赤ちゃんの頭皮の乾燥!原因と対処法

赤ちゃんの頭皮の乾燥

赤ちゃんの頭皮が乾燥してカサついていたり、フケが気になるママは多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの頭皮が乾燥していると痒そうで、痛々しくてかわいそうですよね。

 

赤ちゃんの肌はとてもデリケートで、それは頭皮も同じことが言えます。
「頭皮」というと、髪の毛に覆われているため強そうなイメージがあるかもしれませんが、頭皮も皮膚の一部。
適切なケアをしてあげることで、症状も軽減されますよ。

 

赤ちゃんの頭皮の乾燥の原因としては

 

・脂漏性湿疹
・乾燥性湿疹

 

などが主に挙げられます。
今回は、それらの症状について対処法とともに詳しくご紹介します。

 

赤ちゃんの頭皮乾燥①脂漏性湿疹

【脂漏性湿疹とは】
生まれてすぐの赤ちゃんは皮脂の分泌が盛んで、皮脂により毛穴が詰まり湿疹につながってしまいます。
これが「脂漏性湿疹」です。
脂漏性湿疹は、生後1週間~2ヶ月頃の低月齢の赤ちゃんに起こりやすく、それからは次第に落ち着いてくることがほとんどです。

 

【脂漏性湿疹の症状】
脂漏性湿疹の主な症状は以下の通りです。

 

・頭皮がうろこ状になる
・頭皮にかさぶたができる
・黄色っぽいフケが出る
・頭皮に赤いカサカサした部分がある
・髪の毛や頭皮にべたつきがある
・脂っぽいにおいがする

 

これらの症状は頭皮だけでなく、生え際や眉毛などにも出ることがあります。

しかし、首から下の手足や体には症状はほとんど出ません、

 

【脂漏性湿疹の対処法】
脂漏性湿疹の対処法として大切なのはしっかりと汚れを落として清潔にすることです。
月齢に合ったベビーシャンプーをしっかりと泡立てて、赤ちゃんの頭皮を優しく洗ってあげましょう。

 

そしてお風呂あがりにはしっかりと保湿をするようにしてください。

「皮脂が原因なのに保湿が必要なの?」と思うママもいるかもしれませんが、頭皮を洗うことで、本来必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
皮脂が不足した状態の肌は、足りない皮脂を補おうと必要以上の皮脂を分泌し、結果として脂漏性湿疹につながってしまうのです。
これは大人のニキビなどにも同じことが言えますよね。

 

脂漏性湿疹の多くは、赤ちゃんが成長するとともに症状が改善されていきますが、これらのことを試しても症状が長期化する場合は、一度かかりつけの小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。

 

また痒みが強く赤ちゃん自身がかきむしってしまう場合、湿疹がジュクジュクとして黄色い液体が出ている時、匂いがきつくなってきた時、頭部だけでなく体にも湿疹がではじめた時も、受診をするようにしましょう。

 

赤ちゃんの頭皮乾燥②乾燥性湿疹

【乾燥性湿疹とは】
乾燥性湿疹とは、その名の通り乾燥により起こる湿疹のことです。
生後間もない赤ちゃんは皮脂の分泌が活発ですが、生後3ヶ月頃からは分泌量も落ち着き、逆に乾燥しがちになってきます。

 

赤ちゃんの乾燥性湿疹は、生後4~6ヶ月頃が発生しやすい月齢ですが、それ以降でも冬など空気が乾燥している時期にはなりやすいので注意が必要です。

 

【乾燥性湿疹の症状】
乾燥性湿疹は、

 

・頭皮が赤くガサガサする
・白いフケが出る
・頭皮が粉をふいたようになる
・かゆみを伴う

 

といった症状が見られます。
脂漏性湿疹は頭皮や生え際など、症状が出るのが首から上なことに対して、乾燥性湿疹は全身に症状が出ることが多いです。

 

【乾燥性湿疹の対処法】
乾燥性湿疹の対処法は、保湿をしっかりとすることです。
頭皮に保湿というと、あまりなじみがないかもしれませんが、頭皮も肌の一部なのでしっかりとケアをしてあげましょう。

 

保湿性の高いしっとりとしたベビーシャンプーを使用したり、赤ちゃんの頭皮用の保湿剤を塗るようにすると良いでしょう。
赤ちゃんがお風呂から出た際は急激に水分が失われていくため、なるべく早く保湿剤を塗ってあげてくださいね。

 

乾燥性湿疹はかゆみを伴うことが多いため、赤ちゃんがかきむしってしまったりと、つらそうにしているようなら一度小児科や皮膚科を受診してみてください。
赤ちゃんの症状に合った保湿剤や、塗り薬を処方してくれますよ。

 

赤ちゃんの頭皮が乾燥した際の注意点

赤ちゃんの肌が乾燥した際、すべての原因に共通して言えることが「乾燥した皮膚を無理にはがそうとしない」ということです。

 

脂漏性湿疹の場合はかさぶた、乾燥性湿疹の場合はフケや粉ふきなどが頭皮に付着して気になることがあるかもしれません。
つい、手ではがしたくなってしまうかもしれませんが、ただでさえ皮膚トラブルを起こして敏感になっている赤ちゃんの肌に、余計な刺激を与えることは厳禁。
お風呂で洗う時や、保湿剤や薬の塗布以外はなるべく触らないようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、デリケートなため少しの体調や環境の変化でもトラブルにつながることがあります。
頭皮ももちろん皮膚の一部なので、しっかりと観察し適切なケアをしてあげるようにしましょう。

 

また、病院を受診した際、塗り薬にステロイド剤などを処方されて不安に思うことがあるかもしれませんが、医師が必要と判断した薬を自己判断でやめるのはおすすめできません。
不安に思うことがあればその場で質問をして、ママが納得できるケアの方法をしっかりと探してくださいね。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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