赤ちゃんの寝るときの環境作り
生まれてすぐの赤ちゃんの睡眠時間は1日16〜20時間です。
また、1歳直前の赤ちゃんでも1日11〜13時間。
しばらくは1日の大半を寝て過ごすことになりますので、赤ちゃんにとって寝る環境は特に大切です。
赤ちゃんが眠りやすい環境を作り、生活リズムを整えましょう。
赤ちゃんの寝る場所
ベビーベッドなどの寝具選びを考える前に、まずは寝る場所を決める必要があります。
寝る場所の候補から、ご家庭に合う場所を選びましょう。
【リビング】
リビングに寝る場所を確保すると、ミルクの準備や家事をしながらお世話をすることができます。
ただし、日中に赤ちゃんが寝る場合は、できる限り静音で過ごしカーテンを閉めるなど、眠りやすいように気をつけましょう。
【赤ちゃん用の部屋】
部屋の余裕がある場合や今後の成長を考え、赤ちゃん用の部屋を作る方法もあります。
しばらくは寝るためだけの場所になるため、静かで赤ちゃんも眠りやすいでしょう。
また、赤ちゃんが寝ているときは家事など他の作業がしやすく、ママ一人の時間を作ることができます。
赤ちゃんから少し離れる時間があることを想定し、ベビーモニターやベビーセンサーなども活用しましょう。
【パパとママの寝室】
日中だけではなく夜も、授乳やオムツ替えで何度も頻繁に起きることがあります。
そのため、パパとママの寝室に赤ちゃんの寝る場所を作っておくと、どちらか交代ですぐ対応することができます。
【和室】
ご自宅に和室がある場合は、赤ちゃんの寝る場所としてお世話のしやすい和室も検討しましょう。
ママと同じ高さで眠ることができるので、赤ちゃんの様子が近くでわかり、お世話がしやすい点がメリットです。
また、ベビーベッドを使わず布団を敷くだけで寝る場所を確保することができます。
赤ちゃんの寝具と家具
赤ちゃんの寝る場所が決まったら、今度は寝具を選びましょう。
【ベビーベッド】
ベビーベッドは赤ちゃんの周りに囲いがあり、転落する危険性が少なくなります。
また、床のホコリから赤ちゃんを守るためや、親がお世話をしやすい高さというメリットもあります。
赤ちゃん用の家具としては大きめなので、場所を確保してサイズを確認してから選ぶようにしましょう。
時間帯によって赤ちゃんの寝る場所を変える場合は、キャスター付きのタイプや、折りたたんで持ち運びができるコンパクトタイプも検討しましょう。
【布団】
必ず、赤ちゃん用の布団を選びましょう。
大人用の布団の場合は重さがあるため、赤ちゃんの鼻や口を塞いでしまう可能性があるためです。
赤ちゃん用の布団の種類としては
・掛布団
・掛カバー
・敷布団
・敷きカバー
・敷きパッド
・防水シーツ
・枕
・枕カバー
などを揃えると安心です。
赤ちゃんの布団セットとして販売されていることもあります。
赤ちゃんの下に敷く敷布団や枕は、柔らかい素材だと赤ちゃんが沈み込んでしまうため、少し固めでしっかりと支えてくれるものを選びましょう。
温度と湿度の設定
体温調節が未熟な赤ちゃんにとって、寝る場所の温度と湿度の設定は重要です。
赤ちゃんが眠りやすい快適な温度と湿度は
温度・・・26~28℃
湿度・・・40〜60%
これくらいが適切とされています。
エアコンの温度や湿度設定には注意し、赤ちゃんの寝る場所の近くに温度計や湿度計を置いて確認するようにしましょう。
また、同じ室内でも場所によっては温度が異なる場合もあります。
エアコンとサーキュレーターを併用し、部屋全体の温度を一定にしておくと、温度管理がしやすいでしょう。