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赤ちゃんの指さしを引き出す遊びとは?

赤ちゃんの成長段階で重要な指さし

生後10ヶ月頃から、指さしをする子が増えます。

この指さしは、赤ちゃんの成長段階で重要な役割をはたしており、指さし行為は赤ちゃんの意思表示であり、言葉を話すということの第一ステップでもあります。

 

もちろん普通に生活をしていても自然と行う行為ではありますが、少しでも手助けをしてあげたいのが親心ですよね。

そこで今回は、赤ちゃんの指さしを引き出す遊びをご紹介します。

 

赤ちゃんの指さしの意味

赤ちゃんの指さしは、生後10ヶ月~1歳ごろから始まり、まだ言葉の話せない赤ちゃんの意思表示となるしぐさです。

今まで一方通行のように感じていた育児も、指さしが始まることで赤ちゃんの意思も伝わってきてより一層楽しくなりますよ。

 

指さしは、赤ちゃんの成長に合わせ意味合いもどんどんと増えていきます。

 

【赤ちゃんの指さし①興味の指さし】

興味の指さしとは、赤ちゃんが自分の興味や関心をもったものに対して指さしをすることで、10ヶ月~1歳ごろに行われます。

 

例えば散歩をしていて犬がいたときや、気になるおもちゃ等に指をさし、自分が興味を持っているということを伝える意味があります。

興味の指さしは、赤ちゃんが今後行う指さし行為の第一歩となり、今後の発達につながる大切な役割でもあります。

 

【赤ちゃんの指さし②要求の指さし】

11ヶ月~1歳頃になると、赤ちゃんは自分の意思がはっきりとしてきて、要求の指さしをするようになります。

 

要求の指さしとは、赤ちゃんがママなどに対して「こうしてほしい」という要求を伝える手段の指さしです。

おもちゃを取ってほしいときや、食べたいものが目の前にあるときなどに行われます。

 

【赤ちゃんの指さし➂共感の指さし】

1歳~1歳6ヶ月頃になると、今までとの指さしとは大きく異なる共感の指さしが始まります。

 

赤ちゃんが興味のあるものなどを指さし、その後ママや周りの人の顔をじっと見るようになります。

これは、今までは指さしの対象物だけを見ていた赤ちゃんが、ママや周りの人にも一緒に見て確認してもらい共感を得たいと思っているのです。

 

共感の指さしは、指さしの中でもとても重要で、コミュニケーションの基礎となる行為です。

 

【赤ちゃんの指さし④理解と応答の指さし】

1歳半頃から始まる理解と応答の指さしとは、質問に対して指さしで応じる行為のこと。

 

何種類の動物がイラストなどを見せて「犬はどれかな?」と、ママが質問すると指をさして答えてくれるのが、理解と応答の指さしです。

これは、大人が言っていることを理解し、求められている答えを指で指し示すことができているということで、赤ちゃんの心の発達が大きく感じられる指さしです。

 

赤ちゃんの指さしを引き出す遊び

赤ちゃんとの遊びの中で、指さしを引き出す工夫をしてみましょう。

「指さしを引き出す」と聞くと、難しく感じるかもしれませんがどの遊びもとても簡単で、赤ちゃんと密接なコミュニケーションがとれるものばかりですよ。

 

【指さしを引き出す遊び①シャボン玉】

シャボン玉での遊びは、赤ちゃんの興味の指さしを引き出すのにとても有効です。

赤ちゃんは、フワフワと飛んでいくきれいなシャボン玉が大好き。大人が吹いて見せてあげると大変喜び、興味を持って見てくれますよ。

 

【指さしを引き出す遊び②絵本】

絵本を読んであげることも、指さしを引き出すのに効果的な遊びのひとつ。

絵本に描かれているイラストをママが指さしながら、「これは犬だよ」「これは車だよ」などと声をかけてあげましょう。

物や食べ物など、はっきりとした絵で分かりやすいものが描かれている絵本を選ぶと良いですよ。

 

【指さしを引き出す遊び➂いないいないばあ遊び】

赤ちゃんのお気に入りのぬいぐるみなどをママが手に取り、ソファーの陰など赤ちゃんの死角になるところへ移動します。

そして「いないいないばあ」と、ぴょこっとぬいぐるみの姿を見せてあげましょう。

赤ちゃんは興味津々でぬいぐるみの方を見て、何度も繰り返すことで指さしを引き出すのに役立ちます。

 

【指さしを引き出す遊び④動物園などへ行く】

赤ちゃんを動物園や水族館等へ連れていくことも指さしを引き出すきっかけ作りににおすすめです。

絵本やテレビとは違う、実際に生きている動物を見ることは赤ちゃんにとってとても刺激的なこと。

「ゾウさんいるね」「お魚さんきれいだね」など、ママも指さしをしながら赤ちゃんに話しかけてあげましょう

 

まとめ

赤ちゃんの成長段階でとても重要な役割を果たす指さし。

インターネットサイトや育児書、周りの赤ちゃんに比べて我が子は成長が遅い…なんて焦っているママもいるのではないでしょうか。

しかし、赤ちゃんも人間です。大人一人ひとりが能力が違うように、赤ちゃんの成長にも個人差があり、得意不得意があります。上述した指さしを行う時期も、あくまで目安であり絶対ではありません。

 

今回紹介した遊びの共通のポイントは、ママが笑顔でたくさん話かけてあげること

周りを見ることも時には大切ですが、焦りすぎずに日々の遊びの中で楽しみながら赤ちゃんの成長をサポートしてあげましょう。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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