「怒らない子育て」は意外と難しい!
わが子はかわいいけれど…度重なるいたずらや、理由が分からない癇癪に、イライラしてしまうことありませんか。
まだあまり言葉が通じない頃でも、つい怒ってしまったり、気持ちが抑えられずに怒鳴ってしまい、後で自己嫌悪に陥るママも少なくないようです。
最近では「怒らない子育て」というのが注目されていますが、なかなか「怒らない子育て」を実践するのは難しいと感じるママがほとんどでしょう。
怒らずに子育てするにはどのようなところに気をつければいいのでしょうか。
今回は、怒らない子育てのコツについてご紹介します。
怒らない子育てのコツとは?
怒らないようにしよう!と決めても、なかなか怒らずにいるというのは難しいですよね。
怒るというのは嬉しい楽しいと同じような感情なので、簡単にコントロールはできません。
しかし、ちょっとしたコツを実践してみると、少しずつコントロールできるようになるそうです。
子育て中のママにも取り入れやすい、怒りの感情をコントロールするコツをまとめました。
【怒らない子育てのコツ①怒りの原因を知る】
なぜ自分がイライラしてしまうのか、怒ってしまうのかについて考えたことはありますか?
怒りの感情を持ったこと(結果)には、何らかの原因があるはずです。
その原因をはっきりさせることが、怒らない子育てへの第一歩と言っても過言ではありません。
・ステップ1:怒りの記録をつける
自分がどんな時に怒ってしまったのか、怒りの記録をつけてみましょう。記録をただ単につけるだけで、それに対して反省をする必要はありません。まずはあくまで、自分の怒りの分析をするための資料集めをしましょう。
・ステップ2:怒りの原因を整理する
ある程度記録をつけたら、その怒りの原因を整理してみます。原因は子どもが何かをしたからなのか、ただ自分が忙しくて感情的になってしまっただけなのかを考えてみましょう。
また、子どもが何かしたことがきっかけで怒ったのであれば、それは本当に怒るべき内容だったのかも考えてみてください。
子どもにも事情があったのかもしれませんし、そうなる前にママが子どもに対してできたことがあるかもしれません。自分が子どもの立場だったら、こんなことで怒られるなんて理不尽だと感じてしまうことで怒っていないか、整理してみましょう。
【怒らない子育てのコツ②怒ってしまいそうになったら子どもから離れる】
怒ってしまいそうになったら、一旦その場から離れて冷静になる時間を作るのもいいでしょう。
トイレへ行く、別の部屋に行くなど、子どもから離れて気持ちを整理し、怒りの感情を抑えるのもコツの1つです。
【怒らない子育てのコツ③気持ちを伝える方法を考える】
ママは怒ることで、子どもへ本当にして欲しかったことを伝えているつもりですが、怒られているときの子どもは「怖い」「怒られたくない」というどちらかというと恐怖や悲しいという感情に支配されています。
そのため、ママの本当の気持ちが伝わっていないかもしれません。
ママがどうして怒ったのか、本当の気持ちを伝えるには、ママ自身も気持ちに余裕を持ち、子どもが聞き入れやすい状況を作るのがいいでしょう。
言葉だけでは理解しづらい子には絵を描いてあげたり、ママが正しい行動を見せてあげたりして、伝えるのもいいですね。
そして、子どもは注意を受けるよりも褒められた記憶の方が残りやすいという点も知っておくといいでしょう。
うまくできたときに褒めてあげて、「こうしてもらえると、ママは嬉しい!」という気持ち伝えるのも効果的です。
怒らない子育ては勘違いも多いのが現状
怒らない子育ては、感情的になって子どもを怒らないという子育て方法ですが、間違った解釈も多いと言われています。
【「怒らない」と「放置」を混同しないこと】
怒らない子育てをしようと、子どもが何しても怒らないというのはよくありません。
また、怒ってしまいそうだから離れるということを勘違いし、子どもから離れすぎるのも好ましくありませんね。
子どもが小さいうちは子ども自身では善悪もつかないですし、危険な事件や事故にも巻き込まれやすいです。
人に迷惑をかけるようなことはダメと叱る、危険が子どもに及ばないように守ることも大切な親の役目です。
怒りたくないから子どもがすることは何でも許す、子どもの行動を見ずにやりたい放題させるのは、そもそも”子育て”と言えるかどうか考えてみましょう。
【怒ること=悪いことではない】
ついつい感情的に怒ってしまったことを、ひどく後悔して落ち込んでしまうママもいます。
しかし、怒ることは悪いことではありません。ママも人間なので、怒りの感情が沸いてしまうのは普通のこと。
上手に怒りをコントロールできるようになるには、時間がかかります。
必要以上に怒ってしまったら、落ち込むのではなく次はどう対処すればいいか考えてみましょう。
まとめ
イライラせず、心穏やかに毎日子どもと過ごすのは難しいですが、少しずつ自分の感情を整理しながら、感情のコントロール方法を学んでいきましょう。
そして、子育て方法や子どもとの接し方に悩んだら、気軽に相談できる相手を見つけることも大切です。
少しずつママ自身も子育てを通して成長していけるといいですね。