赤ちゃんが風邪を引いたらどう過ごす?
赤ちゃんが風邪を引いたら、ママとしては非常に心配になりますよね。
赤ちゃんの風邪は、重症でなければ病院へ連れて行ったとしても、その後は家で過ごすこととなります。
風邪を引いた赤ちゃんと、家でどのように過ごしたらよいのか、悩んでしまうママも多いかもしれませんね。
そこで今回は、赤ちゃんが風邪を引いた時の家での過ごし方について、以下で詳しくご紹介します。
【症状別】家での風邪の対処法
では早速、赤ちゃんが風邪を引いた際の症状別に対処法をご紹介します。
【鼻水が出る時】
赤ちゃんに鼻詰まりがあると、授乳の際息がしにくくなり、十分な水分・栄養補給ができなくなってしまうこともあります。
また、息苦しくてしっかりと眠れず、不機嫌になりがちです。
しかし赤ちゃんは、自身で鼻をかむことができません。
そのため、鼻水の症状がある場合は吸い取ってあげましょう。
おすすめなのは、電動タイプの鼻吸い器です。
ママが直接チューブを口にくわえて、赤ちゃんの鼻水を吸うものもありますが、あまり吸引力がないうえにママに風邪がうつってしまうリスクもあります。
【咳が出る時】
部屋が乾燥していると、赤ちゃんの咳がますますひどくなることもあります。
加湿器などで、部屋の湿度を高くしてあげると、咳の症状が和らぎますよ。
加湿器がない場合は、濡れたタオルを部屋に干すだけでずいぶんと変わります。
また、横になると咳がひどくなる時は、縦抱きをしてあげると楽になることもあります。
【熱がある時】
赤ちゃんは大人よりも体温が高いため、37.5度以上の場合が「発熱」となります。
38.5度よりも高い「高熱」の場合は、赤ちゃんの様子をしっかりと観察しましょう。
熱があると、「しっかりと体を温めなければ」と思うママもいるかもしれませんが、温めすぎは熱がこもってしまい逆効果のことまります。
ある程度熱が上がり切ったら、赤ちゃんを薄着にしての体を冷やしてあげましょう。
【下痢をしている時】
赤ちゃんが下痢をしている時は、水分補給をしっかりと行いましょう。
赤ちゃんが離乳食を食べている場合は、量を減らしたり、いつも以上に柔らかく消化に良いものを与えてください。
また、赤ちゃんが下痢をしている時は、赤ちゃんのお尻がかぶれやすくなります。
こまめにおむつをチェックして、少量でもうんちが出ていたら取り替えてあげましょう。
赤ちゃんのお尻が赤くなってきたら、おしりふきを使用するとその刺激によってより赤くなってしまうことがあります。
そのため、赤ちゃんが下痢をしている時には、お尻をぬるま湯で流してあげたり、お湯にコットンを浸したものでケアをしたりしましょう。
家庭内感染を防ぐためにも、おむつ交換をした後はいつも以上にしっかりと手を洗いましょう。
【嘔吐をした時】
赤ちゃんが嘔吐をしたら、下痢の時と同様に脱水に注意が必要です。
しかし、吐いた直後は水分を与えずに、30分程度様子を見てから少しずつ与えてください。
また、自身の吐しゃ物で喉を詰まらせないように、赤ちゃんを横向きに寝かせるようにしましょう。
もとに戻ってしまう場合は、背中側に水を入れたペットボトルを数本置くと姿勢が固定されやすいです。
吐しゃ物の処理はなるべく使い捨てのビニール手袋などをして行い、処理後はしっかりと手を洗いましょう。
赤ちゃんが風邪の時のお風呂
赤ちゃんが風邪を引くと、お風呂に入っていいか心配になりますよね。
結論から言うと、赤ちゃんが風邪の時でもお風呂に入っても問題ありません。
しかし、湯船にゆっくり浸かるのは避けるようにしてください。
湯船に浸からずシャワー浴だけでも十分です。汗や吐物などの汚れ、お尻の汚れなどを流すようにしましょう。
また、赤ちゃんがよく眠っていたり、機嫌が悪かったりする場合は無理に入れる必要はありません。
赤ちゃんが風邪の時のおうち遊び
赤ちゃんは、風邪を引いて熱があったとしても嘘のように元気なこともあります。
そんな時は、赤ちゃんのご機嫌を保つためにも、家で簡単な遊びができると良いですね。
以下で、家にあるもので赤ちゃんと楽しく遊べる方法をご紹介します。
【手遊び・ふれあい遊び】
遊べる時期:0ヶ月~
手遊び歌や、ふれあい遊びは、赤ちゃんがねんねの時期から遊べます。
ゆったりとしたリズムのものを選べば、赤ちゃんも穏やかな気持ちで遊べるかもしれません。
あまり手遊び歌を知らないというママは、youtubeなどを参考にしながらこれを機に覚えてみてくださいね。
【新聞遊び】
遊べる時期:生後8ヶ月~
赤ちゃんがおすわりができるようになったら、新聞遊びがおすすめです。
新聞紙をびりびり破いたり、丸めてボールのように転がしたりすると喜びます。
赤ちゃんがうっかり口に入れてしまわないように注意してくださいね。
まとめ
赤ちゃんが風邪を引いた時は、家でのケアも重要となってきます。
風邪を引いた赤ちゃんは、不機嫌になることが多く、ママは看病で疲れ切ってしまうかもしれません。
ママも体調を崩してしまっては、元も子ありません。
パパなど、家族と協力し合いながら、無理をせずに赤ちゃんと家で過ごすようにしましょう。