そもそも夜泣きはなぜ起きるの?
連日の夜泣きでぐったりしているママやパパがたくさんいます。
赤ちゃんは「泣くことが仕事」とも言われていますが、夜中に何度も泣かれてしまうとつらくなってしまうのが正直なところです。
夜泣きには個人差はありますが、だいたい生後半年頃から1歳半頃まで続くことが多いと言われていて、夜寝付いた後に突然目を覚まして泣くことを言います。
赤ちゃんそれぞれ夜泣きの原因はあり、原因を解消することで寝入ってくれることもあります。
また、季節によっても夜泣きの多さが変わる場合があり、特に夏になると夜泣きが多いと感じるママが多いようです。
そこで、今回は夏に夜泣きが多くなる原因についてまとめてみました。
夏に夜泣きが多くなる原因は?
一般的に夜泣きの原因として「おむつが濡れている」ことや「おなかが空いている」ことなどがありますが、夏に夜泣きが多くなる原因はどんなものが挙げられるでしょうか?
【①暑くて汗をかいている】
大人にとってはちょうどよいと思っている温度でも、赤ちゃんにとっては暑くて汗をかいている場合があります。
「体が冷えないように…」と布団をかけたことで暑くて寝苦しくなっているということも。自分で体温調節するのが難しい赤ちゃんは、暑くて眠れないというサインを出すために泣いているのかもしれません。
【②体が冷えている】
暑くて汗をかいた結果、体が冷えてしまい、逆に寝にくくなっている場合もあります。
また、このほかにも、クーラーの設定温度が低すぎて寒くなり、不快で夜泣きをしていることもあります。
【③おむつがムレていて気持ちが悪い】
おむつは常に湿気が多く、ムレてしまうことがあります。
特に夏の暑い日は注意が必要です。体は暑くなくてもおむつの中だけ汗をかいて不快という場合もあります。
【④あせもができて痒い】
夏は1日を通して汗をかくため、あせもができやすくなります。
あせもは痒みを伴うタイプもありますので、痒くて寝苦しく、夜泣きをしてしまうこともあります。
夏の夜泣きの対処方法
夏に増える「夏特有の夜泣き」については、しっかり対策をすることで予防することもできます。
毎日忙しいママやパパが安眠できるような、夜泣きの予防策についてご紹介します。
【服装を見直す】
汗をかいて不快で泣いているようであれば、赤ちゃんの服装を見直してみましょう。寝冷えをしてしまわないかと、厚着をさせている場合は、少し薄手のパジャマに変えてみるといいかもしれません。
また、通気性に優れた素材や、汗をかいてもしっかりと吸水してくれる素材のパジャマを選んでみましょう。
フライスやスムース素材、ガーゼ素材などがおすすめです。
【寝具を見直す】
枕やシーツ、肌掛けの厚みやひんやりする素材に変えるなど、見直してあげるのもおすすめです。
暑くて眠れない場合、ひんやりした素材の寝具に触れることで気持ち良く眠ってくれることもあります。
【寝室の環境を見直す】
クーラーをつける場合は、赤ちゃんが寒くなりすぎないように気を付けましょう。また、クーラーの風が直接赤ちゃんに当たらないようにすることも大切です。
暑すぎても寒すぎても夜泣きの原因になりますので、赤ちゃんの様子を見ながら室温設定をしましょう。
夜泣きをした時に試したいこと
夏の夜泣きを予防してママやパパ、赤ちゃんみんなで安眠したいのが本音ですが、100%防げるわけではありません。
赤ちゃんが夜泣きをしたとしても、すっと寝入ってくれれば夜泣きのつらさは半減できます。
そこで、赤ちゃんが夜泣きをした時に試してみたいおすすめの方法をご紹介します。
【お着替えさせる】
暑くて汗をかいて泣いている場合は、汗を拭いてからお着替えさせてあげましょう。
サラサラになって不快感が消えることでまた寝入ってくれる場合もあります。
しかし、お着替えをすることで起きてしまうこともありますので、心配なときは汗取りパッドを使ってみるのもよいでしょう。
ほかにもシーツの上にバスタオルを敷いたり、汗を吸う素材の枕などを使用するのもおすすめです。
【うちわであおぐなど涼しくしてあげる】
お着替えをしても体が火照って暑がっている場合は、うちわであおいであげるのもよいでしょう。
心地よい風を感じることで安心して眠ってくれることもあります。
【おむつを替えてあげる】
体はそうでなくても、おむつの中がムレて気持ち悪いという場合もあります。
いろいろ試してもなかなか泣き止まない場合は、おむつを替えてみてください。おむつを替えてすっきりすることで泣き止んでくれることもあります。
【白湯などを飲ませてみる】
汗をかいて大声で泣いている場合は、のども乾いている可能性があります。
いったん落ち着かせる意味も含めて、白湯などを飲ませてみると気分もリセットされて、また寝付いてくれる場合があります。
まとめ
夜泣き対応は全国のパパやママの悩みの種ですが、夏場特有の夜泣き対応で心身ともに疲れてしまうママやパパもたくさんいます。
「夏特有の夜泣き」の原因を知ることで、少しでも快適な夜を過ごせるよう対処してみてください。