赤ちゃんの水分補給
大人以上に汗っかきで暑がりの赤ちゃん。
夏場はもちろんのこと、1年中こまめな水分補給が必要です。
特に抱っこ紐に入っていると、ママと常に密着しているのでとても暑い状態なので、真夏や屋外でなくとも熱中症の危険性もあるので注意が必要です。
今回は、赤ちゃんの水分補給の方法・そしてあげるものや注意することなどを詳しくまとめました。
赤ちゃんの水分補給の時期と間隔
【赤ちゃんの水分補給はいつから必要?】
赤ちゃんの母乳以外の水分補給は、離乳食が始まる生後5~6ヶ月頃から始めてもると良いでしょう。
母乳以外の水分を初めて口にする赤ちゃんは、変な顔をしたり、嫌がってなかなか飲んでくれないこともあるかもしれません。
しかし、ママの母乳やミルクを飲んでいれば基本的には必要ありません。
無理強いはせずに、少しずつ慣れてもらうようにしましょう。
【赤ちゃんの水分補給の間隔は?】
赤ちゃんの水分補給の間隔は、しっかりとは決まっていません。
その時の気温や赤ちゃんの様子を見て、大人と同じようなタイミングであげるようにしましょう。
・気温が高い日
・たくさん泣いた日
・たくさん運動した日
などは、赤ちゃんもたくさん汗をかいているはずなので、脱水を防ぐためにもしっかりと水分をとらせるようにしてくださいね。
汗をたくさんかくほどのお風呂に入っているようであれば、それは赤ちゃんにとってお湯が熱いか、浸かる時間が長いか、どちらかかと考えられます。お風呂は体の汚れや汗を流すのがいちばんの目的と考えてください。
赤ちゃんの水分補給の方法
赤ちゃんの水分補給は、
・スプーン
・コップ
・哺乳瓶
・スパウトマグ
・ストローマグ
などであげるとよいでしょう。
特に外出では、哺乳瓶・スパウトマグ・ストローマグを使うと便利です。
初めのうちは、スパウトマグやストローマグは上手に飲むことができませんが、練習をするとだんだんと飲めるようになります。
ストローは、練習用のマグなども売っているので導入してみるとスムーズに慣れてくれるかもしれません。
また、ストローの練習よりコップ飲みの練習を先にする方が、お口の発達には良いので、コップを先に練習するのもいいですね。
赤ちゃんの水分補給には何をあげる?
【母乳】
母乳が飲める環境ならば、水分補給は母乳でOK。
母乳はミルクと異なり、赤ちゃんが欲しがるだけ与えても大丈夫です。
ただし、授乳できないような場所では以下のものを水分補給として与えても良いでしょう。
ミルクを飲む場合はミルクをあげてください。
【湯さまし】
湯さましや、赤ちゃん用飲料水でも水分補給は可能です。
赤ちゃん用飲料水は、ペットボトルで売っているので、普段の水分補給はもちろん、災害時の備蓄としても常備しておくと良いでしょう。
【麦茶・ほうじ茶】
離乳食が始まったら麦茶やほうじ茶を飲ませてみても良いでしょう。
はじめは変な顔をするかもしれませんが、だんだんと慣れてきてくれますよ。
保育園へ行くようになると、麦茶だけでなくほうじ茶を水分補給時のお茶として与えている園もあるため、味に慣れておくとスムーズです。
赤ちゃん用のものも売っていますが、大人用のものを湯さましで薄めたものでも大丈夫ですよ。
【イオン飲料・ジュース類】
イオン飲料やジュース類は、赤ちゃんの頃から与えられるものもありますが、日常的に飲ませるのは好ましくありません。
これらの飲料には糖分が含まれているため、日常的に与えると赤ちゃんによってはお茶などを飲まなくなってしまう子もいます。
また、虫歯のリスクも心配です。
熱がある時や、薬を飲ませる時、予防接種のご褒美など、特別な時に与えてもいいかもしれませんね。
赤ちゃんの時期だけでなく、これから成長していっても同じことが言えます。
これらの飲料とは上手に付き合っていきましょうね。
赤ちゃんの水分補給で注意すること
【夏場は飲み物が傷みやすい】
夏場は、飲み物が傷みやすい時期です。
特に麦茶などは、マグに入れておくと暑い場所ではすぐに傷んでしまいます。
赤ちゃんが1度口をつけたものや開封したものは、時間が経過したらこまめに取り替えるようにしましょう。
また、たとえ冷蔵庫内の保管だとしても、赤ちゃんが口をつけた時点で細菌が繁殖するので注意が必要です。
外出先では、大人の保冷タイプの水筒に冷たいものを入れておいて、赤ちゃんのマグに移してあげるのも良い方法です。
赤ちゃんのマグ自体も保冷タイプのものがあるので、夏場は導入を検討しても良いでしょう。
【離乳食の際は飲み物をあげすぎない】
離乳食の際、一緒にお茶などの飲み物を与えるママは多いと思いますが、あげすぎると飲み物で満腹になってしまいます。
口を潤す程度なら問題ありませんが、しっかりとした量を与えるのは、離乳食を食べ終わってからにしましょう。
まとめ
赤ちゃんは、自分で「喉が乾いた」と訴えることができないため、ママがこまめに様子を見ながら水分補給をさせてあげましょう。
赤ちゃん用のマグは、かわいらしいデザインのものがたくさん売っています。
赤ちゃんやパパと一緒に楽しみながらマグを選ぶのもいい思い出になるかもしれませんね。