産後の抜け毛に悩むママは多い
産後2~3ヶ月くらいから気になり出す「抜け毛」。シャンプー後に排水口に大量の抜け毛が落ちていたり、ブラッシングするたびにゴッソリ髪の毛が抜けたりして、驚くママは多いのではないでしょうか。
産後の抜け毛の原因は
・ストレス
・栄養不足
・睡眠不足
・ホルモンバランスの乱れ
などが挙げられます。
一度抜け始めると生え変わるまでは髪の毛が薄くなってしまったり、スタイリングが思うようにいかなかったりするので外出時や人に会うときなどは気になりますよね。
気になれば気になるほど余計にストレスになるので、髪の毛にはもちろん、ママの心の健康にも良くありません。
抜け毛を改善するには、バランスのとれた食事を心がけたり、休めるときに休んだりすることが大切なのですが、ほかにも頭皮に優しいシャンプーを使うということも大切なんです。
産後の頭皮は非常にデリケートになっていますので、刺激の少ない成分のシャンプーを使い、抜け毛の進行を抑えるようにしましょう。
では具体的にどのようなシャンプーを選べばよいのか、ご紹介していきます。
①シャンプーの洗浄成分で選ぶ
産後は、お肌だけでなく頭皮も非常にデリケートな状態です。そのため、これまで使っていたシャンプーでは刺激が強すぎてしまい、余計に抜け毛を進行させてしまうことも。
まずは、頭皮に優しい洗浄成分を使用した「低刺激シャンプー」を選ぶようにしましょう。
【アミノ酸系シャンプー】
石油系の合成界面活性剤を使用したシャンプーは、非常に洗浄力が強く泡立ちも良のですが、実は頭皮や髪の毛に負担がかかりやすいと言われています。
洗浄力が強すぎて、頭皮に必要な潤いまでも洗い流してしまうため、頭皮が乾燥しやすくなるのです。すると、抜け毛はもちろん、フケ、かゆみなどの原因にもなってしまいます。
特に敏感肌の方は、使用を控えたほうが良いでしょう。
一方、天然由来のアミノ酸系洗浄成分のシャンプーは、優しい洗浄力と高い保湿力が魅力です。
頭皮に適度な潤いを保ち、頭皮や髪のダメージを抑えてくれます。
主に
・ココイル○○
・○○メチルアラニン
・ラウロイル○○
などの表示があるものがアミノ酸系シャンプーです。
【石鹸系シャンプー】
石鹸系シャンプーは、天然由来の界面活性剤を使用したシャンプーのこと。
アミノ酸系シャンプーに比べ、洗浄力が高いのに頭皮へのダメージが少ないのが特徴です。頭皮が脂っぽい体質の方は、こちらの方がすっきりした使用感かもしれませんね。
主に
・石鹸分
・脂肪酸ナトリウム
・脂肪酸カリウム
などの表示があるものが石鹸系シャンプーです。
②無添加シャンプーを選ぶ
無添加シャンプーとは、その名の通り、防腐剤や着色料、香料などが入っていないシャンプーのこと。
このような化学物質は、頭皮や髪の毛に負担をかけてしまうので、産後のデリケートな時期は、無添加シャンプーを選ぶといいでしょう。
しかし、「無添加」と言っても、すべてのシャンプーの成分が無添加なわけではありません。特定の成分のみが「無添加」という意味合いなので、必ずしも無添加シャンプーだからと言って、安心できるとは限らないことを覚えておきましょう。
成分表示をチェックし、下記のようなものがないシャンプーを購入すると良いです。
・ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na
・パラペン
・メチコン
など。
③ノンシリコンシャンプーを選ぶ
近年よく耳にするようになった「ノンシリコンシャンプー」。何がどういいのか分からずに何となくシリコンシャンプーを選んでいた方もいるかもしれませんね。
シリコンシャンプーは、髪の毛をシリコンでコーティングするため、髪にツヤを出したり指通りを滑らかにしてくれる効果があります。
そのため、髪の長い人や髪が傷んできしむ…という方におすすめです。
しかし、すすぎ残しがあると、シリコンの成分が頭皮に付着してしまい、フケやかゆみなどの原因となります。
一方、ノンシリコンシャンプーは、髪の毛をコーティングする役割のシリコンが含まれていません。
そのため、しっとりとした洗いあがりになるシリコンシャンプーに比べ、軽くサラッとした洗いあがりになるのがノンシリコンシャンプーの特徴です。
乾いた後は髪の毛がギシギシ・パサパサすると感じる方もいるかもしれませんね。
その場合は、トリートメントやコンディショナーを毛先だけに付けて洗い流すと、ノンシリコンシャンプーでも髪のパサつきが気にならないと思います。
シリコンそのものには人体に影響を及ぼすことはないのですが、シリコンシャンプーはほとんどの場合、洗浄成分が石油系合成界面活性剤であることが多いもの。
そのため、産後の頭皮へのダメージを考えると、ノンシリコンの方がおすすめです。
まとめ
産後の抜け毛は、使うシャンプーを変えるだけでも改善することができます。女性にとって髪の毛は、第一印象を左右する非常に大切なものですから、毎日のシャンプーでセルフケアをしてみましょう。
これまであまり気にしなかったという方も、今回ご紹介した選び方を参考に、今の頭皮の状態に合ったシャンプーを選んでみてください。