赤ちゃんの添い寝は危険?

赤ちゃんの添い寝は危険?

赤ちゃんの添い寝によるリスクとは

赤ちゃんのすぐ横で寝ていると、かわいい寝顔と温もりでとても幸せな気持ちになりますよね。
そして、添い寝でしか寝てくれないという赤ちゃんも多いのではないでしょうか。

 

一見良いことばかりの「添い寝」のように感じますが、実はリスクがあることも知っておかなければなりません。
添い寝によるリスクとして挙げられるのが、SIDS(乳幼児突然死症候群)と窒息や転落の危険性です。
ママが寝ている間に赤ちゃんに何かあったらと思うと、とても怖いですよね。

 

これらについて、どのようなリスクなのかまずは知った上で、本当に添い寝をした方が良いのか考える必要があります。
また、リスクをできるだけ防ぎ安全に眠ってもらうための対策についてもご紹介していきます。

 

赤ちゃんの添い寝のリスク①SIDS

添い寝によるリスクについて、まずはSIDS(乳幼児突然死症候群)をご説明していきます。

 

【SIDSとは】
今まで特に大きな病気もなく、元気だった赤ちゃんが突然亡くなってしまう病気です。添い寝によって、SIDS発症のリスクが上がると言われています。
ごく稀な病気と言われていますが、生後2週間から1歳の間でもっともよくみられる病気の一つだそうです。

 

【SIDSの原因】
原因そのものとしては不明で、はっきりとした原因は分かっていませんが考えられる一つに、呼吸のコントロールがまだ上手にできていないため、という推測もあるようです。
SIDS発症のリスクをあげる要因として、添い寝の他には喫煙も関係があるそうです。

 

【SIDS発症のリスクを下げる方法】
睡眠中の赤ちゃんの変化に気付いてあげることが重要ですが、ママが熟睡していると現実的には難しい場合が多いですよね。
寝返りをしてうつ伏せになること自体が原因ではなく、うつ伏せになった時に呼吸の邪魔になるような物がないか、という点が重要です。
そのため、柔らかすぎる寝具やぬいぐるみなどは置かないようにして、添い寝の場合は寝返りをしても大丈夫な状態にしておきましょう。

 

赤ちゃんの添い寝のリスク②窒息と転落

赤ちゃんの添い寝によるリスクで、窒息と転落についても考えておきましょう。

 

【窒息の危険性】
大人と一緒のベッドや布団で寝る場合、寝具の硬さが重要です。柔らかすぎるマットレスや布団で寝てしまうと、赤ちゃんが寝返りをした時にうつ伏せになり、呼吸が上手にできなくなってしまうことも。
他には、うつ伏せになった時以外でも、赤ちゃんの顔に柔らかい掛け布団がかかってしまった場合、上手に避けることができず大人も気づくことが難しいでしょう。

 

また、寝具による危険性だけではなく、大人が赤ちゃんに覆いかぶさってしまうこともあるかもしれません。
普段赤ちゃんのお世話で疲れ切っている場合、自分が寝返りをして赤ちゃんと重なってしまっても気付きにくいですよね。

 

【転落事故の危険性】
続いて、布団ではなくベッドで寝ている場合、転落の危険性も考えられます。
月齢が小さい時には寝返りがまだなかった赤ちゃんでも、成長段階では寝ている間に予想以上に動くことも。
ベッドだけではなく、ソファなどでママとそのまま寝てしまった場合でも気をつけなければなりません。

 

赤ちゃんの添い寝を安全にするために

添い寝には様々なリスクがありますが、寝かしつけがしやすいことや親子のスキンシップになるなどの良い面もたくさんあります。
リスクを知った上で対策をして、安全に添い寝ができる環境を作ることが重要です。

 

【寝具の選び方】
ベッドの高さに注意して、ベッドガードをするなど転落しないように対策をしましょう。それでも転落の危険性がありそうな場合は無理に使わず、布団の方が安心できるでしょう。
柔らかすぎるマットレスや布団、枕やクッションは窒息の危険性があるため、硬めのマットレスを選び枕やクッションなどは近くに置かないように気をつけましょう。
また、大人と同じ掛け布団は使わず、赤ちゃん用の重すぎない布団やタオルを選び調整してあげましょう。

 

【添い寝をする大人の状態】
疲れすぎたりアルコールを摂取した後や風邪薬を服用した後は、深く眠り込んでしまうことも。
赤ちゃんの異変に早く気づき、赤ちゃんに覆いかぶさったりしてしまうことのないように、深く寝込みすぎないように気をつけたいですね。

 

【低出生体重児や早産児】
添い寝はいつからと正確な決まりはありませんが、低出生体重児や早く生まれた赤ちゃんは、特に気をつけなければなりません。
添い寝をしても大丈夫かどうか、かかりつけの小児科に相談するようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんの寝かしつけで疲れ切って、そのまま添い寝で一緒に眠れたらちょっと楽に感じますよね。
ですがその反面、色々なリスクがあることも覚えておきましょう。

 

時には、寝るつもりじゃなかったのにそのまま一緒に寝てしまった!なんてこともあるかもしれません。
添い寝をする場合は特に、赤ちゃんが安心して寝られるように、まずはしっかりと安全な環境を作ってあげましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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