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夫婦喧嘩が子どもをダメにする?

夫婦喧嘩が子どもをダメにする?

子どもに夫婦喧嘩を見られてしまった

毎日仲の良い夫婦でいることって難しいですよね。
ついカッとなって子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまって、後悔してしまったママもいるのではないでしょうか。

 

今回は、夫婦喧嘩の原因やその良し悪し、子どもへの影響とその対策などをご紹介します。

夫婦喧嘩の原因は?

子どもが生まれると夫婦喧嘩は増えると言われています。
その原因は何でしょうか。

 

【育児疲れ】
ママの育児疲れが原因です。

 

子どもが生まれると、睡眠不足や思い通りにいかない育児、家事と育児の両立による忙しさなどイライラが増していきます。
また、産後のホルモンバランスの乱れもイライラを増幅させます。

 

こうしたイライラが解消できないと大きなストレスとなり、ふとしたきっかけで夫婦喧嘩に発展してしまうことがあるでしょう。

 

【考え方の違い】
パパとママの考え方の違いも原因の1つです。

 

子どものしつけや教育方針が合わず夫婦喧嘩をすることもありますね。
互いに大切なわが子のことだからこそ、なかなか譲ることができず、妥協点を見つけることができないことがあります。

 

また、日々の忙しさからコミュニケーション不足に陥ることで夫婦間の溝が深まることもあるでしょう。

 

【家事・育児の役割分担】
共働き家庭が増えている現代でも、やはり家事や育児の分担はまだまだ女性の比率が高いと言われています。
全てをママ1人で行うのは大変ですし、ストレスにつながりますよね。

 

一方で、きちんと決めたにも関わらずパパがやってくれない、やっても中途半端…とイライラを募らせてしまうこともあるでしょう。
また、パパとしても、仕事で疲れているのに…と不満を感じることもあります。

夫婦喧嘩に良し悪しってあるの?

夫婦喧嘩も「良い夫婦喧嘩」と「悪い夫婦喧嘩」があります

 

【良い夫婦喧嘩とは?】
良い喧嘩は互いに意見を交わし合い、自分の非を認め相手を尊重する喧嘩のことです。
そして何より仲直りをして喧嘩が終わります。

 

良い喧嘩は、子どもに人間関係での問題解決方法などを教え、さらに最終的にパパとママの強い絆を感じさせ、子どもの成長につながります

 

【悪い夫婦喧嘩とは?】
一方で、悪い夫婦喧嘩は、暴力や暴言、一方的に相手を非難したりする喧嘩のことです。
子どもが恐怖を感じ、ストレスになります

悪い夫婦喧嘩が子どもに与える影響

悪い夫婦喧嘩は身体的にも精神的にも良くない影響を子どもに与えます。
一体、どのような影響があるのでしょうか?

 

【PTSDを発症する】
夫婦喧嘩による恐怖や孤独がストレスとなり、不眠や頭痛、摂食障害などの症状を引き起こします

 

ひどくなると、PTSDと言われる心的外傷後ストレス障害という病気になることもあります。
夫婦喧嘩がトラウマとなり、突然フラッシュバックして混乱したり、幻覚を見たり、うつになるなどの症状が現れます

 

PTSDは子どものときに発症するとは限らず、成長し大人になってから発症することもあります。

 

【自己否定につながる】
小さな子どもには夫婦喧嘩の原因まで理解できません。
そのため、自分のせいで夫婦喧嘩が起きていると感じてしまいます
この思いが、自分は良くない子だと自分を否定する子どもにしてしまいます

 

自分に自信が持てず、自己否定が悪化すると、何に対してもやる気が持てない子に育ったり、自分はいない方が良いと思い、最終的に自殺する子どももいます。

 

【成長を阻害する】
夫婦喧嘩による恐怖心は、脳にも影響を与えると言われています
脳への悪影響により、子どもの学習能力や記憶力が低下してしまうようです。

 

また、夫婦喧嘩のストレスから睡眠不足になり、成長ホルモンの分泌が少なくなります
それにより、身長が伸びなくなるなど体の成長にも影響を及ぼします。

 

さらに、睡眠不足から、疲労が回復せず、免疫力や抵抗力が低下して病気などになりやすくなります。

 

【人間関係に悪影響を与える】
夫婦喧嘩が子どもの脳に与える悪影響によって、自分の気持ちを上手く制御できなくなってしまうことがあります

 

これにより、暴力的になってしまい、他者とのコミュニケーション能力が低下してしまいます。

 

また、夫婦喧嘩を見てきた子どもは、将来的に結婚などに興味を持つことができなくなります。

夫婦喧嘩をしたときの対処法

子どもに悪影響を及ぼさないためにも、夫婦喧嘩をしてしまったときの対処法をご紹介します。

 

【子どもへの対応】
夫婦喧嘩をしてしまったときは、子どものショックや恐怖心をなくすことが重要です。

 

抱きしめるなどのスキンシップはもちろんのこと、言葉でも安心させてあげましょう。
小さい子どもは感じる恐怖も大きいので、その分たくさん慰めてあげましょう。

 

【夫婦間の対応】
まずは落ち着くことが大切です
落ち着いて互いの言動や行動についてじっくりよく考えて、頭の中の整理ができたらもう一度じっくり話し合いましょう。

 

子どものためにも、パパママのためにも、悪い夫婦喧嘩ではなく、良い夫婦喧嘩になるように2人で考え、努めていくことが大切です。

まとめ

夫婦喧嘩を全くしないことは難しいですよね。
「喧嘩するほど仲が良い」という言葉の通り、普段からなんでも言い合える夫婦仲でいることも大きな喧嘩に発展しない予防策かもしれませんね。

この記事を書いたライター

藤田 ゆか
藤田 ゆか

東海地方在住の主婦です。 以前は事務職をしていましたが、夫の転勤に伴い在宅ライターを始めました。 現在妊娠中で、記事を執筆することで自分の情報収集にもなっています。 記事を読むママさんにより近い目線で、役に立つ情報を届けていきたらと思っています。

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