赤ちゃんの入眠儀式とは?
なかなか寝てくれない赤ちゃんのために行うと良いのが「入眠儀式」。
入眠儀式とは、スムーズな寝付きのために、眠る前に行う「ルーティン」のことです。
人は毎日同じ動作を繰り返すことで、自然とリラックスするようになると言われていますので、質の良い睡眠のために試してみる価値はありそうですよね。
赤ちゃんに入眠儀式を行うと良い理由
なぜ赤ちゃんに入眠儀式を行うと良いのでしょうか。
入眠儀式とは、前述したように、眠る前に毎日行う動作のこと。
たとえば大人であれば、歯を磨いてベッドに入って、アロマを焚いてゆっくり深呼吸をする…など、眠るための動作を習慣化することで、自然と良い眠りにつくことができると言います。
これは赤ちゃんの寝かしつけにも同じこと。
たとえ言葉がわからなくても、入眠儀式を習慣化することで、寝る前に行う動作と「寝る」が結び付くため、赤ちゃんに「今から寝る時間なんだな」ということを認識させることができるのです。
毎日何時間も赤ちゃんを抱っこして寝かしつけにヘトヘトになっていたママも、入眠儀式を取り入れることで、赤ちゃんがすんなり眠りについてくれるかもしれませんよ。
赤ちゃんの入眠儀式を成功させるコツ
赤ちゃんの入眠儀式を成功させるコツは下記の3つです。
【①入眠儀式は長すぎないようにする】
赤ちゃんの場合、入眠儀式にあれこれと取り入れて長くなってしまうと、逆に赤ちゃんが「遊ぶ時間」と勘違いしてしまうので要注意。
寝る準備が整ったら、短めの絵本を1冊読む、子守唄を1曲歌ってあげるなど、シンプルなもので構いません。
数分~15分程度でおさまるくらいの長さのものを入眠儀式として取り入れてみましょう。
【②入眠儀式は毎日繰り返すことが大切】
入眠儀式は毎日同じで構いません。
毎日同じ時刻に、同じ動作を繰り返すことが重要です。
数日ではあまり効果が見られないかもしれませんが、根気よく続けていくことで、赤ちゃんに「寝る時間」を認識させることができます。
【③入眠儀式は寝る環境を整えてから行う】
いくら入眠儀式が習慣化しても、赤ちゃんが眠りやすい環境が整っていなければ、すぐに眠りから覚めてしまいます。
快適に眠るための環境とは、
・快適な温度に調節する(夏は25~27℃、冬は20~22℃)
・快適な湿度に調節する(季節問わず45~60%)
・照明を暗くする
などです。
特に照明は、とても重要。
赤ちゃんは仰向けに寝ることが多いので、天井の灯りに大きく影響を受けます。
なるべく夕方から徐々に照明を落とし、寝る1時間くらい前には暗くしてあげると良いでしょう。
赤ちゃんにおすすめの入眠儀式
では最後に、赤ちゃんにおすすめの入眠儀式についてご紹介します。
色々な方法がありますが、今回は低月齢の赤ちゃんでも取り入れやすい方法をまとめました。
「これ!」と1つ決めたら、しばらく続けてみることが大切ですよ。
【入眠儀式①おやすみツアー】
どの月齢の赤ちゃんでもできるのが「おやすみツアー」。
ママが赤ちゃんを抱っこしながら、パパやお気に入りのおもちゃに向かって「おやすみ」を言って回り、そのままお布団へ行く方法です。
こうすることで「もうすぐ寝る時間」ということを認識させることができ、赤ちゃんが睡眠モードに入りやすくなります。
絵本を使った寝かしつけがまだ難しい月齢の赤ちゃんでも、これなら試しやすいので是非やってみてくださいね。
【入眠儀式②子守唄を歌う】
こちらも低月齢の赤ちゃんにおすすめの入眠儀式。
毎日同じ歌を聴かせてあげることで、「これをママが歌ったら寝る時間だ」ということを赤ちゃんが認識してくれるようになります。
定番の子守唄でも良いですし、ママがお気に入りの歌でも構いませんよ。
ただし、なるべく気持ちがリラックスするようなスローテンポの曲を選曲するようにしましょう。
【入眠儀式③ベビーマッサージをする】
大人もマッサージをされると、気持ち良くてついウトウトしてしまうもの。
赤ちゃんも、マッサージをされることで、体が自然とリラックスし、睡眠スイッチがONになります。
寝かしつけにおすすめなのは、手足を温めるようにマッサージしてあげることです。
15~20分程度、焦らず時間をかけてゆっくりマッサージをしてあげましょう。手足が温まると、赤ちゃんは自然と眠りにつけるようになります。
【入眠儀式④スキンシップをする】
赤ちゃんの中には、寝るのが不安と感じる子もいるため、ママがそばで赤ちゃんの手を握ったり、背中をさすったりすると、安心して眠ってくれる子もいます。
スキンシップを取りながら、ママの子守唄を聴かせたり、ママのオリジナルのお話を聴かせてあげたりして、少しずつ赤ちゃんの眠気を誘うようにしましょう。
静かにゆっくりと、少し低めのトーンで語りかけてあげると、赤ちゃんがリラックスして眠りやすくなりますよ。
まとめ
赤ちゃんの寝かしつけに時間がかかると、ママもヘトヘトになってしまいますよね。
なるべく短時間でスムーズに寝かしつけることができれば、こんなに嬉しいことはないでしょう。
今回ご紹介した入眠儀式を取り入れて、毎日の寝かしつけの負担を減らしていってくださいね。