0歳児も手洗いした方が良いの?
昨今の感染症の予防対策として、手洗いやアルコール除菌が当たり前になりましたね。
自分ではまだできない0歳児の赤ちゃんも手洗いした方が良いのでしょうか?
結論としては、赤ちゃんの場合でも手洗いをした方が感染予防になるため、できる限り行うことをおすすめします。
しかし、赤ちゃんは大人と違い自分で手を洗うことができませんよね。
そこで今回は、0歳児の手洗いの方法や手洗いをする際の注意点と嫌がる場合の対処法について解説いたします。
0歳児の手洗いの方法
赤ちゃんの手洗いをする方法について、順番にみていきましょう。
【手順①タオルを準備する】
まず、手洗い後に手を拭くためのタオルを手元に準備しておきましょう。
この際タオルを共有するのは感染予防の観点から避け、親子で別のタオルを準備すると良いでしょう。
【手順②踏み台を準備する】
一人で立てる月齢であれば、洗面台の前に立たせる際に踏み台があると便利です。
また、抱っこした状態で手洗いする際も、赤ちゃんを支えるために大人が足を置くためにも準備した方が良いでしょう。
【手順③袖が長い場合はまくっておく】
赤ちゃんは手洗い中に手を動かさずにいるのは難しいでしょう。
そのため水に触れた瞬間、遊びのように手を動かしてしまうことも。
袖が濡れてしまった場合は着替えが必要なので、できるだけ濡らさないように袖を前もってまくっておきましょう。
【手順④「手を洗おうね」と一声かける】
いきなり手を洗おうとすると赤ちゃんは驚いてしまい、嫌がるかもしれません。
手洗いをする際は、まず赤ちゃんに「手を洗おうね」と一声かけるようにすると、赤ちゃんも次第に手洗いを理解してくれるようになるでしょう。
【手順⑤赤ちゃんを膝の上に乗せて洗う】
まだ一人で立てない赤ちゃんは膝の上に座らせるように乗せて、手を洗う姿勢をつくります。
その際、流し台にお腹が当たって圧迫されないよう、当たる部分を優しく支えてあげながら、片手ずつ洗ってあげましょう。
赤ちゃんが、ぎゅっと手を握っている場合は、そっと優しく手を広げて、手のひらもしっかり洗いましょう。
指と指の間の水かきの部分、手のひらのシワの間、手首のシワの間、親指の付け根、に汚れが溜まりやすいので、意識して洗うようにしましょう。
【手順⑥せっけんをつける】
手を全体的に濡らしたら、手のひら、手の甲、指の間、指の1本ずつ、爪の間、最後に手首をぬるま湯でせっけんを使って洗います。こすりすぎず、泡で優しく洗うよう心がけましょう。
すぐに終わらせるのではなく、時間としては約20秒を目指してゆっくり行うと良いでしょう。
【手順⑦水で流す】
水で流すときはせっけんをつけた箇所を順番に、汚れを落とすように丁寧に行いましょう。
0歳児の手洗いをする際の注意点
続いて、赤ちゃんの手洗いについて注意点をみていきましょう。
【洗うタイミング】
赤ちゃんも大人と同じように、外から帰ってきたら洗うようにしましょう。
他にも、おむつ替えの際にうんちやおしっこが触れてしまったり、よだれや汗でベタベタになっていたりする場合も手を洗って清潔にしておきましょう。
【手洗いを嫌がる場合】
赤ちゃんには手洗いの大切さを教えることは難しいかもしれません。
無理やり洗おうとするとさらに嫌がってしまうので、まずは遊びの一つとして楽しく取り入れるようにしましょう。
そして、手洗い後は「きれいになったね」「上手にできたね」などの声かけをして、手を洗うとスッキリする感覚を覚えてもらいましょう。
【大人も一緒にしっかり手洗いをする】
赤ちゃんの手洗いをする前に、まずは大人がしっかり手洗いを済ませておきましょう。
その際は、赤ちゃんに「手洗いは楽しい」と伝えるために、大人が率先して楽しく行うことがポイントです。
それを見て赤ちゃんが手洗いをしたくなるような感覚になることもあります。
また、大人から赤ちゃんへ感染させないためにも、まずは大人がしっかりと手洗いをしましょう。
【せっけんの選び方】
赤ちゃんは肌が敏感なので、せっけんは香料や着色料が無添加のものを選びましょう。
また、泡立つのに時間がかかると手洗いをじっと待ってくれない可能性もあるので、泡で出てくるタイプのせっけんが便利です。
【洗い過ぎや消毒のし過ぎに注意】
大人にとったら手洗い後はアルコール除菌をするのが一般的になりましたね。
ただし赤ちゃんは肌が弱いので、アルコールで肌が荒れたりアレルギー反応が出たりする可能性があるため、おすすめはできません。
また、手洗いしすぎると肌のバリア機能が低下するため、かえって肌が荒れて菌が繁殖しやすくなります。
肌荒れの防止には、起床時や入浴後などにローションやクリームを塗ると効果的です。
まとめ
手洗いは感染予防に効果的と言われていますが、それは大人だけではなく赤ちゃんも一緒です。
特に赤ちゃんは自分の手を口に入れることも多いので、気をつけてみてあげましょう。
ただし、あまり気にし過ぎてもストレスに感じてしまう場合もあるので、タイミングに注意して行うよう心がけましょう。
まだ手洗いをする意味がわからないので思うようにできない場合もあるかもしれません。
ですが、できるだけ一緒に楽しく取り組めるように促してあげましょう。