夫も育児ノイローゼになる!
育児ノイローゼというと、ママだけがなるものだと思いますよね。
しかし、近年では新米パパである夫も、育児ノイローゼになる可能性があるというのです。
それは、昔に比べて夫の育児介入が増えたことも関係しているかもしれませんね。
もし夫が、これまでとは違って以下のような症状が頻繁に見られた場合、育児ノイローゼかもしれないので早めに休息をとり、対処するようにしましょう。
【育児ノイローゼの症状例】
・些細なことにイライラする
・赤ちゃんを可愛いと思えない仕草がある
・睡眠不足
・赤ちゃんの泣き声に過敏になっている
・無気力
など。
今回は、そんな夫の育児ノイローゼについて解説します。
育児ノイローゼになりやすい夫とは?
一般的に育児ノイローゼになりやすい夫とは、下記のようなタイプの人が多いようです。
・とても真面目な性格
・悩みごとや不安を抱え込んでしまうタイプ
・完璧主義
全ての人がそうであるとは限りませんが、元々、とても真面目で、初めての育児に奮闘する妻をどうにか支えたいという思いが人一倍強い人がなりやすいと言われています。
ママと赤ちゃんを想うあまり、知らず知らずのうちにパパ自身がストレスやプレッシャーを抱えてしまっているのかもしれませんね。
夫が育児ノイローゼになる原因は?
夫が育児ノイローゼになる原因は主に以下のようなことが関係しています。
頑張り過ぎてしまうようなパパは注意しましょう。
【原因①良いパパになろう・良い夫になろうとするプレッシャー】
赤ちゃんが産まれ、さらに気合が入った…という方も少なくないでしょう。
ママもそうであるように、パパも良きパパ、良き夫を目指しているかもしれません。
しかし現実は、仕事と家庭の板挟みで、思うように育児や家事に関われない…と悩み苦しむ夫の姿も。
頑張ろうとすることが、却ってプレッシャーになってしまっているかもしれませんね。
【原因②夜泣きなどで眠れない】
赤ちゃんが産まれた後、最も大変なのが夜間のお世話。
ママも睡眠不足でフラフラになってしまうことがありますよね。
同じ寝室で寝ているパパも、もしかしたら赤ちゃんの泣き声が気になって眠れなくなっているかもしれません。
ときには、睡眠不足のママに代わってミルクを飲ませようと頑張ってくれることもあるでしょう。
しかし、日中はバリバリ働いているパパですから、連日のように寝不足が続くと体に応えてしまいますよね。
体調が崩れると、心も病んでしまうため、育児ノイローゼになってしまうのかもしれません。
【原因③赤ちゃんの泣き声が気になる】
生まれたばかりの赤ちゃんは、泣くのが仕事です。
泣いて不調や不快感を訴えるのですが、慣れていない頃は、この「泣き声」がママやパパを不安にさせることもあるでしょう。
「何で泣いているの?」
「どうしたら泣き止んでくれるの?」
など、焦ったりパニックになったりする新米ママやパパは少なくありません。
日中のお世話をしていないパパなら、尚更…ですよね。
泣き声が気になって、家にいるときは休みの日でも休まらないと感じてしまうこともあるでしょう。
一度気になると、過剰に反応してしまうこともあり、泣き声にイライラしてしまうなど、育児ノイローゼの症状に繋がっていくこともあります。
赤ちゃんは泣くのが仕事ですから、ドンと構えて、気持ちに余裕を持って接することができるといいですね。
夫が育児ノイローゼにならないために…
もし夫が育児ノイローゼになりそうだな…と思ったら、妻としてできることはあるのでしょうか?
最も家族のなかで身近な存在である夫に、心身の健康を保ってもらうことはとても大切なこと。
下記を参考にしながら、予防策について考えてみましょう。
【予防策①育児や家事を頑張り過ぎない】
一生懸命だからこそ育児ノイローゼになってしまうものです。
まずは、夫婦間で話し合い、育児や家事を頑張り過ぎないようにするルールを決めるといいかもしれません。
どちらかが完璧にこなすと、片一方がプレッシャーに感じやすくなります。
楽しみながら育児や家事をするために、適度に手を抜く勇気を持ちましょう。
【予防策②互いに助け合う】
育児も家事も夫婦で助け合うことが肝心です。
うまくできていないことで、相手を責めたり怒ったりするのは止めましょう。
もし家事や育児を分担するのなら、得意不得意で分けるのもおすすめです。
また、分担制にして相手に任せたのであれば、自分の思い通りの結果にならなくても、決して責めることのないようにしましょう。
【予防策③息抜きの時間を作る】
育児や家事に解放される時間を、夫婦ともに作るということも大切です。
ときには、出産前のように夫婦で外食や映画を楽しむなどしてストレスを発散しましょう。
まとめ
育児ノイローゼは、いまや妻だけに限らず夫にも起こり得るものです。
育児や家事を押し付け合ったり、強制したりするのではなく、あくまで協力し合うことが大切です。
それには「思いやり」が必要。
赤ちゃんの育児は大変なことも多いですが、つらいことも楽しいことも、夫婦で一緒に乗り越えてくださいね。