赤ちゃんが夜寝ないのはよくあること?
ママは日中は家事や赤ちゃんのお世話で大忙し。赤ちゃんが夜寝た後、やっとほっと一息つける時間がやってくると思います。
しかし、赤ちゃんがなかなか寝てくれないとなると話は別。
ママ自身、自分の時間が取れないうえに睡眠時間も削られて心身ともに疲れてしまいますよね。
この、「赤ちゃんが夜寝てくれない」という悩みは、実は多くのママが抱えていて、赤ちゃんが生まれて比較的早い段階でぶつかる壁でもあるかもしれません。
では、赤ちゃんが夜寝てくれない具体的な原因、そして対処法はあるのでしょうか?
以下で詳しくご紹介します。
赤ちゃんが夜寝ない原因は?
まずは、赤ちゃんが夜寝ない原因からみていきましょう。
【昼夜の区別ができていないから】
特に生後間もない赤ちゃんは、昼夜の区別ができていないため、夜でもなかなか寝てくれないことが多いです。
赤ちゃんがママのお腹の中にいた時も、夜中の胎動が激しくてなかなか眠れずに困った経験のあるママもいると思いますが、その名残でもあると言えます。
赤ちゃんは産まれてから、徐々に昼夜の区別をつけていくためある程度月齢が低いうちは仕方のないことかもしれませんね。
【お腹が空いているから】
お腹が空いていたり、喉が乾いているのも赤ちゃんがなかなか眠れない原因のひとつです。
特に母乳育児の場合はミルクと異なり、実際に赤ちゃんがどれくらい母乳を飲んだのか分からないですよね。
もしかしたら、赤ちゃんはもう少し母乳やミルクを飲みたいのかもしれません。
【おむつが濡れているから】
月齢が低いうちは、少量のおしっこでも、おむつが濡れていることに不快感を感じる赤ちゃんが多いです。
また、ムレによって痒みを感じたり、おむつかぶれにつながることもあるので注意が必要です。
【暑い・寒いなど快適でないから】
室温が赤ちゃんにとって最適ではない場合、なかなか寝付いてくれないこともあります。
特に冬場、赤ちゃんの服を着せすぎたり部屋を暖めすぎたりすると、暑がりな赤ちゃんは不快に感じてしまいます。
【音や光が気になるから】
音や光が気になって眠れなくなってしまっていることも考えられます。
特にテレビの音などは突然大きな音が出ると、大人でもびっくりしてしまいますよね。
また、集合住宅など隣の家との距離が近い場合、漏れてくる隣の部屋の光が気になって目が冴えてしまっていることもあります。
【寝る前に受けた刺激が強かったから】
寝る前に激しい遊びをするなど赤ちゃんにとって刺激が強いことがあると興奮してしまい、眠れなくなってしまうこともあります。
パパにとっては夜の時間が赤ちゃんにとの貴重な遊び時間ですが、体を使った遊びはほどほどにしたほうが良いでしょう。
赤ちゃんが夜寝ない時の対処法
【①不快感を取り除く】
まずは赤ちゃんの不快感を取り除いてあげることが大切。
おむつのチェック、そして授乳など、基本のお世話をしてあげましょう。
ほんの少しおっぱいを飲んだだけで、コテンと眠ってしまうということもありますよ。
【②睡眠環境を整える】
次に、赤ちゃんの睡眠環境を整えてあげましょう。
・他の部屋で家族がテレビを見ている場合は音量に注意する
・カーテンなどで外からの光を遮断する
・室温計と湿度計を設置する
など、赤ちゃんにとって快適な環境づくりをしてください。
湿度によって同じ気温でも体感温度は変わってきますので、室温だけでなく湿度も重要です。
ただし、室温計の数値はあくまで目安として見るようにして、赤ちゃんの様子をしっかりと確認しながら温度を整えてあげることが大切です。
【➂生活リズムを整える】
生後3ヶ月頃からは、だんだんと赤ちゃんも昼夜の区別がついてきます。
朝は決まった時間にカーテンを開けて朝日を浴びて、夜は決まった時間に寝室へ連れて行くようにしましょう。
生活リズムを整えることで、夜しっかりと眠ってくれるようになる赤ちゃんはとても多いですよ。
また、お昼寝の時間を決めて寝かせすぎないようにするのもひとつの方法です。
【④赤ちゃんを安心させる】
赤ちゃんが夜なかなか眠れなさそうだったら、抱っこをしてあげたり、歌を歌ってあげるのも良いでしょう。
子守唄を歌う時は、優しくゆっくりとしたトーンで歌ってあげてくださいね。
赤ちゃんだけでなく、ママの気持ちも穏やかにしてくれるかもしれませんよ。
まとめ
今回ご紹介した対処法をすべて試しても、なかなか寝てくれないこともあるかもしれません。
私たち大人も、「なんとなく今日は眠れない」という日があると思いますが、赤ちゃんも同じ人間なので、そういう日があってもおかしくありませんよね。
赤ちゃんが寝てくれないとイライラしたり、焦ってしまうこともあるかもしれませんが、「まぁいいか」と気楽に考えることも大切です。
睡眠不足や精神的につらいと感じる場合は、パパや家族の力を借りて、1人だけで頑張りすぎないようにしてくださいね。