絵本をめくりたがる赤ちゃんに
絵本の読み聞かせをしていると、まだ読んでいる途中なのに赤ちゃんがページをめくりたがる…
こんな経験をしたことはないでしょうか。
この赤ちゃんがページをめくってしまうというのは、よくあること。
しかし、次々とめくられてしまうと、読んでいる方もどう読み聞かせをしていいか分からなくなってしまいますし、時には赤ちゃんが力任せにめくることで絵本が破れてしまい困りますよね。
絵本をめくりたがる赤ちゃんに、どう対応したらいいのでしょうか。
今回は赤ちゃんが絵本をめくりたがる理由とともに、その際の対応の仕方の例をまとめました。
めくりたがって読ませてくれないとお悩みの方、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんは絵本をめくりたがる理由
赤ちゃんはどうして絵本のページを次々とめくってしまうのでしょうか。
【めくる行為が面白いから】
ページをめくる、という行為は手や指先が発達しないとできない行動です。
個人差はありますが、生後6ヶ月頃から絵本をめくれるようになる子が出てきますが、そのめくること自体を遊びとして楽しむ子もいます。
ただただ、めくることが楽しく、一度めくると夢中になり、次々とめくりたくなってしまうのかもしれません。
【大人の真似をしたいから】
絵本は読んでいる大人がページをめくることが多いですが、その真似をしたい赤ちゃんもいるでしょう。
赤ちゃんは大人の真似が大好き。
読み聞かせしてくれるママやパパと同じように、絵本をめくりたい!という気持ちが強く、めくりたがるのかもしれませんね。
【好きなページがあるから】
赤ちゃんにとって、読んでいる本がお気に入りの本であれば、もしかしたら好きなページがあるのかもしれません。
そのページが見たくて、めくってしまうのかも。
赤ちゃんに自由にめくらせてみて、観察してみましょう。
好きなページがあるのなら、そのページを繰り返したくさん読んであげるのもいいですね。
【そのページに飽きたから】
好奇心旺盛な赤ちゃんなので、次々違うページを読みたい!という気持ちから、めくりたがることもあるでしょう。
また、絵本自体に飽き、他の遊びがしたいために、絵本の最後までページをめくる子もいるかもしれませんね。
赤ちゃんが絵本をめくりたがった時の対応は?
赤ちゃんが絵本をめくりたがるけれど、読み聞かせをしてあげたい。
まためくることで本を破ってしまうことや、手にケガなどが心配だというママもいるでしょう。
そのため、赤ちゃんが絵本をめくろうとすると、つい叱ってしまう…というママもいるかもしれませんが、先述したように赤ちゃんがページをめくるのは赤ちゃんにとっての理由があってのこと。
楽しい、面白い、他のページが読みたい、他の遊びがしたい…
その気持ちを受け止めてあげながら、どのような対応をするとよいのでしょうか。
【赤ちゃんがめくったページを読んであげる】
赤ちゃんがめくったら、前のページが途中であったとしても、そのページを読んであげましょう。
順番通りでなくても大丈夫。
ストーリー性のある絵本でも、そのストーリーを理解できるようになるのは、3歳頃から。
それまではストーリーよりも、絵本の絵や言葉の音に反応したり、絵本をモノとして楽しんだりする子が多いので、お話の前後のつながりがなくても、興味の出たページを読んであげるといいですよ。
【お気に入りの絵本を読み聞かせする】
赤ちゃんの中にはお気に入りの絵本がある子もいるでしょう。
何が気に入って好きであるかはその子によって違いますが、お気に入りの本ができるのは嬉しい成長ですね。
いろんな本をたくさん読んであげたい、というママもいるかもしれませんが、種類は気にせず、お気に入りのものをたくさん読んであげてください。
【読むタイミングや場所を変える】
絵本に興味がなくて、ただページをペラペラとめくってしまう様子が見られる場合は、その時が赤ちゃんにとって絵本を読みたいタイミングではないのかもしれません。
無理に読むのではなく、その子が興味を向けてくれるタイミングを探ってみたり、リビング、寝室、お庭など、その子が落ち着いて絵本に興味を向けてくれる場所を探してみたりするのもいいですね。
【とことんめくらせてあげる】
絵本のストーリーに興味を持ってき始めると、次第にペラペラと絵本をめくってしまうことも少なくなります。
そのため、めくるのは今だけと思い、めくること自体を楽しませてあげ、とことんやらせてあげるのもいいでしょう。
ただし、めくったときに紙で手を怪我したりしないよう、気を付けてあげてくださいね。
また小さいうちは赤ちゃんがめくりやすく、破ってしまいにくい厚紙絵本を選ぶといいでしょう。
「めくるときは優しくね。」と声をかけたり、上手にめくれたら「上手だね~」と褒めてあげたりするのもいいですね。
まとめ
赤ちゃんが絵本のページを次々とめくってしまうのは、様々な理由があります。
それは赤ちゃんなりに絵本を楽しんでいる証拠ですし、よくあることなので、どうか叱らないであげてくださいね。
赤ちゃんのペースで絵本を読み聞かせすることを楽しみましょう。