赤ちゃんの服の保管方法は?
サイズアウトをした服やシーズンオフの赤ちゃんの服。
次に着用したり、お下がりとして使ったりする時が来るまで保管したいけれど、どのように保管すればいいのか悩むことはありませんか?
クローゼットや収納ケースの引き出しに、そのまま保管していると、虫が付き、穴あきになるのも困るけれど…
防虫剤は匂いが強いものもありますし、そもそも赤ちゃんの服に防虫剤を使ってもいいのか、心配になる人もいるでしょう。
そこで今回は赤ちゃんの服に防虫剤を使用してもいいのかというところと、もし使うならどのような防虫剤を選ぶと良いのか、使用の際の注意点をまとめました。
赤ちゃん服と防虫剤
衣類の防虫剤とは、大切な衣類を保管しておく際に、衣類の虫食い被害を防ぐために使われるものです。
ただ防虫剤と一言で言っても、たくさんの種類があります。
引き出しに入れて置ける置き型タイプ、シートタイプの他、クローゼットに吊るせるハンガータイプなど、形の種類はもちろん、防虫のために使われる薬剤にも違いがあります。
中には薬剤を使わず、オーガニック成分であるハーブを使ったものも。
薬剤の種類によって、匂いも変わってきます。
【赤ちゃん服に防虫剤は必要?】
防虫剤は赤ちゃんの服を保管する時にも、入れた方がいいのでしょうか。
結論としては、どちらでも問題はありません。
衣類は直接触れるものなので、防虫剤に使われている薬剤が肌への刺激となるものもあります。
そのため、赤ちゃんの服にはできるだけ薬剤等は使いたくないという方もいますよね。
そういう場合は使わずに保管し、万が一虫食いやカビが発生してしまった時には処分するという選択でもいいでしょう。
しっかりと洗濯してから、圧縮袋などに1枚1枚入れておくと、虫も付きにくいですよ。
しかし、オーガニック成分であるハーブ等を使用した防虫剤など、肌への刺激も少なく、赤ちゃんの服にも安心して使えるものもあります。
お気に入りの服やどうしても残しておきたい服にはそのような防虫剤を選び、保管するのもいいでしょう。
以下で、赤ちゃん服に使う防虫剤の選び方をご紹介します。
赤ちゃんの服に使う防虫剤の選び方
赤ちゃん服に防虫剤を使う場合は、以下の点について注意して選んでみましょう。
【使われている薬剤を見て選ぶ】
防虫剤を選ぶ時には、パッケージを見て使われている薬剤をチェックしましょう。
ナフタリン、ピレスロイド、樟脳などの成分が使われていることが多いですが、先述したように赤ちゃんの服にはオーガニック成分であるハーブが使われたものがおすすめです。
ユーカリ、ハッカ、ゼラニウム、ラベンダーなどの香りには、虫を寄せ付けない効果が期待できるので、防虫剤の成分として使われていることが多いですよ。。
【無臭・匂いが少ないものを選ぶ】
防虫剤は匂いがきついというイメージをお持ちの方もいますが、様々な種類があり、無臭タイプ、匂いが少ないタイプのものもあります。
特にナフタリン系の成分を使った防虫剤は、防虫効果は高いものの、独特の匂いがあります。
また、赤ちゃんは嗅覚も敏感なので、できるだけ無臭や匂いが強くないものを選びましょう。
防虫剤を使う際の注意点
赤ちゃんのいる家庭で防虫剤を使う場合には、以下の2点に注意しながら使用しましょう。
【注意点①使用期限に注意する】
大人の服に防虫剤を使う時もそうですが、防虫剤には使用期限があります。
期限を超えて使用していても、防虫効果はありません。
特に赤ちゃんの服は、シーズンごとに衣替えする大人の服と異なり、「次の子が生まれて着用できる時まで」「お下がりを上げるタイミングまで」など、長期間の保管になることが多いです。
必要になる時まで保管したまま出すことはないという人も多いのですが、取り換えの機関の目安を確認し、定期的に防虫剤は取り換えるようにしましょう。
【注意点②誤飲に注意】
小さな置き型タイプの防虫剤はお菓子の袋のような形をしているものも多いですね。
その上、良い香りがするものもあるためか、これまでにいくつもの誤飲例の報告があります。
赤ちゃん服だけでなく、大人の服に使う場合も、赤ちゃんがそれを見つけて食べてしまわないように気を付けましょう。
誤飲事故を予防するために、まずは防虫剤を入れて保管しておく場合は、赤ちゃんの手の届くところに置かないのが一番です。
また、開封前で使っていない防虫剤も、赤ちゃんが手の届かないところに収納してください。
万が一誤飲してしまった場合には、防虫剤の成分を確認し、かかりつけの小児科や子ども医療電話相談事業の#8000で応急処置の方法を確認してから、受診しましょう。
まとめ
衣類の防虫剤には薬剤を使用していない、オーガニック成分であるハーブが使われているものもあります。
赤ちゃんの服を保管する時には、必ずしも防虫剤を使用する必要はありませんが、使用するのであればご紹介したようなポイントで防虫剤を選び、上手に保管しましょう。
また、取り換え時期を確認し、赤ちゃんが誤飲してしまわないように注意して使用してください。