おもちゃの人形はいつから?
おもちゃといえばさまざまな種類がありますが、1歳が近くなるとそろそろ人形デビューを考えているママも多いのではないでしょうか。本格的に人形遊びをしだすのは、だいたい1歳半ごろと言われています。
初めのうちは赤ちゃんの心の支えとなるパートナーとして、1歳ごろから人形デビューをするのも良いですよ。
実は、おもちゃの人形は月齢によって子供に与える効果や遊び方が変わってくるものです。そして、5~6歳以降でも遊んでいる子もいるくらい、長く遊べるおもちゃでもあります。
そこで今回は、おもちゃの人形が子供にもたらしてくれる嬉しい効果について詳しくご紹介します。
おもちゃの人形がもたらす効果とは?
おもちゃの人形が、赤ちゃんの成長にどのような効果を与えてくれるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
【五感を刺激する】
1歳ごろの赤ちゃんに人形が与えてくれる効果は、五感を刺激するというものです。
1歳までの赤ちゃんはまだ、人形をお世話して遊ぶというよりは、ぎゅっと抱っこしたり、やさしく触れたりして遊ぶことが多いでしょう。
人形の顔や髪の毛、手足など、様々な質感に触れて遊ぶだけでも、赤ちゃんの五感を刺激してくれます。
また、カラフルな色柄の人形の洋服に目を向ければ、色彩感覚を養うことにもつながるかもしれませんね。
【安心感を与えてくれる】
1歳近くなると、はいはいしたり立てるようになったりと、物理的にママと離れる瞬間が増えていきます。
好奇心旺盛な赤ちゃんなら、特にママから離れて気になる物へ一直線…ということも。
しかしその一方で、ママと離れることへ不安を感じることもあります。そんなとき、赤ちゃんの心の支えとなるのが「人形」です。
ママの代わりとなる人形を持つことで、安心して外の世界に踏み出せるようになるでしょう。
お気に入りの人形は、これから長い間、子どもを安心させてくれるパートナーになってくれると思います。
【手先が器用になる】
最初は人形を持って安心するものですが、成長するにつれて人形での遊び方が変わってきます。
1歳半~2歳ごろには、人形を使ったお世話遊びをするようになるでしょう。
人形にミルクを飲ませたり、服を着替えさせたり、おむつを替えたり…まるで、ママがわが子にしてあげたようなことを真似して遊ぶようになります。
このようなお世話遊びを通して、少しずつ手先が器用になっていくので、もう少し大きくなったら自分の着替えも上手にできるようになるでしょう。
手先、指先の訓練として人形遊びを取り入れるというのもいいかもしれません。
【言葉の発達を促してくれる】
人形を使ったお世話遊びやごっこ遊びは、言葉の発達にも効果的。
人形で赤ちゃんと一緒に遊ぶ際は、ママや周りの大人から言葉かけをしてあげましょう。
多くの言葉ややり取りを、人形遊びで重ねることで、赤ちゃんの中に言葉がどんどん蓄積されていきます。
1歳前後は、特に言葉に興味を持ち始める時期です。
赤ちゃんの言葉の発達を進めるためにも、人形遊びを通してたくさん声をかけてあげてくださいね。
【想像力が豊かになる】
人形を使ったお世話遊びやごっこ遊びは、赤ちゃんの想像力を育んでくれます。
成長と共に、赤ちゃん自身のオリジナルのストーリーの中で「ごっこ遊び」を楽しむようになったり、他のおもちゃと組み合わせて人形のお世話をしたりするようになります。
赤ちゃんの時期はまだ難しいですが、身近に人形があることで、いずれはこのような「ごっこ遊び」をするようになるでしょう。大人がびっくりするような、発想力が生まれるかもしれませんね。
【他人を思いやる気持ちが育つ】
人形は、他の人を思いやる気持ちを育てるのに最適なおもちゃです。
「痛いかな?」や「悲しいかな?」など、一緒に遊ぶ大人が人形の気持ちを代弁することで、他人を理解する力が身に付いていきます。
【社会性が養われる】
人形遊びというのは、人形の気持ちを想像してお世話するので、実は高いコミュニケーション能力が必要です。
また、さらに成長すると、人形を使ったごっこ遊びの中で、適した言葉遣いや社会のルールを学びます。
そうすることで、将来、生活をする上で大事な社会性を身に付けていくことができるのです。
人形遊びの際は、ママも一緒になって赤ちゃんとコミュニケーションをとり、楽しく会話をしながら遊ぶようにしてくださいね。
まとめ
おもちゃの人形が子どもに与える効果について詳しくご紹介しました。
人形遊びは女の子の遊びと思われがちですが、男の子の成長にも同様の効果があります。
男の子が人形遊びに興味を示したら、触れさせてあげると良いです。かもしれませんね。とる
今回ご紹介したように、人形遊びは嬉しい効果がたくさんあります。
それに加え、人形は長く遊べるおもちゃの1つです。人形を通じて、子どもの心の成長を促してあげましょう。