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祖父母世代との育児観の違い

祖父母世代との育児観の違い

祖父母世代との育児の違いって?

祖父母世代と育児の仕方に関する違いを感じたことありませんか?
「私のときはこうしてた」などと言われてしまい、一体何が正しいやり方なのか不安になってしまう新米ママも多いのではないでしょうか。

 

医学の進歩により、昔はそれが正しいとされていた育児のやり方も、時代とともに変わって来ています。
一体どのような点が変化しているのでしょうか?
今回は、今と昔の育児の違いについて詳しくご紹介します。

 

食事に関する祖父母との育児の違い

赤ちゃんの成長のためには、母乳や離乳食はとても重要ですよね。
そんな赤ちゃんの食事に関する、今と昔の育児の違いをご紹介します。

 

【母乳と粉ミルク】
昔は母乳より粉ミルクの方が栄養が高いと考えられており、粉ミルクを飲ませることが多かったようです。
現在では、母乳の栄養力や免疫力の高さが、感染症の防止などに効果的なことがわかり、母乳育児の方が推奨されています

 

【断乳の時期】
母乳の栄養の低さや虫歯になりやすい、離乳食に移行しづらくなるという理由で、昔は1歳までに断乳するように言われていたそうです。
しかし現在では、断乳や卒乳の時期は特に定められていません

 

ママの仕事復帰や体調などによって断乳時期を決めたり、赤ちゃんが自然におっぱいから離れていく「卒乳」という方法を選ぶことも良しとしています

 

【果汁の与え方】
昔の粉ミルクは、今より質が悪かったため、ビタミンCを補うために入浴後に果汁を与えていた時代がありました。
現在では、母乳の栄養の高さや粉ミルクの進歩により、ビタミンCを果汁で補う必要はないとされています。

 

逆に6ヶ月未満の赤ちゃんに果汁を与えてしまうと、腎臓に負担がかかったり、糖分の過剰摂取につながる恐れもあると言われています
また、甘い果汁を飲ませることで、今度はミルクを飲んでくれなくなる恐れもあるので注意が必要です。

 

【はちみつの摂取】
はちみつを1歳未満の赤ちゃんに与えると、「ボツリヌス症」という病気になることが知られており、広く注意喚起がされています
この病気によって亡くなった赤ちゃんもいますので、ご存知の方も多いでしょう。

しかし昔はボツリヌス症が知られていなかったため、赤ちゃんにはちみつを与えていた時代があったようです。

 

【離乳食で虫歯】
昔の離乳食は、ママが口に入れて小さく咀嚼してから赤ちゃんに与えていたことが多かったようです。
しかし、現在ではママの虫歯菌を赤ちゃんに移してしまう危険があるため、このような行為は好ましくないとされています

 

離乳食を与えるためのスプーンやコップなどの食器も、共有を避けるように言われています。

 

【食物アレルギー】
昔は母乳の栄養が低かったため、離乳食への移行を早くからするように指導されていたようです。
しかし、まだ十分に発達していない赤ちゃんに消化の難しい離乳食を与えてしまうと、アレルギー症状を起こす可能性があります

そのため、今では離乳食への移行は6ヶ月を過ぎてからと勧められています。

 

生活習慣に関する祖父母との育児の違い

赤ちゃんの日頃のお世話に関しても、祖父母世代とは育児の仕方が異なります。

 

【抱き癖】
昔は、泣いている赤ちゃんをすぐに抱いていると、抱き癖が付いてしまうと言われていました。
しかし、現在は赤ちゃんが泣いたらすぐに抱っこしてあげた方が、ママの愛情が伝わり気持ちが落ち着くと言われています

 

【ベビーパウダー】
体温の高い赤ちゃんが、あせもにならないようにと昔はベビーパウダーをよく使用していました。
しかし、現在ではベビーパウダーを使用すると汗腺に蓋をしてしまうので良くないと言われています

 

【日光浴】
昔は、日光浴をしないとビタミンDが減ってしまい、「くる病」という病気になってしまうと言われていました。

しかし、現在では紫外線が強いため、窓を開けて外の空気に慣れさせる「外気浴」が勧められています
また、外出時には帽子をかぶったり、日焼け止めを塗るなどの紫外線対策が重要だと言われています。

 

【歩行器の利用】
早期の歩行練習や、脳が発達するとの理由により、昔は歩行器が早くから利用されていました。

しかし、現在でははいはいをすることの方が全身の筋肉を使うことになり、脳の発達も促進すると言われ、赤ちゃんの成長に良い効果があるとされています
また、早期の歩行練習は赤ちゃんの足に負担をかけてしまい、成長を阻害してしまう恐れもあるとされています。

 

【おむつを卒業する時期】
昔は布おむつを使っていたため手入れが大変で早くおむつを卒業するよう言われていました。

しかし、現在では赤ちゃんにも個人差があり、その子に合わせた時期に卒業することが良いとされています

 

【厚着】
小さい赤ちゃんに風邪を引かせないために、昔は室内の中でも厚着をさせていました。

しかし、現在は暖房設備や家の造りも進歩したため、室内で厚着は必要ないと言われています
また、体温の高い赤ちゃんが厚着をし過ぎると汗をかき、脱水症状を起こしてしまう恐れもありますので、薄手のものを重ね着して調節するようにしましょう

 

まとめ

祖父母世代との育児の違いは、意外とたくさんありますよね。
正しい情報を知り、今後の祖父母世代との育児での関わりに活かしてみてください。

この記事を書いたライター

藤田 ゆか
藤田 ゆか

東海地方在住の主婦です。 以前は事務職をしていましたが、夫の転勤に伴い在宅ライターを始めました。 現在妊娠中で、記事を執筆することで自分の情報収集にもなっています。 記事を読むママさんにより近い目線で、役に立つ情報を届けていきたらと思っています。

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