赤ちゃんの透明鼻水は風邪?
赤ちゃんはよく鼻水が出るなあ、と感じている方は多いのではないでしょうか。
また、赤ちゃんは自分で鼻をかむことができないので、とても苦しそうに感じますよね。
鼻水が出ていると、風邪を引いたのかな?と心配になる方がほとんどではないでしょうか。
そもそも、鼻水ははぜ出てくるのでしょうか。
まず、鼻水は「色や特徴」によって考えられる病気が異なります。
鼻水の症状が見られる場合は、まずその色と特徴をよく観察しましょう。
今回は透明な鼻水が出ている場合の原因や状態、対処法について解説していきます。
赤ちゃんの透明鼻水の原因
鼻水は風邪を引いた時に出るという印象が強いですが、他にも気温の変化やアレルギー反応が原因の場合があります。
透明な鼻水の他に、白い、黄色っぽい、緑色、血が混じっている赤い色、茶色、黒色などがあります。
それでは今回は、透明でサラサラしている鼻水が出る原因についてご紹介いたします。
【気温の変化】
咳や発熱などの風邪症状がなく、透明でサラサラしている鼻水の場合、気温の変化が原因と考えられます。
特に冬の寒い時期や、季節の変わり目などに出やすくなります。
一時的に、くしゃみが伴うこともあるでしょう。
温度差が刺激になって鼻の粘膜の血管が広がり、粘膜が腫れることで鼻水として症状が現れます。
朝・晩と日中の温度差が大きい時は特に注意しましょう。
【風邪の初期症状】
透明でサラサラしている鼻水は風邪の初期にも出やすくなります。
ウイルスや細菌が侵入した際、防衛反応として鼻水が出ます。
透明な鼻水以外にくしゃみが1日のうちに何度も出る場合、風邪の初期症状の可能性が高いでしょう。
次第に鼻水が黄色や緑色に変化し、咳や発熱などの症状を伴うと風邪の疑いがあると言っても良いでしょう。
赤ちゃんの透明鼻水の対処法
透明な鼻水が出ている場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
【清潔なガーゼや綿棒で優しく拭き取る】
赤ちゃんは自分で鼻をかむことができないので、放っておくとすぐに鼻が詰まってしまいます。
また、肌についた鼻水によって肌荒れを起こしてしまう可能性も。
透明な鼻水が出ていることに気づいたら、清潔なガーゼや綿棒で優しく拭き取りましょう。
ガーゼは少し湿らせておくと肌への負担が軽減されます。
ガーゼや綿棒で拭き取った後は、他の家族への感染を防ぐためにママやパパはしっかり手洗いしましょう。
【鼻吸引機で吸う】
透明な鼻水の場合は、鼻吸引機で吸う方法もあります。
まず、赤ちゃんは自分で鼻をかむことはできません。
手で鼻水を拭き取るよりも、鼻吸引機を使った方がスッキリする場合もあります。
赤ちゃんの鼻はデリケートなので鼻水が出やすいので、あらかじめ準備しておくと安心でしょう。
鼻吸引機には主に、手動と電動の2種類があります。
手動タイプは赤ちゃんの様子を見ながら、吸う力を細かく調整するというメリットがあります。
大人が吸い取る方法や、ポンプのように手で調整しながら吸引するものがあります。
電動タイプは吸引力が大きく、手際良く済ませることができます。
電動なので比較的大きくかさばり高価なものが多いですが、楽に済ませたい方にはおすすめと言えるでしょう。
このようにそれぞれメリットとデメリットがありますので、使う頻度やお手入れ方法などによって選ぶと良いでしょう。
【自宅でゆっくり過ごす】
風邪の初期症状が原因の鼻水の場合、これから風症症状としてさらに悪化する可能性がかなり高いと言えるでしょう。
特に、周りで風邪やウイルス感染の病気が流行している場合、できるだけ無理なお出かけは控えて自宅でゆっくり過ごすようにしましょう。
【病院を受診する】
透明な鼻水が出ている場合、すぐに病院に行く必要はあまりないでしょう。
ただし、鼻水以外の症状で
・38度以上の発熱
・鼻がすぐに詰まっていて上手く拭き取れない
・咳を伴う
・ミルクや母乳を飲まない
・食欲がない
以上のような場合は耳鼻咽喉科や小児科を受診する方が良いでしょう。
赤ちゃんの透明鼻水の注意点
赤ちゃんの透明な鼻水の場合、まずは上記で挙げたような対処法をすれば大丈夫と言えるでしょう。
ただし、このような場合は注意が必要です。
【無理に拭き取らない】
鼻水が出ている場合、綿棒やガーゼで拭き取るなどの対処法をご紹介しましたが、くれぐれも無理に拭き取らないようにしましょう。
なかなか鼻水が拭き取れなくて奥にまで綿棒を突っ込んでしまうと、粘膜を傷つけてしまうため注意してくださいね。
まとめ
赤ちゃんの鼻はデリケートなので、気候などの変化により出やすいものです。
赤ちゃんの鼻水が出ている場合、まずは鼻水の色や特徴を確認するようにしましょう。
今回は透明でサラサラしている場合の鼻水について、原因や対処法をご紹介いたしました。
透明な鼻水が出る原因として、風邪の引き始めやアレルギー反応によることが挙げられます。
主な対処法としては、清潔なガーゼなどで拭き取る、鼻吸引機で吸い取る、自宅でゆっくり過ごす、などをご紹介いたしました。
透明な鼻水以外の症状がないかもよく確認をして、注意点に気をつけながら場合によっては耳鼻咽喉科や小児科を受診することも検討しましょう。