おもちゃの消毒頻度は低月齢ほど多めに
何でも口に入れてしまう赤ちゃんですから、遊ぶおもちゃも時々よだれでベトベトになっていることもありますよね。そのまま放置しておくと、雑菌が繁殖し、それをまた赤ちゃんが口にしてしまったら…?なんて不安になるママも多いでしょう。
赤ちゃんは低月齢であればあるほど菌に対する抵抗力が弱いので、病気から守るためにもおもちゃの消毒は定期的に行うのがおすすめです。
では一体、どのくらいの頻度でおもちゃの消毒を行えばいいのでしょうか。
今回は、赤ちゃんのおもちゃの消毒頻度について詳しくご紹介します。
赤ちゃんのおもちゃの消毒頻度は?
赤ちゃんのおもちゃを消毒する頻度に明確な決まりはありません。
おもちゃの素材や季節によっても多少異なります。
具体的にどのくらいの頻度でおもちゃを消毒すればいいのか、目安をご紹介しましょう。
【素材別で見るおもちゃの消毒頻度】
赤ちゃんのおもちゃには様々な形、素材のものがあります。まずは素材別で消毒頻度を見てみましょう。
赤ちゃんが頻繁に遊ぶかどうか、”お気に入り度合い”によっても多少異なりますので目安として参考にしてくださいね。
◎プラスチックやゴム製の場合…使ったら毎日消毒
◎木製のおもちゃの場合…数日に1度程度
◎布製のおもちゃの場合…週に1度程度
上記はあくまで目安です。
あまりに汚れていたり、ベタベタしていたりする場合は、その都度洗浄や消毒を行いましょう。
丸洗いできるおもちゃは、洗ってしまった方がいいかもしれませんね。
【菌が繁殖しやすい季節は消毒頻度も多めに】
梅雨時期など、湿度が高くジメジメとする季節は菌が繁殖しやすい季節ですから、おもちゃの消毒頻度も多めの方が安心です。
特に湿度60%を超えるようなお部屋や、換気が行き届いていないクローゼット内などにおもちゃを収納する場合はカビの繁殖に注意しましょう。
赤ちゃんのおもちゃの消毒はいつまで?
頻繁におもちゃの消毒をするのは、意外とママの負担になりますよね。
冒頭でもご紹介したとおり、菌への抵抗力がない低月齢の赤ちゃんの場合は、定期的におもちゃの消毒を行うのがおすすめです。
ただし、生後5~6ヶ月頃になると少しずつ抵抗力もついてくるので、それ以降は気になったときだけ洗浄・消毒を行うだけで十分でしょう。
おもちゃの消毒で気を付けること
赤ちゃんのおもちゃを消毒する際は、以下のことに気を付けるようにしましょう。
【注意点①あまり神経質になり過ぎない】
あまり「消毒・除菌」というワードを気にして神経質になり過ぎないように注意しましょう。
時々、赤ちゃんが使ったそばから除菌シートなどで拭いて回るママもいますが、それだとママ自身も疲れてしまいますよね。
多少の菌は、赤ちゃんの免疫力を高めるために必要なものですから、過剰に反応し過ぎて、赤ちゃんが自由に遊ぶ妨げにならないように気を付けてくださいね。
【注意点②消毒・洗浄後はしっかり乾燥させる】
消毒や丸洗いをしたおもちゃは、しっかり乾燥させてから赤ちゃんに与えましょう。
特に木製や布製のおもちゃの場合、中までしっかり乾いていないとカビが生えてしまうこともあります。
毎日使うおもちゃはもちろんですが、赤ちゃんがあまり遊ばないため長期間保管しておきたいという場合も、消毒や洗浄をし、しっかり乾燥させてから保管しましょう。
また、お風呂場で使うおもちゃの場合、おもちゃの中に水が溜まったままだと菌やカビの繁殖に繋がりますので、しっかり水分が抜けきるようにしましょう。
【注意点③素材別で適切な消毒を行う】
おもちゃの消毒方法は素材によって様々ですよね。
たとえば、除菌シート、スプレー、浸け置き洗いなど。
これらはすべてのおもちゃに適応しているわけではありませんから、それぞれの素材によって適切な消毒を行うことが大切です。
適切な消毒を行わないと、おもちゃそのものを壊してしまったり、変色させてしまったりする危険もあります。
特に布製のぬいぐるみや電池式のおもちゃなどは注意し、取扱説明書などでお手入れ方法を確認するといいでしょう。
【注意点④ノンアルコールの消毒スプレーは使用後にしっかり拭き取る】
消毒や除菌専用のスプレーは、アルコールタイプとノンアルコールタイプとがあります。
一般的にアルコールタイプは、揮発性が高く乾きやすいですが、ノンアルコールタイプの場合は、揮発性がないため、使用後にしっかり拭き取らないと成分が残ってしまうことがあります。
まとめ
おもちゃの消毒の頻度や方法は、素材や季節などによって異なりますから、状況に合わせてママが判断するのが一番です。
迷った時は今回ご紹介したような内容を踏まえ、消毒頻度を意識してみるといいかもしれませんね。
ただし、消毒に関して神経質になり過ぎないことも重要です。
消毒ばかりに気を取られ、イライラしてしまっては本末転倒。
ママの負担にならないようにしながら、おもちゃのお手入れをしてくださいね。