チャイルドシートの暑さ対策はあるの?
車でのお出掛けに必須のチャイルドシート。
夏のお出掛けになると、外や車内だけでなくチャイルドシートの暑さも気になる方も多いのではないでしょうか。
車の車体は、金属で覆われているので外気温や直射日光で暑くなりやすく、冷えにくい構造になっています。
少し離れただけでも、車に戻ってきたときに車内の暑さに驚いたことはありませんか?
ですので、暑い車内にあるチャイルドシートの暑さ対策は大切です。
しかし、チャイルドシートの暑さ対策といっても、どうすればいいのかわからない方もいるでしょう。
今回は、チャイルドシートの暑さ対策を紹介するので、参考にしてくださいね。
チャイルドシートの暑さ対策6選
少し離れただけでも車内は熱くなり、熱中症の危険が高まります。
エンジンを停止した夏の車内は、15分程度で熱中症指数が危険レベルに。
そんな車内にあるチャイルドシートですが、多くのものが素材に発泡スチロールが使用されているので熱が逃げにくくなっています。
そんな熱いところに、赤ちゃんを乗せるのは危険。
大切な赤ちゃんを守るためにチャイルドシートの暑さ対策を解説していきます。
【車内の温度を下げる】
お出掛け前や、車から離れて戻った後はすぐに車のエアコンを付けて車内の温度を下げましょう。
車から離れた後は、パパやママのどちらかが先に車に戻り、エアコンを付けて車内を冷やしておくのがいいでしょう。
また、運転席や助手席の温度と後部座席の温度に違いが出る場合もあるので、しっかりと車内が冷えているかの確認が必要です。
≪車内の温度を早く下げる方法≫
①助手席の窓だけ全開にする
②運転席のドアを5回ほど開閉する
【保冷剤を使用する】
タオルに巻いた保冷剤をチャイルドシートの背中の部分に入れるのもいいでしょう。また、タオルに巻いた保冷剤を脇に挟んで体を冷やしてあげることもできます。
使用する保冷材は、凍らせてもカチカチにならないものを選びましょう。(お弁当用として売られています)
赤ちゃん用品店では、チャイルドシートだけでなくベビーカーでも使用できる保冷剤入れが付いたカバーが販売されています。
また、叩いて使用する瞬間冷却パックをチャイルドシートに置いて、チャイルドシートを冷やしておくのもいいでしょう。
【冷感スプレーを使用する】
車内をエアコンで冷やしている間に、チャイルドシートに冷感スプレーを使用して冷やすこともいいでしょう。
しかし、冷却スプレーは可燃性ガスを使用しているものがほとんどなので、高温の車内に置きっぱなしにしていると、スプレー缶が破裂する可能性があるので注意が必要です。
【サンシェードを付ける】
サンシェードは、車内の温度上昇を緩やかにするや紫外線対策に効果があります。
サンシェードを付けることで、日陰を作ることができ、赤ちゃんを直射日光から防ぐことも可能です。
サンシェードは、車の窓ガラスに簡単に貼ることができてキャラクターのものも販売されているので、赤ちゃんも喜んでくれるかもしれませんね。
【チャイルドシートカバーを付ける】
赤ちゃんをチャイルドシートに乗せる際に、冷感素材のものやメッシュ、ガーゼ素材のカバーを付けるのもいいでしょう。吸湿性や放熱性のカバーを選ぶことで、たくさん汗をかいても子どもの背中を快適に保つことができます。
【携帯扇風機を使用する】
熱中症対策として、色々な種類の携帯扇風機が販売されています。
給電方式も車のシガーソケット式、USB充電式や、車のグリップに挟んで使用するクリップ式、首振りをするものなど、いろいろあるので車内に合ったものを選びましょう。
USB充電・クリップ式のものであれば、ベビーカーでも使用することができるのでおすすめです。
熱中症対策も大切
チャイルドシートの暑さ対策を紹介しましたが、熱中症対策も大切です。
体調不良を訴えることのできない赤ちゃんの体調の変化に気づけるようにこまめにチェックしましょう。
【熱中症のサイン】
・機嫌が悪くて、泣き止まない
・おしっこの量が少ない
・頻繁にあくびをしている
・顔や体がほてり、熱がある
・大量の汗をかいている
・おっぱい、ミルクや水分を摂らない
・泣き声が弱々しい、泣かない
・ぐったりしている
・吐いている
・いつもより顔が赤くなって熱を持っている
上記のような症状があれば、熱中症の可能性があるので涼しい場所に移動して体を冷やす、水分補給をする必要があります。
ぐったりしたり、吐いたりしている場合は、すぐに病院を受診してください。
症状が改善しない場合も受診しましょう。
意識がない、けいれんしてる場合は救急車を呼びましょう。すぐに異変に気付けるよう、赤ちゃんの様子はこまめに確認しておきましょう。
【熱中症対策】
・母乳やミルク、白湯や麦茶などでこまめに水分を摂る
・通気性の良い服を着せる
・快適な温度・湿度を保つ
・炎天下の外出を控える(午前中の涼しい時間帯か夕方に出かける)
・直射日光を避ける(帽子やUVガーゼなどの使用をする)
喉が渇いたと言えない赤ちゃんには、1時間おきに水分補給の時間を摂るなど時間を決めて水分を摂るのもいいでしょう。
特にお外に出かけたときは、時間が知らず知らずのうちに過ぎていることがあるため、アラームをかけておくのも良いでしょう。
まとめ
夏のお出掛けは、車内でも熱中症の心配があります。
チャイルドシートの暑さ対策や車内の温度管理が大切です。今回紹介したチャイルドシートの暑さ対策を実施し、車での夏のお出掛けを楽しんでくださいね。