赤ちゃんとママの「絆」とは
初めての出産と育児。ママも赤ちゃんを産んだその日から「ママ1年生」となりますよね。愛らしいわが子を育てる大変さと幸せを感じながら毎日を過ごしているのではないでしょうか。
生まれてすぐの赤ちゃんは、まだ目があまり見えていませんが、ママの声や匂いを感じ、安心感を得ています。赤ちゃんにとってママは唯一無二の存在。パパが羨むほど、ママの存在は特別とも言えます。 そんな赤ちゃんとの絆をもっと深めていきたいというママもいるでしょう。
赤ちゃんとママの特別な絆を深めることは、成長したときにその子の人格形成にも大きな影響を与えると言われています。 そこで今回は、赤ちゃんとの絆を深めることの重要性や、絆の深め方についてまとめました。
赤ちゃんとの絆の深め方
上でも触れましたが、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ目が見えないものの、ママの声や匂いに反応し、ママを認識していると言われています。 もっと言えば、ママのお腹の中にいた頃からママの声を聞いてたため、声を聞くだけで安心するのかもしれませんね。
では、赤ちゃんとの絆をもっと深めるにはどうしたらいいのでしょうか?
【①抱っこをする】
赤ちゃんはママの抱っこが大好き。授乳や寝かしつけの時だけでなく、とにかくたくさん抱っこしてあげましょう。 「抱っこをしすぎると抱き癖がつくからよくない」と言われる時代もありましたが、今はそれは否定されてきています。 抱っこをすることで赤ちゃんが安心感を覚えるため、積極的に抱っこをしてください。
【②赤ちゃんの目を見て優しく声かけをする】
授乳やおむつ交換をする際など、赤ちゃんのお世話をするときには必ず声をかけてあげましょう。赤ちゃんの目をしっかり見て声掛けをするとより信頼関係を築くことができますよ。
【③ベビーマッサージをする】
ベビーマッサージも赤ちゃんとのスキンシップにおすすめです。 赤ちゃんは肌の触れ合いが大好き。マッサージは、体も心も気持ち良くなるので赤ちゃんもきっとご機嫌になってくれますよ!
赤ちゃんがママを認識するのはいつ頃?
生まれてすぐは視力が発達していないため、まだママとほかの人の区別はできていないと言われています。 一般的には、生後4ヶ月頃から徐々に顔の認識ができるようになるので、ママとほかの人の区別がつくようになります。
以下のような行動が見られたら、赤ちゃんがママを識別できるようになったと考えて良いでしょう。
・人見知りが始まった
・ママが視界から見えなくなると泣く
・ママを目で追うようになった
・ママを見ると笑うようになった
・ママに喃語を話すようになった
・後追いするようになった
このような行動は、赤ちゃんにとって「ママ大好き」という気持ちの表れです。 ママとの信頼関係を築こうとしているのだと思い、もっとスキンシップや声かけをするようにしましょう。
ただし、これらの行動には個人差があります。すべての行動が見られなかったとしても、安心して赤ちゃんとコミュニケーションをとるようにしてください。
赤ちゃんとママの絆作りの重要性
赤ちゃんとママの絆作りは、こうして普段のスキンシップや声かけから築かれていくもの。赤ちゃん本人の人格形成のみならず、ママにも大きな影響を与えてくれます。 赤ちゃんとママが絆を深めるのはなぜ大切なのでしょうか。
【①自己肯定感の高い子に育つ】
乳幼児期にしっかりと親子の絆が作られていることで、子どもが成長したときに「自己肯定感の高い子」になると言われています。
自己肯定感とは、自分が愛されている・自分が必要とされていると感じる気持ちで、これが高いと、どんなことも前向きに考えられたり、他人と比較することなく、幸福感を得やすい子になるのだそうです。 自分に自信を持って何かに挑戦することはとても大切なことですね。
【②他人とのコミュニケーションが上手な子に育つ】
赤ちゃんはいつまでもママのそばにいるわけではありません。成長につれ学校や会社など、他者との交流を持つようになります。
その時にコミュニケーション力が高いことは大きなメリットとなるでしょう。今は人見知りの赤ちゃんでも、ママとの交流を通じて、自然とコミュニケーション力が備わっていきますよ。
【③ママの自信にもなる】
新米ママにとって、毎日の育児は不安だらけ。けれども、わが子との信頼関係がしっかりできていると、愛情が伝わっているんだなと幸せな気持ちになりますよね。 わが子からの「ママ大好き」という言葉が、日ごろの育児疲れを一気に吹き飛ばしてくれることもあると思いますよ。
まとめ
「3つ子の魂100まで」「3歳神話」なんて言葉があるように、乳幼児期に育まれる親子の絆というのは、その後の赤ちゃんの成長に大きく影響するとも言われています。
そう考えるとちょっと大げさに聞こえますが、今回ご紹介したように、赤ちゃんとの絆を深めること自体は難しいことではありません。 特別なことをしなくても、毎日のお世話のなかで目と目を合わせておしゃべりしたり、抱っこをしたりするだけで良いのです。
子どもが巣立っていくのはあっという間。今という時間を大切にし、親子の絆を深めていってくださいね。