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赤ちゃんに靴下はいつから履かせる?

赤ちゃんに靴下は必要?

私たち大人は真夏以外は基本的に靴下を履いて生活しますよね。
靴下には、足を冷やさないようにする役割に加えて、靴擦れの予防や汗を吸い取ってくれるという効果もあります。
そのため、赤ちゃんにも靴下は履かせたほうがいいのでは?と感じるママは多いのかもしれません。

 

しかし、赤ちゃんに基本的には靴下を履かせる必要はありません。
もちろん、靴下が必要となるシーンも多少ありますが、基本は裸足で過ごすようにしましょうね。

 

それでは、なぜ赤ちゃんに靴下は必要ないのか、そしていつから履かせればよいのか、以下で詳しく見ていきましょう。

 

赤ちゃんに靴下が不要な理由

【理由①赤ちゃんの体温調節を阻害してしまう】
赤ちゃんは手のひらや足の裏で体温調節をしています。
そのため、靴下を履かせてしまうことで体温調節がうまく行えなくなってしまうこともあります。
ちなみに、同様の理由でミトン等も必要ないことがほとんどです。

 

とはいえ、赤ちゃんの手足を触って冷たいと、冷えていないかと心配になってしまうかもしません。
心配な場合は、赤ちゃんのお腹や背中を触ってみましょう。
手足が冷たくても、お腹や背中が温かく機嫌が良ければ大丈夫ですよ。

 

 

【理由②足の裏の感覚を妨げてしまう】
赤ちゃんは様々な刺激を受けて、体の感覚を身に着けています。
それは足の裏でも同じことで、裸足になって地面の感覚を感じることにより、どんどんと赤ちゃんの感覚は発達していきます。

 

「たかだか靴下1枚で?」と思うかもしれませんが、ママも実際に裸足の状態と靴下の状態を比べてみてください。
地面の硬さや温度、触った時の感覚など、靴下を履いている時に比べて裸足の方がしっかりと感じ取れますよね。
そんな感覚を、赤ちゃんのうちからしっかりと感じてもらい、育てていくのはとても大切なことなのです。

 

 

【理由➂転倒の恐れがある】
赤ちゃんがつかまり立ちをしたり、歩くようになると靴下を履いていることにより転倒の危険性もあります。
赤ちゃんはまだまだ歩くことが上手ではないので、滑ってバランスを崩しただけでも簡単に転んでしまうのです。
特に靴下を履いていて滑ると、仰向けにひっくり返ってしまうことが多く、後頭部を打ち付けてしまう恐れもあります。

 

赤ちゃんに靴下はいつから履かせる?

それでは、赤ちゃんに靴下はいつから履かせればよいのでしょうか。
「生後〇ヶ月からは靴下を履かせる」といった、明確な基準はなく、赤ちゃんの成長に合わせて履かせるようにしましょう。

靴下を履かせる際の目安は、以下の通りです。

 

【靴を履くようになったら】

一つの目安としては、赤ちゃんがしっかりと靴を履いて歩けるようになってからです。
私たち大人も、靴を履くときは靴下を履きますよね。
赤ちゃんにも、靴を履く際は靴下を履かせてあげることで靴擦れなどを防ぐことができます。

 

しかし、やはり室内ではできる限り靴下を脱がせてあげた方が安全です。
赤ちゃんの歩行が安定してきても、走ったりジャンプをしたりするようになるので滑って転ぶ可能性もあります。
赤ちゃん自身が「靴下を履きたい」と言わない限りは、無理に履かせる必要はありませんよ。

 

 

【低月齢期でも靴下が必要な場合】
先述した通り、赤ちゃんには基本的には靴下は必要ありません。
ただし、春や秋の風が冷たい時期や冬の屋外では履かせてあげるようにしましょう。
特に生後1、2ヶ月の赤ちゃんは、体温調節が未熟なので、冷やさないようにしてあげてくださいね。

 

靴下を落としてしまうことが心配ならば、赤ちゃんの足先まですっぽりと覆える抱っこ紐ケープなどもおすすめ。
ダウン素材のものや、内側がボアになっているタイプもあるので抱っこしているママも暖かいですよ。

 

赤ちゃんに靴下を履かせる際の注意点

【転倒に注意する】
赤ちゃんに靴下を履かせる際は、滑って転んでしまわないように注意しましょう。
室内ではなるべく脱ぎたい靴下ですが、やむをえず履かせる場合は赤ちゃんから目を離さないようにしてくださいね。
机の角や、硬いおもちゃや家具などは、赤ちゃんが転んだ際に強打すると大きなケガにつながることもあるので注意しましょう。

 

また、赤ちゃん用の靴下は、足の裏に滑り止めがついているものが多いですが、それでも滑ってしまうことが多々あります。
なるべく広い範囲に滑り止め加工がされているものを履かせるようにすると、多少の転倒を防ぐことができますよ。

 

 

【外出時は紛失に注意する】
外出時、赤ちゃんに靴下を履かせる場合は紛失に注意してください。

生後4ヶ月くらいからは、手指が器用になるので、赤ちゃんは自分でものを掴めるようになります。
赤ちゃんが靴下の存在に気づくと、自分で脱いで投げ捨ててしまうことも。

ベビーカーを押していると、赤ちゃんの靴下まで意識がいかないことがありますが、しっかりと履いているかこまめにチェックするようにしましょう。

 

まとめ

おじいちゃんおばあちゃん世代に「靴下を履かせなさい」と言われた経験のあるママも多いのではないでしょうか。
一昔前では、「赤ちゃんは冷やしてはいけない」というのが育児の基本でした。

昔のお家は壁も薄く寒いお家が多かったので、そう考えていたんでしょうね。

 

少し口うるさく感じてしまうかもしれませんが、赤ちゃんを想ってくれる気持ちはママと変わりません。
靴下が不要な理由や今のお家は温かいことをしっかりと説明して、おじいちゃん・おばあちゃんにも理解してもらえると良いですね。

この記事を書いたライター

小橋 まな
小橋 まな

2歳の娘を育児中のママライター。出産前は子供がとても苦手だったのに、今では娘を溺愛しすぎてたまに我に返ることもあるほどです。育児休暇後職場復帰の予定が、実父の体調不良をきっかけに退職し在宅ライターの道へ。心配性で神経質になってしまった0歳児育児の過去の自分を振り返り、ママたちが安心して育児ができるような記事をお届けしたいと思います。

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