子どもが生まれても夫婦関係を良好に
子どもが生まれると生活は子ども中心になり、これまでのものとは大きく変わります。夫婦関係までギクシャクしてしまう…というのは実はよくある話。子どもが生まれたら3人で仲良く過ごしたいと、出産前は誰もが思っているはず。どうして夫婦関係は変わってしまうのでしょう。
子どものためにも、できたら仲の良いパパとママの姿を見せてあげたいですよね。夫婦関係を良好に保つにはどうしたらいいのでしょうか。
子どもが生まれると夫婦関係が変わる理由
子どもが生まれると夫婦関係は、良くも悪くも変わっていきます。どんな理由があるのか見ていきましょう。
【子ども中心の生活になる】
子どもが生まれる前は夫婦2人だけの時間、お互いを尊重しながら仲良くやってこれたのではないでしょうか。子どもが生まれるとそのお世話が中心となり、パパもママも子どものことを優先しがちになってきます。
子どもを中心に夫婦のコミュニケーションが上手くとれるといいのですが、お互いを尊重する余裕まではできないということも。不満が貯まってくることもあります。
【子育てに関する温度差】
家庭にもよりますが、どうしても子育ては出産を経験し産休や育休を取得しているママの方が中心になりがち。イクメンという言葉も生まれているので、育児に積極的に参加するパパも多くいますが、子育てに関する温度差があるとママからパパへの不満が生れ、そこからギクシャクしてしまうことがあります。
【自分だけが大変】
外で朝から夜まで仕事をしているパパ、家庭で寝る間もなく子育てをしているママ。仕事と子育ては違うものですが、どちらも大変なのには代わりありません。パパはもしかしたら「ママは赤ちゃんと家にいて羨ましい」と思うかもしれませんし、ママは「仕事とはいえパパは1人になれる時間がもてて羨ましい」と思うことも。「自分はこんなに大変なのに」と思ってしまうと、労いの気持ちを忘れがちになってしまいます。
【夜の夫婦生活の変化】
妊娠前は普通にあった夜の夫婦生活。子どもが生まれると気を使ったり、時には夜泣きに邪魔をされたり。ママは産後の体が辛く、パパの要望にこたえられないことも。そんな夫婦生活の変化から、夫婦の仲まで亀裂が入ってしまうこともあります。
いつまでも仲の良い夫婦でいるために
子ども優先で産前とは代わってしまった夫婦の関係。
しかし家庭はいつまでも円満でいたいですよね。仲の良い夫婦でいるために、パパとママがお互いに気を付けたいこととは何でしょうか。
【子育ては共通の認識で】
子どもに関することはママだけが抱え込まないこと!
共通の認識で子育てができるよう、よく話し合いをしましょう。
子どもにとってはパパとママ、2人が「親」です。育児の負担がどちらか片方だけに偏るのはおかしいですよね。
日中仕事をしているパパは家に帰ってきてからも子育てに参加するのは大変かもしれませんが、ママも24時間休みなしで育児をしています。
お互いが協力しあうことで、パパもママも負担を補いながら無理なく子育てをしていけるはず。夫婦で労いの気持ちは忘れずに子育てをしていきましょう。
【信頼関係を大切に】
夫婦関係でもっとも重要なのは信頼関係。パパが仕事を頑張ってくれているからママは子育てを頑張れる、ママが家庭を支えてくれるからパパは子どもを安心して任せられる。嘘をついたり誠実さに欠けた対応をしていると、小さなことでも積み重なり夫婦関係が変わっていきますよ。思いやりの気持ちは忘れずに過ごしたいですね。
【ストレスを溜めない】
仕事も子育ても、何かとストレスが溜まります。イライラをお互いにぶつけていませんか?ストレスはなるべく家庭にもちまないようにしたいですね。お互い疲れを感じてきたら、1人の時間を作ってみてはいかがでしょうか。たまにならパパだってお休みの日に好きなことをしてゆったり過ごしましょう。逆にママが疲れてきたら、子どもを見てあげてママのリフレッシュの時間を作ってあげてください。
【言いたいことははっきり伝えよう】
夫婦の不満はきっとたくさんあるはず。お互い我慢しているといつか積み重なって大きなケンカに…!そうならないように、言いたいことははっきり伝えた方が、お互い大きなストレスを感じずに過ごせることも。
ただし伝え方には十分気を付けましょう。相手を怒らせるような強めな言い分より、少し下手に出てお願いしてみるなど、ちょっとの配慮で気持ち良く過ごせますよ。
まとめ
子どもが生まれてから夫婦仲が変わってきたと思ったら、一度パパとママの接し方を振り返り、話し合いをしてみましょう。
夫婦が仲良しな温かい家庭は、子どもがのびのびと生活ができます。情緒教育にもとてもいいし、仲の良い夫婦の姿を見て育つことによって、子どもも家庭に自分を受け入れてもらえているという安心感が生れます。夫婦は尊重しあい、2人で協力しながら子育てをしていくという気持ちが大切です。
子どものために、そしてパパとママ2人のためにも、笑顔が絶えない家庭を築いていきたいですね。