赤ちゃんの睡眠時間は?
赤ちゃんは昼夜問わず眠りにつきますよね。よく眠る赤ちゃんもいれば、そうでない赤ちゃんもいたり、長時間まとめて眠る赤ちゃんもいれば、こま切れで眠る赤ちゃんもいるでしょう。
初めての育児の場合、わが子が質の良い睡眠をとれているか気になりますよね。
基本的に、生まれたばかりの頃はほとんど寝ているのが赤ちゃんの仕事です。しかし、成長とともに、だんだん睡眠時間の長さも変わってきます。
睡眠のリズムが整った頃、しっかり質の良い睡眠がとれるようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
そこで今回は、月齢別に基本となる睡眠時間や質の良い睡眠をとるための方法についてご紹介します。
【月齢別】睡眠時間の目安
まずは月齢別に、赤ちゃんの睡眠時間の目安をご紹介します。
【生後0~1ヶ月】
生後1ヶ月までは、だいたい1日に15時間~20時間くらい睡眠をとります。1日のほとんどを寝て過ごすイメージです。
昼夜の区別がついていないため、2~3時間おきに目を覚まします。睡眠、授乳・ミルク、排尿、排便を繰り返す時期です。
【生後2~3ヶ月】
生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんの睡眠時間は、14~15時間ほどです。
1ヶ月健診を終えてから生後3ヶ月頃にかけて、だんだんと夜はまとまって寝てくれるようになります。
しかし、まだこの時期は、眠っていても些細な音や室温の変化で目を覚ましやすい為、質の良い睡眠ができる様に配慮してあげましょう。
【生後4~6ヶ月】
生後4~6ヶ月頃の赤ちゃんは、13~14時間くらいの睡眠をとります。
夜に6時間ほどまとめて眠れるケースもあり、朝・昼・夕と3回の昼寝をするようになります。
生後4ヶ月以降になると、体内時計が少しずつ発達してくる為、昼夜の区別がついてきますが、生後5ヶ月くらいになると夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。
睡眠リズムを整えるためにも、なるべくメリハリのある生活を心がけましょう。
【生後7~8ヶ月】
生後半年を過ぎたあたりから、睡眠リズムが整うため、お世話がしやすくなります。
しかし、まだ夜泣きに悩まされているママもいるでしょう。はいはいやつたい歩きができる様になり、日中の活動が広がった分、昼間の出来事を夢に見て起きてしまうことで夜泣きにつながることもあるようです。
せっかくぐっすり眠れていたのに、急に夜泣きが始まったら、成長過程の1つだと認識し、上手に乗り越えましょう。
【生後9ヶ月~1歳】
この時期になると、体を動かして遊べるようになり、日中の活動がより活発になります。
規則正しいお昼寝をする事で、大人に近い睡眠リズムを作っていくことができるので、質の良い眠りができるようにママやパパが環境を整えてあげましょう。
質の良い睡眠をとる3つの方法
質の良い睡眠とは、いわゆる心身ともに休息できている睡眠ということです。
夜はぐっすり眠り、朝はすっきりとした目覚めができるというのが、まさに「質の良い睡眠」です。睡眠の質が悪いと、赤ちゃんの成長の妨げになったり、イライラしやすい子になってしまいます。
赤ちゃんに質の良い睡眠を提供する為に、ママとパパができる工夫を知っておきましょう。
【寝る環境を整える】
大人もそうですが、まぶしくてうるさい環境ではぐっすり眠れませんよね。
質の良い睡眠には、リラックスできる環境が必要です。
昼夜の区別を付ける為に、昼間は明るいところで過ごし、暗くなったら布団に入って眠るようにしましょう。部屋はなるべく暗くし、脳もリラックスしやすい環境を作ってあげます。
また、赤ちゃんが眠る部屋の温度設定をしっかり管理してあげましょう。夏の場合は26~28度くらいで、冬は23~25度くらいがベストです。
湿度も分かる温度計を用意して、湿度45~60%程度をキープして下さい。
また、エアコンの風が直接当たらない様に寝かせる場所も考えましょう。
【清潔感をキープする】
質の良い睡眠ができる様に、赤ちゃんの不快感を取り除いてあげましょう。
・おむつ
・肌着や寝具素材
赤ちゃんはまだしゃべる事ができない為、寝る前にはおむつが濡れていないか確かめる事も大事です。
また、肌着の素材が合わずに、痒みを感じてしまうかもしれません。同様に寝具の素材や寝心地にもこだわり、不快感がない状態を作ってあげましょう。
【食事は早めに済ませておく】
空腹だと眠りにつくことができません。しかし、だからといって寝る直前にミルクや離乳食を与えてしまうのは好ましくないと言われています。
お腹がいっぱいで寝つきやすいと思いがちですが、実際には胃や腸が活発になってしまうため、たとえ眠れたとしても眠りが浅く、数時間後に泣いて起きてしまうことがあるのです。
消化のためにもあまり良くないため、なるべく早めに食事は済ませておきましょう。
まとめ
今回は、月齢別に赤ちゃんの睡眠時間の目安についてご紹介しましたが、赤ちゃんにもそれぞれ個人差があるため、あくまでも目安として考えるようにしましょう。
睡眠時間だけでなく、睡眠の質も大切です。
今回ご紹介した睡眠の質を高める方法を参考に、ぐっすり安心して眠れる環境を作ってあげてくださいね。