赤ちゃんの目が腫れている時
赤ちゃんの目が腫れぼったい、赤くなっている…などの症状が見られる場合、原因や対処法が気になりますね。
また、病院に連れていく場合は、小児科が良いのか、眼科が良いのかも悩むママもいるでしょう。
目は大切な器官だからこそ、適切に対処してあげたいもの。
今回は赤ちゃんの目が腫れている時の対処法についてまとめました。
赤ちゃんの目の腫れは何科へ?
赤ちゃんの目が腫れている場合、小児科と眼科、どちらを受診するといいのでしょうか。
【目以外にも症状がある場合】
目以外にも皮膚症状や風邪の症状など、気になる他の症状が見られる場合は、かかりつけの小児科を受診しましょう。それ以外の症状と併せて、目の腫れについても診てくれます。
小児科でも目の検査や視力の確認などは可能です。より詳しい検査が必要な場合は、小児科から眼科を紹介してもらえるので、かかりつけの小児科を受診すると安心ですよ。
また、赤ちゃんを眼科に連れていくにしても、どこの眼科を受診すればいいのか迷う場合も、小児科を受診するといいでしょう。
【目だけに症状がある場合】
赤ちゃんの目の腫れだけが気になり、他に気になる症状がない場合は、眼科を受診してもかまいません。また、皮膚症状が強い場合は、皮膚科を受診してもいいでしょう。
しかし、どこの眼科や皮膚科を受診するといいのか分からない場合は、先にかかりつけの小児科に相談するのがおすすめです。
赤ちゃんの目が腫れる原因
赤ちゃんの目が腫れている場合、考えられる原因は次のようなものです。ただし、自己判断はせず、気になるようなら受診してください。
【1.打撲などによるもの】
目や目の周りを強くぶつけた、打った場合に目が腫れることがあります。内出血や骨折の可能性があるので、必ず受診しましょう。
外科治療の場合は、小児科によっては処置できない場合があるので、電話でケガをしたことを伝え、処置できるかを確認するとスムーズです。
【2.アレルギー性結膜炎】
ハウスダストなどのアレルゲンが目に入り、その影響で目が腫れることがあります。これをアレルギー性の結膜炎といいます。腫れの他にも、目が充血したり、かゆがったり、目やにが白っぽいなどの症状が出ます。
症状が続く場合は受診しましょう。
【3.細菌・ウイルス感染による結膜炎】
細菌やウイルスが原因の目の腫れは細菌感染・またはウイルス感染による結膜炎が考えられます。細菌には黄色ブドウ球菌や肺炎球菌など、ウイルスはアデノウィルスなどが目に入り込むことによって目が腫れます。
症状は目の充血、痛み、大量の目やに、目がごろごろするなどさまざまです。
細菌やウイルスが原因の結膜炎は大人など他の人に移る場合もあります。アレルギー性の結膜炎との違いも分かりづらいです。できるだけ早めに受診をして対処しましょう。
【4.アトピー性皮膚炎】
アトピー性皮膚炎の場合も、目が腫れたような症状が出る場合もあります。ひどくかゆがる、肌が粉を拭くくらいに荒れている、目以外の箇所にも同じような皮膚の症状があるなどの症状が出ます。
小児科や皮膚科を受診しましょう。
赤ちゃんの目が腫れている時の対処法
赤ちゃんの目が腫れている時には、まず次の対処をとりましょう。
【腫れの様子を観察する】
・痛がっているのか、かゆがっているのか
・目の中は充血していないか
・目やには出ているか
・その他の症状はないか
腫れた時の様子を観察し、受診した際に医師に伝えます。また、目の腫れの原因が思い当たる場合は、それも一緒に伝えましょう。
【赤ちゃんが目を触らないように気をつける】
赤ちゃんは目に違和感があると、目を触ろうとします。触ったり擦ったりすることで、症状が悪化することがあります。
できる限り目を触らないように、おもちゃを持たせたり、抱っこしたりしながら、注意を他に向けてあげましょう。
【腫れを冷やす】
腫れが大きい場合は、冷たいタオルや冷却材を包んだタオルなどで、腫れた箇所を冷やしましょう。痛みやかゆみがある場合は、少しその違和感が治まることがあります。
受診するまで、冷やしてあげるといいでしょう。
【目ヤニは優しくガーゼでぬぐう】
目の腫れと同時に目ヤニの量が多い場合は、優しくぬぐってあげましょう。目と目の周りの皮膚はとてもデリケートな部分です。決して、手で取ったり、ごしごしと擦って取らないようにしてください。
清潔なガーゼをお湯に浸し、ガーゼが温かいうちに目ヤニをふやかすようにぬぐいます。目にガーゼを押し付けないようにしましょう。
【薬は病院から処方されたものを】
市販の目薬や塗り薬などの使用は避け、受診して処方されたものを使用するようにしてください。原因や症状に合ったものでなければ、悪化する可能性があります。
まとめ
赤ちゃんの目が腫れていると、驚きますし、心配になりますよね。赤ちゃんはまだ言葉でかゆい、痛いを伝えることができませんし、どういう状況か分かりにくいもの。
しかし、大切な目や目の周りの腫れです。症状が悪化しないよう、落ち着いて様子を観察し、できるだけ早めの受診をおすすめします。