赤ちゃんのねんねトレーニングとは
「ねんねトレーニング」とは「ネントレ」とも呼ばれ、授乳や抱っこなしで赤ちゃんが一人で眠る練習をすることです。
ねんねトレーニングが終了すると、「セルフねんね」ができるようになっている、ということです。
赤ちゃんの睡眠サイクルが安定するまでは、寝かしつけに苦労することも。
また、睡眠サイクルが安定しても、寝かしつけてから夜泣きや寝ぐずりが始まってしまうこともあります。
そこで試したいのがねんねトレーニング。では、実際にどのようにして取り入れていけば良いのでしょうか。
ねんねトレーニングはいつから?
赤ちゃんが一人で寝ることができるための「ねんねトレーニング」ですが、あまり早くから始めても効果が期待できない場合が多いようです。
いつから始めたらいいのか、チェックしていきましょう。
【目安は生後半年から】
ねんねトレーニング開始の目安は生後5〜6ヶ月くらいが良いでしょう。
その理由としては、
・夜間の授乳回数が減っている頃
・朝と夜の区別がついている
などが挙げられます。生後半年でも、まだ夜間の授乳回数が減っていない場合や、夕方まで長めにお昼寝をしている場合は難しいと言えるでしょう。
【ねんねトレーニングを始める前に】
ねんねトレーニングを始める前に、朝起きる時間と夜寝る時間を一定にするように意識しましょう。
また、朝と夜だけではなくお昼寝の時間も一定にして、夕方に寝てしまうことのないよう注意しましょう。
一定にすることで、赤ちゃんの睡眠サイクルが整いますし、ねんねトレーニングをスムーズに始めることができます。
【ねんねトレーニングはいつまで?】
ねんねトレーニングを始める上で注意したい点が、いつ効果が出るのか分からないという点です。
すぐに一人で眠れるようになった赤ちゃんもいれば、2歳でやっとできるようになった子も。
根気よく続けるか、1歳くらいでも無理な場合は方法を変えてみるなど工夫が必要です。
ねんねトレーニングのやり方
それでは、ねんねトレーニングはどのように行ったらいいのでしょうか。
【ねんねトレーニングのやり方】
ねんねトレーニングのやり方を順番にみていきましょう。
<①起きる時間・寝る時間を一定にする>
まずは、睡眠サイクルを整えることを優先しましょう。
起きる時間と寝る時間を決めて、一定にすることから始めてみましょう。
朝はしっかりと太陽の光を浴びて、日中は外で遊んだり室内でも動き回れるような工夫が必要です。
夕方までの長めのお昼寝は極力やめるようにして、眠そうにしている場合は夜の寝る時間をもう少し早めに設定してみましょう。
<②睡眠環境を整える>
些細なことで夜中に起きてしまう赤ちゃん。快適な睡眠環境もポイントです。
季節に合わせて、暑すぎないか寒すぎないか室温に注意して、寝るときの服も重ね着しすぎていないか改めて見直してみましょう。
<③入眠儀式をルーティンに>
寝る前に毎日決まったことを行って、赤ちゃんを「寝るモード」にスムーズに導いてあげましょう。
毎日違うことをやってしまうと、慣れるまでに時間がかかったり、かえって興奮させてしまうかもしれません。
読み聞かせや子守唄など、赤ちゃんの気持ちが落ち着くような入眠儀式を毎日続けてみましょう。
<④泣いてもすぐに抱っこや授乳をしない>
赤ちゃんが泣き始めると、すぐに抱っこや授乳をしないと不安になる方もいるかもしれません。
ですが、浅い眠りの時間に寝ぼけて泣くこともあるため、その状態で抱っこや授乳をしてしまうと、赤ちゃんの目が覚めてしまう原因にもなるようです。
<⑤泣かせたままにして様子をみる>
泣いてもすぐに抱っこや授乳をせず、まずは様子をみるようにしましょう。
ここですぐに抱っこや授乳をしてしまうと、赤ちゃんのねんねトレーニングの練習が中断してしまうことになります。
そのまま自然に泣き止むのを待つか、心配な場合は横で子守唄を歌ったり、トントンと背中をなでるなど、赤ちゃんの気持ちが落ち着くように試してみましょう。
ねんねトレーニングの注意点
ねんねトレーニングが成功すると、赤ちゃんが一人で眠れるようになるため、ママの負担が減るという大きなメリットがあります。
また、赤ちゃんが夜中に起きる回数が減るため、赤ちゃんもママもぐっすり眠れるようになります。
ねんねトレーニングをやるからには成功させたいですよね。
ですが、「どうしても成功させたい」という期待が強すぎても、うまくいかなかったときのダメージは大きいでしょう。
もし成功しなかったら、他の方法を試してみよう!など、柔軟に捉えて始めるようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんの睡眠に悩まされるママは少なくありません。
その一つの解決方法として「ねんねトレーニング」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんが泣いてもしばらくは様子をみる、ということに最初は抵抗がある方もいるかもしれません。
また、睡眠には個人差が大きいので、なかなかすぐには成功しないことも。
うまくいかなくても大丈夫という気持ちで、リラックスして取り組むようにしたいですね。