トイレトレーニングでいつから布パンツ?
トイレトレーニングを開始したら、いつから布パンツを履かせようか悩むママはいるかもしれません。
特に布パンツは、トレーニングパンツと異なり、失敗をしてしまうと後始末も大変なことからそのタイミングは難しいですよね。
トイレトレーニングにおいて、布パンツを履かせるタイミングには正解はありません。
そして、それは家庭によって大きく異なります。
そこで今回は、トイレトレーニングで布パンツを履かせるタイミングについて、代表的な実例をご紹介します。
トレーニングパンツと布パンツの違い
そもそも、トレーニングパンツと布パンツはどのような点が異なるのでしょうか。
トレーニングパンツとは、その名の通りトイレトレーニング用のパンツ。
股の部分が3層や6層と層になっていて、おしっこを漏らしてしまってもトレーニングパンツ自体が吸収してくれて、服や床が濡れてしまうことがありません。
しかし、紙おむつと異なり、濡れた感覚はしっかりと伝わるため、子どもが不快感を覚えやすいつくりとなっています。
一方で、布パンツは、私たち大人が着用している下着と同じつくりです。
布でできているため、布パンツを履いた状態でお漏らしをしてしまえば、そのまま服などに伝わってしまいます。
しかしその分トレーニングパンツ以上に、濡れた感覚をダイレクトに感じやすいです。
布パンツをいつから履かせる?
【ケース①トイレトレーニング開始と同時に履かせる】
意外と多いのが、トイレトレーニング開始と同時に布パンツを履くという家庭です。
トレーニングパンツは、おしっこを失敗してもパンツが吸収してくれるので、周りが水浸しになってしまうということがないという安心感があります。
その分、何層にもなっているから洗濯時に乾きにくいというデメリットも。
また、子どもによっては、本当に短期間しか使わないのに少しもったいないという考えのママもいるようです。
布パンツは、おしっこを失敗してしまうと子どもの服や床がすべて濡れてしまいます。
その分不快に感じやすく、おしっこが出たということをすぐに伝えてくれる子や、トイレでおしっこをしようという考えにつながる子も多いようです。
しかし、布パンツで過ごすということは、その分洗濯や掃除を覚悟しなければなりません。
・ラグは撤去する
・ソファには防水カバーをつける
など、洗濯がしにくいものには対策をするようにしましょう。
初めから「濡れてしまう」と分かっていれば、対策もしやすく、ママもイライラしないで済むかもしれませんね。
また、ズボンを履かずにパンツ1枚で過ごしたり、女の子であればワンピースを着ると、洗濯物も少なくて済みますよ。
風邪を引かせないためにも、トイレトレーニングの時期そのものを夏場にしたり、冬場であれば部屋をしっかりと温めるようにもしましょうね。
【ケース②トレーニングパンツから少しずつ移行させる】
一般的に多くの家庭が行っているのが、トレーニングパンツから少しずつ布パンツへ移行させるという方法です。
まずはトレーニングパンツを着用し、普通に生活をします。
子ども自身が「おしっこ出たよ」と伝えてくれたり、ママが子どものおしっこのタイミングを分かるようになったら、布パンツへ移行していく家庭が多いようです。
また、稀にですがトレーニングパンツを履いた状態でお漏らしをしても、そのことを伝えてくれなかったり、そのまま遊び続けたりする子もいます。
そんな場合は、布パンツを履かせると、濡れた感覚が分かりやすいためしっかりと伝えてくれる子が多いようです。
【ケース③自分で尿意が伝えられるようになってから】
トレーニングパンツを経て、子ども自身が自分で尿意を伝えることができるようになったら布パンツにするという家庭もあります。
「おしっこしたい」という感覚が分かり、それを伝えることができれば、トイレトレーニングは完了に近づいていますね。
あまり洗濯物を増やしたくなかったり、部屋を汚すことが気になったりするママであれば、ぎりぎりまでトレーニングパンツを履いてもらうのも1つでしょう。
しかし、自分で尿意が伝えられるようになったと言っても、まだまだ失敗してしまうことは多くあります。
トイレまでの道のりで間に合わなかったり、遊びに夢中になって尿意に気づかなかったりと、トイレトレーニング完了時期の子ほど、失敗が目立ってしまうかもしれません。
そのため、布パンツになったからと言って、汚れ対策をすぐにやめるのではなく、ある程度安定してくるまではしっかりと対策を続けると、ママの掃除や洗濯の手間も省くことができますよ。
まとめ
子どもによっては、パンツを履くこと自体を嫌がる子もいるようです。
トイレへ行くのが面倒だから、失敗したくないから、おむつの方が楽だから・・・とその理由は様々。
トイレトレーニングをする上で、パンツを履いてくれないと、次に進めずに困ってしまうママもいるでしょう。
しかし、大人になってもおむつを履き続ける人はいません。
決して焦らずに、「そのうち履いてくれるだろう」という気持ちでその子のタイミングを待てると良いですね。
子どもの好きなキャラクターのパンツを買ってあげたり、一緒にお店へ行って子どもに選ばせてみたりすると、一気にやる気が向上するという子もいます。
その子に合ったやり方を見つけながら、楽しくトイレトレーニングを進めていきましょうね。