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前向き抱っこ紐のメリット・デメリット

前向き抱っこ紐のメリット・デメリット

前向き抱っこ紐はいつから?

抱っこ紐の種類はたくさんあり、各家庭のライフスタイルによっても選び方が異なります。

 

なかでも、最近注目されているのが「前向き対応の抱っこ紐」。
ママと向かい合わせで抱っこするのではなく、赤ちゃんを外側に向かせた状態で抱っこできるものです。

 

前向き抱っこ紐は、一般的に首と腰がすわる生後7ヶ月以降からの使用が理想と言われています。
商品によっては「首がすわってから使用可能」というものもありますが、前向き抱っこは赤ちゃんの重心がお腹側にかかりやすいため、腰がすわってからの方が骨盤への負担がかかりにくくなるのです。
そのため、腰がすわってから使用するのが理想的という訳です。

 

また、赤ちゃんは、外側を向いて抱っこされることで視界が広がり、ごきげんになる子もいます。
今回は、そんな前向き抱っこ紐のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

前向き抱っこ紐のメリット

前向き抱っこ紐を使用するメリットは、どんなものがあるでしょうか。

 

【①赤ちゃんの視界が広がる】
外向きに抱っこすると赤ちゃんの視界が広がります。
赤ちゃんは、生後7ヶ月ほどで視力1.0くらいに発達し、色々なものが良く見えるようになります。
ママと同じ目線で景色を楽しむことで、好奇心が芽生え、脳の活性化につながるでしょう。いつものお散歩がより楽しいものになりますね。

 

【②周囲の人とコミュニケーションがとりやすい】
赤ちゃんと一緒にお散歩をすると、近所の人などから、挨拶をされたり「かわいいね」と話しかけられたりすることもあるでしょう。
外側を向いて抱っこしていると、赤ちゃんも周囲の人とコミュニケーションをとりやすくなります。
家族以外の人とコミュニケーションをとることは、赤ちゃんにとって良い刺激になるでしょう。

 

前向き抱っこ紐のデメリット

続いて、前向き抱っこ紐を使う時のデメリットについてみていきましょう。

【①赤ちゃんに負担がかかる】
前向き抱っこは、赤ちゃんの体に負担がかかることがあります。
赤ちゃんの股関節の成長に最適なM字開脚(膝がおしりより高い位置にあってM字状に開脚している状態)ができなかったり、背骨が伸びきったままの姿勢は、赤ちゃんの体に負担がかかってしまうのです。

 

また、外側を向いている赤ちゃんは、頭を預けるところがないため、首が安定せず、寝にくくなってしまいます。
抱っこ紐を使用して、寝かしつけをするママも多いでしょうから、赤ちゃんが安心して休める姿勢を作るには難しいかもしれません。

 

【②赤ちゃんに刺激が強すぎる】
外の世界から赤ちゃんの脳は刺激を受けて成長しますが、あまりに多くの刺激を受けると、脳が情報を処理できずに疲れてしまい、夜泣きしてしまうこともあります。
赤ちゃんが前向き抱っこでぐずるようなら、刺激が強すぎるのかもしれません。
前向き抱っこの時間を短くしたり、向きを変えて対面抱っこにしたりして、赤ちゃんの様子を見ながら対応するようにしましょう。

 

【③ママの動きが制限される】
前向き抱っこしたママは、前を向いた赤ちゃんの頭を支えにくいため、しゃがんだり前かがみになったりするのにひと苦労します。
また、ママ自身の足元も見えにくく、つまずく危険性が高くなります。
前向き抱っこをしている時は、足元に注意を払って動かなければならないため、ママは不便に感じることもあるかもしれません。

 

前向き抱っこ紐を使用する際の注意点

前向き抱っこ紐を使う時は、下記の点に注意し、なるべく赤ちゃんに負担のないように使いましょう。

 

【①長時間使用は避ける】
抱っこ紐の使用は、2時間くらいを推奨しているものが多いです。前向き抱っこは、対面抱っこより赤ちゃんに負担がかかりやすいためです。
また、赤ちゃんの動きが活発になってくると、ママの方や腰への負担も増します。
そのため、前向き抱っこをする際は、なるべく短い時間で使用するようにしましょう。

 

【②ママは歩きやすい靴を履く】
前向き抱っこをしていると、ママは足元が見えにくいため、つまずきやすくなります。もし、ママが転んでしまったら、赤ちゃんは顔を地面にぶつけてしまうかもしれませんね。
そんな危険を避けるためにも、前向き抱っこ紐を使用する時は歩きやすい靴を履き、転ばないように気をつけましょう。

 

【③赤ちゃんが嫌がるようなら無理をしない】
ママが魅力的に感じても、前向き抱っこが嫌な赤ちゃんもいます。
ママと対面の方が安心するという子もいるからです。赤ちゃんの様子を見ながら、無理なく使用するようにしましょう。

 

【④赤ちゃんに股関節のトラブルがある場合は避ける】
もし、赤ちゃんの股関節に先天性の脱臼などの問題があれば、前向き抱っこは控えるようにしましょう。
前述したように、前向き抱っこの姿勢は、赤ちゃんの腰や股関節に負担がかかりやすいためです。元々、赤ちゃん自身に股関節のトラブルがある場合は、使用を避けるようにしましょう。

 

まとめ

対面抱っこに比べて、外の世界を見渡せる前向き抱っこは、赤ちゃんの視界が広がります。好奇心旺盛な赤ちゃんには楽しいお散歩になるかもしれませんね。
今回ご紹介した前向き抱っこ紐の注意点などを参考にしながら、赤ちゃんにもママにも負担にならない程度に使ってみましょう。

この記事を書いたライター

月子
月子

親の病を機に九州へ舞い戻る一児のママライター。 おかしな方言の使い方をする子どもに笑い、癒されながら、バタバタ過ごす毎日です。 趣味は料理とベランダ菜園。育てたものはおいしく食べています! 心がほっとするような、楽しく役立つ情報をたくさんお届けしていきたいです。

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