳食
赤ちゃんの下痢には色々な原因が考えられますが、食欲がある場合のみ食べさせるようにしましょう。
下痢の時はあまり腸を刺激しないように気をつけるのがポイントです。
控えたい食材とおすすめメニューをご紹介いたします。
【控えたい食材】
◎脂っこいもの
◎繊維が豊富な食材
◎柑橘類
◎冷たい食材
◎市販のお菓子
【下痢をしているときでも食べやすいメニュー】
~離乳食初期~
・すりおろしりんごとイオン飲料
すりおろしたりんごに幼児用イオン飲料を混ぜて、しっかり水分補給をさせましょう。
~離乳食中期~
・パン粥に玉ねぎのみじんぎり
トロトロとして食べやすいパン粥に、柔らかくした玉ねぎと粉ミルクを溶かし、最後に好みできな粉をまぶしても。
~離乳食後期~
・野菜を加えた温かいそうめん
そうめんに柔らかいにんじんとかぼちゃ、小さくした豆腐を加えてみてはいかがでしょうか。お腹に優しく食べやすいメニューです。
赤ちゃんが嘔吐するときの離乳食
赤ちゃんは大人よりも吐きやすく、風邪などの体調不良があるとすぐに症状が出てしまう場合があります。
嘔吐してしまうと、離乳食を食べさせても良いのか疑問に思いますよね。吐いてしまった分を、水分や食べ物で補った方が良いかと悩んでしまうでしょう。
しかし、すぐに食べさせてしまうと、また吐いてしまう原因になるため、嘔吐がある程度落ち着いてから少量ずつ食べさせてください。
嘔吐による脱水症状の危険があるため、水分だけはこまめに補給するようにしましょう。
【控えたい食材】
◎乳製品
◎冷たい食材
◎刺激の多い食材
◎脂っこい食材
◎かんきつ類
◎きのこ類
【嘔吐時でも食べやすいメニュー】
~離乳食初期から離乳食後期~
吐き気が治まるまでは離乳食を控え、落ち着いたら母乳やミルクを与え、消化の良いものから与えましょう。
離乳食後期であっても、少し柔らかめのおかゆを与えて様子を見ると良いです。
離乳食の量は半分から進めて、食べても嘔吐しないのであれば徐々に元の量に戻していきます。
おかゆが大丈夫でしたら、うどんやそうめんなどに野菜を加えたものを食べさせ、様子を見るようにしてください。
まとめ
赤ちゃんは大人よりも風邪の症状が出やすく、主に発熱・下痢・嘔吐の場合が多くみられます。
離乳食の時期は特に、まだ赤ちゃんも食べ慣れていないため無理に食べさせると、症状が悪化してしまう場合もあります。
症状が強く出ているときは母乳やミルク、それに加え麦茶などの水分摂取だけでも大丈夫です。
水分も受け付けない様子だったり、ぐったりしているなどの別の症状が現れ出したら、早急にかかりつけ医を受診するようにしてください。
症状が治まり食欲が出てきたら、控えたい食材を参考にして、離乳食期ごとのおすすめメニューを試してみてはいかがでしょうか。
このとき、焦って無理に食べさせないよう注意してください。
赤ちゃんが風邪で苦しんでいる様子を見ると、ママも不安になってしまいますが、水分さえとれていれば問題ありませんので、焦らず赤ちゃんの体調を見ながら離乳食を与えてくださいね。