赤ちゃんの指しゃぶりはいつまで続く?
赤ちゃんの指しゃぶりは、生後2ヶ月くらいから始まることが多いと言われていますが、卒乳・断乳を機に指しゃぶりをし始める赤ちゃんもいます。
ほとんどの指しゃぶりは、赤ちゃんが成長し、ほかのことに興味を持ち始めたり、幼稚園や保育園へ通い出してお友達との遊びに夢中になったりすることで、自然となくなるものです。
しかし、2~3歳になってもなかなか指しゃぶりがなくならないというときは、ママも心配になってしまいますよね。
指しゃぶりは赤ちゃんだからこその行動ともいえますが、指をしゃぶることで滑舌や歯並びなど、成長過程に影響を及ぼしてしまう恐れがあるため、注意が必要です。
では、どのようにしたら、赤ちゃんに無理な指しゃぶりをやめさせることができるのか?
今回は、赤ちゃんが指しゃぶりをやめない時の対処法についてご紹介します。
対処法①指しゃぶりの原因を観察する
赤ちゃんが指しゃぶりをするには、以下のような原因があると言われています。
・たまたま口元に指が触れたことがきっかけとなり指しゃぶりを始めた
・安心感を求めて指しゃぶりを始めた
・退屈だったり眠いと感じる時に自然と指しゃぶりをするようになった
その子によって、指しゃぶりをする理由は様々ですから、まずは指しゃぶりをする原因を観察することから始めてみましょう。
指しゃぶりをするタイミングを見ながら、その原因を推測していきます。
眠たそうな時によく指しゃぶりをしているようなら、「眠い」のサインかもしれません。
お腹が空いた時にするようであれば「空腹」のサインかもしれませんよね。
原因がわかれば、対処法を導き易くなるでしょう。
対処法②スキンシップを増やす
赤ちゃんが指しゃぶりをする原因の1つに「安心感を求めている」ということが挙げられます。
なんとなく寂しい・不安…という気持ちがあることで、自然と指しゃぶりを始め、まるでママのおっぱいを吸っているときの「安心感」を求めてしまうことがあるのです。
そんな時は、ママやパパと触れ合う時間を増やして、自然と指から意識を遠ざけてあげるのが効果的です。
そばに座ったり、隣に寝転んだりして、スキンシップの時間を積極的に作りましょう。
抱っこをしながら絵本を読んだり、おもちゃで一緒に遊んだりするのも良いでしょう。
赤ちゃんにとっての安心材料は、やはりママやパパの存在です。忙しい毎日の中でも少しの時間でいいので、スキンシップの時間がとれれば、赤ちゃんはきっと満足してくれると思いますよ!
対処法③添い寝をする
指しゃぶりで安心感を得て、ホッとして眠るという「入眠儀式」に指しゃぶりがなっている場合も、ママやパパが添い寝してあげることが1つの対処法になるでしょう。
寝る前に添い寝をしてママやパパのぬくもりを赤ちゃんに感じてもらいましょう。
添い寝をしながら、赤ちゃんの手を握ってあげるのもおすすめです。指しゃぶりが物理的にできない状態を作り上げることで、自然と指しゃぶりをしなくなります。
指しゃぶりができないと泣く場合は、無理矢理手を繋ごうとせずに隣で見守って、反対の手を繋いであげることからスタートするのも良いでしょう。
添い寝をして手を繋ぐということを毎日繰り返していると、指しゃぶりだけが安心感を得る方法ではないと少しずつ赤ちゃんが認識していきます。
また、絵本を読んであげるのも効果的です。
絵本を見ながら指しゃぶりを始めても、物語に合わせたリアクションをして赤ちゃんの手元を触ったりして、口から指をさり気なく離してあげましょう。
赤ちゃんの意識を指から絵本に向けさせるよう意識してみてください。
対処法➃他のことに気をそらせる
赤ちゃんが指しゃぶりをしているのは、手持ち無沙汰の時にも多いようです。
退屈だなと感じている時に自然と指しゃぶりをするような場合は、なるべく赤ちゃんが楽しいと思える遊びに、興味をそらすようにしましょう。
元気に外で遊んだり、お部屋のなかでお絵描きをしたり、赤ちゃんの興味のある遊びなら何でも構いません。
遊びに夢中になっているうちに、指しゃぶりをすることを自然と忘れてしまうでしょう。
対処法⑤グッズを使ってやめさせる
どうしても指しゃぶりが治らないという場合は、色々なグッズを使ってみるというのも1つです。
【絆創膏を貼る】
無意識のうちに指しゃぶりをしてしまうことが多いため、絆創膏を貼って口に入れたときの違和感で覚えてもらうという方法です。
【指しゃぶり防止マニキュアを塗る】
これは爪を噛む癖のある子どもにも有効だと言われている専用のグッズです。
マニキュアが苦い味がするため、嫌がって指しゃぶりをしなくなるというものです。
あまりの苦さに赤ちゃんが泣きだしてしまう恐れもありますので様子を見て使いましょう。
まとめ
気になる赤ちゃんの指しゃぶり。
しかし、あまりに神経質になるあまり、指しゃぶりをする赤ちゃんにイライラしたり、強制的にやめさせようとして、余計に赤ちゃんを不安にさせてしまうこともあります。
今回ご紹介したような方法をいくつか試してみて、それでもまだ治らないという場合は、もう少し時間をおいて赤ちゃんの様子を見てみるといいかもしれませんね。
指しゃぶりをやめる年齢にも個人差があるものです。
わが子の成長を長い目で見て、待ってあげましょう。