赤ちゃんとの外遊びを始めよう
赤ちゃんにとって外はとても楽しい環境です。
新しい発見や体験は、赤ちゃんに様々な影響を与えてくれるので、一緒にお外遊びを楽しめたらいいですよね。
赤ちゃんが外に出られるようになるのは、1ヶ月健診を終えたころから。
1日5分ほどの外気浴から始め、少しずつ外の空気に慣れていきましょう。
外気浴に慣れてきたら、ベビーカーなどで外のお散歩を楽しめるといいですね。
首が座ってきたらママの抱っこで散歩をしてあげると、視界が変わることで赤ちゃんにも新たな刺激が与えられます。
お座りができるようになったら、芝生の公園で座ってみたり、レジャーシートを活用して赤ちゃん自身が探索できるような環境を整えてあげてみてください。
ママと一緒にブランコや滑り台で遊んだり、砂場で遊んでみる、夏は外で家庭用のビニールプールで遊んですごすのもいいでしょう。
服や体は汚れてしまいますが、外遊びは赤ちゃんの成長に様々な影響を与えてくれるので、色々な体験をさせてあげたいものです。
外遊びが赤ちゃんにもたらす効果
外の自然がいっぱいの環境は、赤ちゃんの感覚を刺激したり、成長にもさまざまな効果をもたらしてくれますが、具体的にはどのようなことが期待できるのでしょうか。
【五感を刺激する】
家の中にはない様々なものを見て、触って肌で感じ、匂いを嗅いで、音を聞く。
外で食べるおやつや水分補給のお茶は、いつもと違う環境で味わうことで、赤ちゃんもおいしく感じることでしょう。
外にいるだけで、赤ちゃんの様々な感覚を刺激してくれます。
五感を刺激すると、赤ちゃんの前頭葉の働きが活発になることが分かっているため、成長を促してあげるためにもお外遊びは積極的に行っていきたいものです。
【言葉の習得】
外の自然に触れて前頭葉の働きが活発になっている赤ちゃんに、ぜひお外でも声をかけてあげてください。
「お花が咲いてるね」「虫さんがいるね」「あったかいね」「冷たいね」など、ママが感じた気持ちを、赤ちゃんにも伝えていきましょう。
赤ちゃんは目で見て触って、ママの声を聴きながら、(これはお花)(あったかいなぁ)と、言葉を習得していくことに繋がっていきます。
【抵抗力を高める】
外の空気に触れることで、赤ちゃんの呼吸器や肌の抵抗力が高められます。
ただし、紫外線を浴びすぎると、肌の薄い赤ちゃんは肌トラブルを起こすことがあるため、UVケアはしっかり行うようにしましょう。
【生活リズムを整える】
日中にしっかりお日様の光を浴びて体を目覚めさせ、外の空気に触れて遊ぶ。
すると、赤ちゃんの体は適度に疲れます。
お昼寝や夜の寝つきが良くなり、眠りも深くなることから、次の日もしっかり活動できるようになります。
お家で体力が余ってきていて寝つきが悪いようでしたら、積極的に外に出かけたいですね。
【体力が付く】
しっかり体を動かし、しっかり眠れる生活リズムが身につくと、赤ちゃんにも体力が付いていきます。
それに、外は家のように平らな地面ではありません。
でこぼこ道や坂道を登ったり、遊具に上る、さまざまなものに興味を持ってしゃがむ、伸びるといった動作が自然に行えるのも、お外遊びだからですよね。
体を沢山動かすことで体力も尽くし、ボディバランスも鍛えられます。
外遊びで体を動かした後はお腹もすくので、食の進みも良くなりますよ。
まだ歩けずベビーカーや抱っこでお散歩を楽しんでいる赤ちゃんもいると思いますが、外の風やお日様の光に当たるだけでも、意外と体力を使っています。
外遊びの後はしっかり休んで、丈夫な体作りを目指しましょう。
【気持ちの発散】
家の中で遊ぶのも楽しいですが、毎日同じような環境は飽きてしまいます。
外の空気を吸うことは、赤ちゃんにとってもいい気分転換になるし、気持ちを発散させる場にもなります。
赤ちゃんとの外遊びのペース
様々な効果が期待できる外遊びなので、天気がいい日は積極的に出かけたいですね。
しかし、赤ちゃんは体力がまだあまりありません。
遊ぶ場所はできれば、お家からなるべく近い距離で、外で遊ぶ時間は1日1時間ほどを目安に切り上げましょう。
毎日出かけると疲れも溜まってきますので、雨の日はお休みしたり、週1日は家でゆったり過ごすようにした方が、赤ちゃんの体にもママにも負担がかからず過ごせるかと思います。
これから成長してくると体力ももっと付いてきて、お外でも長く遊べるようになります。
赤ちゃんのうちは適度に遊び、無理はしないように気を付けましょう。
外遊びで赤ちゃんにも貴重な体験を
自然がいっぱいの外遊びは、赤ちゃんにとって発見の連続。
初めての出来事がたくさん待っているので、赤ちゃんにとっても貴重な体験となることでしょう。
刺激をいっぱい受けることで赤ちゃんの脳や体の成長を促してくれたり、体の調子を整えてくれる効果も。
天気がいい日は、積極的に赤ちゃんとのお外遊びを楽しみながら、赤ちゃんの健やかな成長を見守っていきましょう。