赤ちゃんの泣く理由が分からない
赤ちゃんは泣くものと分かっていても、なかなか泣き止んでくれないと困ってしまうことも。
上手にあやしたら泣き止むと思っていても、難しい場合もありますよね。
そこで今回は、赤ちゃんが泣く理由が分からない時について解説していきます。
赤ちゃんが泣いている理由
まず、赤ちゃんが泣いている理由として、一般的に考えられるものからみていきましょう。
【生理的要求を伝えている】
赤ちゃんは生理的要求を泣くことで教えてくれています。
生理的要求とは
・お腹がすいた
・おむつが気持ち悪い
・暑い、寒い
・眠たいのに眠れない
・ゲップが出ない
・痛い、かゆい
などが当てはまるでしょう。
【心理的要求を伝えている】
赤ちゃんは生理的要求以外にも、「寂しい」「甘えたい」「不安」などの心理的な要求も泣くことで教えてくれています。
生理的な要求だと思って一通りお世話をしてもなかなか泣き止まない場合、もしかしたら心理的な要求を伝えているのかもしれません。
【ママのイライラが伝わっている】
赤ちゃんが泣き止まないとき、ついイライラしてしまう方も多いかもしれません。
ですがそのイライラが赤ちゃんに伝わってしまうと、よりいっそう泣き続けてしまうことに。
赤ちゃんは大人が思っているよりも、感情や表情を読み取っているのかもしれませんね。
赤ちゃんが泣くときの対処法
赤ちゃんが泣くときの基本的な対処法についてもみていきましょう。
【まずは反応する】
赤ちゃんが泣いていたら基本的にはすぐに関心を寄せ、抱っこするなどの対応をしましょう。
赤ちゃんが泣く→親が反応する、というやりとりの積み重ねが愛着形成につながり、親子の信頼関係が育まれます。
赤ちゃんが泣く理由はいくつも考えられるので、まずは「どうしたの?」と抱っこしながらゆっくり対応を考えましょう。
【生理的要求に応える】
授乳やおむつ替え、睡眠の時間が安定している月齢であれば、その都度お世話をしてあげましょう。
ただし、生理的要求に応えても泣き続ける場合もあるかもしれません。
そのような場合は、抱っこしながら別の対処法も検討してみましょう。
【快適に過ごせる部屋に】
赤ちゃんは体温調整の機能が未熟なので、大人が感じているよりも暑すぎたり寒すぎたりする場合もあります。
赤ちゃんが汗をかいていないか、体が冷えていないか確認をして温度や湿度を調整しましょう。
また、部屋の温度や湿度の他に、音や匂いなど、赤ちゃんにとって気になるものがないか確認しましょう。
【普段と泣き方や様子が違う場合】
普段と明らかに泣き方や様子が違う場合、赤ちゃんの全身をよく観察しましょう。
泣き止まないこと以外に、発熱があったり鼻水などがあったりする場合は、病院を受診するようにしましょう。
泣く理由がどれも当てはまらないとき
先述したような一般的な理由が当てはまらないとき、どうしたら良いのか分からなくなることも。
そのような場合はどう対処すれば良いのでしょうか。
【気分転換する】
赤ちゃんはただ単に、気分転換したいだけかもしれません。
ずっと同じ部屋にいたり、退屈していたりしませんか?
心地よい音楽を聴かせたり、鏡を向けて遊ばせたり、遊びながらママも一緒に気分転換してみるのはいかがでしょう。
ずっと部屋の中にいる場合は、お散歩するなど外気に触れるのも良いでしょう。
【泣くのが悪いわけではない】
泣いたらすぐに対応しないといけない、と思っている方も多いかもしれません。
赤ちゃんが泣くことに罪悪感があり、「どうにかして泣き止ませないと」と思っているとかえって泣き止まない場合も。
赤ちゃんが泣くのはちゃんと要求を伝えられているという証拠なので、悪いことでは決してありません。
泣く理由がどれも当てはまらないときもある、という認識をしておくとストレスになりにくいでしょう。
【泣く理由は追求しなくて良い場合も】
責任感がありしっかり対応してあげたいと思っているママこそ、泣いている理由を突き止め応えてあげたいと考えているのではないでしょうか。
ただし、赤ちゃんの泣く理由はいくつも考えられ、ただ泣きたいから泣いている、ということもあります。
「泣き止ませなきゃ」と焦って対応するよりも、心落ち着かせてまずは抱っこして「どうしたの?」と声かけをする方が赤ちゃんも落ち着くかもしれません。
【少しだけ赤ちゃんから離れて気持ちを落ち着かせる】
日中にママしか赤ちゃんをお世話する人がいない場合、泣き続けられるとストレスになりますよね。
赤ちゃんは泣くものと分かっていても、毎日続くようだと誰でも辛いものです。
そんな場合は赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、少し離れるのも一つです。
泣き止まなくてイライラしている状態でお世話をすると、赤ちゃんはさらに泣いてしまうことも。
「泣かせても良い」くらいの気持ちで対応する方が、ちょっと楽になるかもしれませんね。
まとめ
いくら可愛い赤ちゃんでも、ずっと泣かれるとストレスは溜まってしまいます。
赤ちゃんの一般的な泣く理由に当てはまらない場合、どう対処すれば良いのか分からなくなってしまうでしょう。
どれか一つの理由を突き止めるのは難しいので、どんな理由であれ、まずは抱っこして赤ちゃんを落ち着かせてあげるのが良いでしょう。