大好きな子どもに育児ストレスを感じる
待ち望んだわが子との生活。
それなのに、子どもと2人きりの生活にイライラを感じてしまう…。
慣れない育児に相当なストレスを抱えてしまう…というママは、少なくありません。
もしかしたら、そんな気持ちに罪悪感を感じ、さらに悩みの種となっているママもいるかもしれませんね。
子どもがいることで、ママは出産前とは大きく生活が変わってしまうため、ストレスを感じるのも仕方がないこと。
子育て中のママが感じている育児ストレスには、いったいどのような原因があるのでしょうか。
子どもといる環境がストレスに
子どもはかわいいのに、子どもといるとストレスを感じてしまう。
原因の1つには、子どもが生まれたことによる環境の変化が挙げられます。
【子どもに合わせた生活】
出産前は、仕事や家事があるにしろ、ママが自分のペースでスケジュールを組んで生活ができていたのですが、子どもが生まれるとまずは昼夜を問わない生活が始まります。
まとまった睡眠がとれず、食事もままならないというママもいることでしょう。
いくら子どもがかわいくても、こんな生活にストレスを感じないというママは、なかなかいませんよね。
【自分の時間がない】
子どもが小さいうちは、ママは自分がゆっくりできる時間が作りにくいです。
美容院へもなかなか行けないし、体調が悪くても病院に行けないことも、時にはあります。
仕方がないとは思っていても、我慢が続くとストレスはたまっていきます。
【体も気持ちも休めない】
子育てに休みはありません。
365日続く子どもとの生活ですから、体には疲れがたまるし、抱っこやおんぶで肩や腰に不調が現れることも。
さらに赤ちゃんのうちは目も離せませんから、気持ちが休まることもありません。
【社会からの孤立】
日中は基本的に子どもと2人きりで過ごす生活が続きます。
もちろん、仕事が終わればパパも帰ってきてくれますが、それ以外の大人と話す機会がかなり減ってしまいます。
人と話す機会がないと、社会から孤立してしまうような焦燥感が生まれたり、ストレスが発散できずにどんどんたまっていってしまいます。
【自分のキャリアに不安を感じる】
子育てのために育休を取得、もしくは退職しているママは、いずれ社会復帰ができるのか不安に思うこともあるでしょう。
保育園に預けることや、時短勤務のこと、子育てをしていることでの会社での立場なども、悩みの種となってきます。
【周囲から母親であることを求められる】
母親は「こうでなければ」という思想や風習が、日本ではまだ根強く残っています。
そういった周囲からの意見や思想が、ママにストレスを与える原因になっています。
母親としてのプレッシャーがストレス
次にあげられるのが、母親としてのプレッシャーです。
ママが子どもをしっかり育てないとと思う気持ちが、ストレスになってしまっていることも。
【子育てに自信がない】
初めての育児は分からないことばかり。うまくいかないことや不安なことが続くと、自分の子育てに自信がなくなることもあるでしょう。
【子どもの発達】
子どもの発達や成長は、ママもやっぱり気になるところ。
平均値からずれていたり、周囲の子と比べてしまい、不安に思ってくることもあるでしょう。
【子育てが思うようにいかない】
子どもにはそれぞれ性格があります。
ママが思うように子育てができないこともあるでしょう。
なかなか眠ってくれなかったり、授乳がうまくいかなかったり、離乳食の好き嫌いが激しかったり。
成長とともにイヤイヤ期もやってくるし、これからママを困らせることも何度もあることでしょう。
わが子でもつい怒りたくなってしまうことは、誰にだってあることです。
【ワンオペ育児】
パパの仕事が忙しいと、どうしても子育てがママ1人の負担になりがち。
ワンオペ育児が続くと、ママは心身ともに疲れ、それがストレスになってしまうこともあります。
【ママ友付き合い】
子育てをしているとママ友との出会いもあります。
気が合う友人を見つけられるといいのですが、「ちょっと合わないかも…」と思っていても、付き合いを続けていかなければならないことも。
【相談できない】
育児の悩みを相談出来たり、気持ちを共有してくれる相手がいると、気持ちはかなり楽になります。
しかし、話ができる相手を見つけられないと、ママは気持ちを抱えたまま過ごすことになってしまいます。
育児ストレスをためない為に…
こういった育児ストレスを抱えていると分かっていても、子どもがいるとなかなか解消するのは難しいですよね。
しかし、ストレスはママの心身に様々な影響を与えます。
ため込まないためには、
・子どもと一緒に散歩など外の空気を吸う時間を作る
・支援センターなどで人との交流を持ってみる
・相談できる相手を探す
・自治体の子育て相談や電話相談を利用する
・パパや周囲の大人と協力した子育て
・一時保育などのサービスを利用して、時々ママ1人の時間を作る
など、ママなりにストレスをためない工夫をしてみてくださいね。