赤ちゃんの夜泣きとは?
赤ちゃんの夜泣きとは、生後半年頃〜1歳半頃に、原因がはっきりと分からないのに夜に泣き出してしまうことを言います。おむつが汚れているわけでもなく、お腹も空いていないのに「なぜ泣くの?」と悩んでいるママは多いですよね。
しかし、すべての赤ちゃんが必ずしも夜泣きをするとは限りません。実は夜泣きをしない赤ちゃんもいるのだそうです。
では、夜泣きをしない子には、どんな特徴があるのでしょうか?
今回は、夜泣きをしない子の特徴をふまえながら、夜泣きをする赤ちゃんとの付き合い方についてご紹介していきたいと思います。
夜泣きをしない子の特徴
夜泣きに毎日悩まされているママからしたら、夜泣きをしない赤ちゃんがいるなんて、とても羨ましいですよね。
一体どんな子が夜泣きをしないと言われているのでしょうか?
一般的に言われている夜泣きをしない子の特徴についてご紹介します。
【母乳よりミルクの子の方が夜泣きが少ない】
一般的には、母乳よりもミルクの方が腹持ちが良いとされているため、夜中にお腹が空いて泣くということが少なくなるのではないかと考えられています。
夜間の頻回授乳はママにも負担がかかるため、完全母乳育児であっても夜だけはミルクを取り入れるママも多いようです。
【性格が穏やかな子は夜泣きも少ない?】
赤ちゃんの性格は1人1人みんな違います。
寂しがり屋の子、小さな物音にも敏感に反応して起きてしまう神経質な子などは、夜泣きをしやすい傾向にあると言われています。
その一方で、夜泣きをあまりしない赤ちゃんは、おっとりとしたマイペースな子が多いようです。
周りの音が聞こえていても気にせず寝てくれたり、逆に物音がしていた方が安心して眠れる子もいます。環境の変化や少しの物音では動じない子は、夜泣きも少ないようです。
性格というのは、成長とともに変化していくものですから、「うちの子は夜泣きがひどいから神経質なのかしら」など思い悩み過ぎないようにしてくださいね。
【男の子より女の子の方が夜泣きしやすい?】
一般的には、情緒の発達が早い女の子の方が、男の子に比べて夜泣きをする子が多いと言われています。
寝ている間に怖い夢を見てびっくりしたり、夢と現実が分からなくなって不安になって夜泣きをしているのではないかと考えられているのです。
とはいえ、夜泣きをする男の子もたくさんいるので、すべての子に当てはまるわけではありません。
夜泣きは生活リズムを整えることが大切
赤ちゃんが夜泣きをすると、ママもパパも睡眠不足になりがちです。
大人だけでなく、赤ちゃん自身も睡眠不足になってしまいます。
大切なのは、生活リズムを赤ちゃんの時から作ってあげることです。
睡眠不足でも、朝は決まった時間に起こしてあげましょう。
【生後4~6ヶ月の1日の生活リズム例】
7:00 起床後に授乳
8:00 遊び・着替え
9:00~9:45朝寝
10:00 遊び
11:00 授乳
12:00 昼寝
14:00~14:45までに起こして授乳・遊び
16:15 湯冷まし
16:45~17:00 夕寝
17:00 授乳・遊び
17:30 お風呂
18:00 授乳
19:00 就寝
上記はあくまで例ですが、起床時間を毎日一定にし、生活リズムを作っていくことが大切です。
寝不足が続くと、ママも朝起きるのは大変ですが、起床時間がずれると1日のリズムも崩れやすくなります。
昼夜の区別をつけるためにも、遊びを取り入れながら上手に生活のリズムを作っていくようにしましょう。
夜泣きとの上手な付き合い方
赤ちゃんの夜泣きは成長とともに徐々に落ち着いてくるものです。赤ちゃんの成長を見守りながら上手に付き合っていきましょう。
【赤ちゃんが落ち着ける環境を作る】
気持ちが落ち着く音楽を流してみたり、部屋の温度を調節したりしながら、赤ちゃんが落ち着ける環境を作ってみましょう。
【1度しっかり起こしてみる】
なかなか泣きやまない時は、1度赤ちゃんを起こしてみましょう。
怖い夢を見て寝ぼけ泣きをしていることもあります。
それでもなかなか泣き止まなければ、しっかり起こして気持ちを切り替えてからもう一度寝かしつけてみてください。
【家族と協力して乗り越える】
毎日夜泣きが続くとママも寝不足でイライラしてしまいがちです。1人で大変な時は、パパやほかの家族に協力して貰いましょう。
【周囲の理解を得る】
夜間に激しく赤ちゃんが泣くことで、近所迷惑になっていないか?という不安も抱いてしまうものですね。
そんな時は、近隣の方に説明し、理解を得るのも1つです。
夜泣きは一生続くものではありませんから、きっと理解してもらえるはずですよ。
まとめ
赤ちゃんの夜泣きの原因ははっきりと分かっていません。
原因が分からないからこそ、どうしていいのか悩んでしまいますよね。
今回ご紹介したように、性格や性別など、夜泣きをする子しない子の傾向はありますが、個人差が大きいものです。
いずれにしても、生活リズムをしっかり整えて、赤ちゃんがしっかり眠れる環境を作ってあげることが大切です。家族みんなで、つらい夜泣きの時期を乗り越えていきましょう。