休む?休まない?その対応策を考えよう
働くママの共通の悩み、それは「子どもが病気の時、仕事をどうするか?」ということではないでしょうか。
仕事中電話が鳴るたびにドキドキしてしまいますし、いつも家族の体調管理に気を配り、スケジュールをやりくりして予防接種も積極的に受けさせる…大げさに言うと常に「綱渡り状態」といえるかもしれません。
病気にまったくかからない赤ちゃんや子どもはいません。その時、仕事をどうするか?
この問題の対応策をいくつ持っているか、いくつ用意できるかが子育てと仕事の両立の重要なポイントになってきます。
休みの間に準備しておく対応策や職場復帰後の対応策まで。
今、産休・育休中のママにぜひ読んでいただきたい内容ををまとめてみました。参考にしてみてくださいね。
休めないママの代わりを確保しておく
もちろん子どもは大切、でも、ママのキャリアや責任も軽んじるわけにはいきません。
ママの代わりに病気の子どものケアをしてくれる施設や人を確保しておきましょう。
【夫婦で乗り切る】
お互いにスケジュールを確認しあって、休める予定を組みましょう。
半日年休が取れるならば、午前はパパ、午後はママなどと交代するのも良いかもしれません。
【父母に頼る】
同居や近居の場合は移動もスムーズですが、電車や車で移動する距離の場合、こちらから連れていくのか、父母に来てもらうのか、あらかじめ相談しておくとスムーズです。
最近は父母の世代でも仕事を持っていることが多いので、相手の都合の確認も忘れないようにしたいですね。
また、インフルエンザなどの感染症の場合、年配の父母への二次感染が心配です。
予防接種をすすめるなど、父母へのケアも心がけましょう。
【病児(病後児)保育を利用する】
風邪などの症状がある時、またはその回復期に利用できる保育サービスです。
自分の通っている保育園に病児保育があれば利用しますが、ない場合は他の施設に連れていくことになります。
自治体がクリニックや個人に委託し、病児の一時預かりサービスを実施しているところもあります。
登録制のところが多いので、事前に情報を収集したり見学したりして、必要な手続きを済ませておきましょう。
また、月齢に合わせた予防接種が未接種の場合は受け入れてもらえないところが多いので注意が必要です。
普段の態度が肝心!職場への根回し
病気の時はそばで看病してあげたいし、医療機関を受診するときも付き添ってあげたいですよね。
そのためには仕事を休まなければならず、職場への申し訳なさと肩身の狭さでつらい思いをしているママも多いようです。
少しでも職場の理解を得るために普段からできる工夫や根回しとはどんなことでしょうか。
【報連相を大切に】
ビジネスの基本、「報連相」をご存知ですか?
報告、連絡、相談の頭文字をつなげたもので「ほうれんそう」と読みます。
業務の進捗状況を「報告」、注意事項や必要事項の「連絡」、問題点の「相談」。
普段からこれらを心掛けていると、急に休むことになっても業務の引継ぎや指示がしやすくなります。
【普段から一生懸命】
子どもは、いつ熱を出すかわかりません。いつ保育園からお迎えコールが来るかもわかりません。
でも、子どもがいない人でも、本人がインフルエンザで1週間休むことだってあります。
誰だって急に休むことがある、と割り切ることも大切。一方で、自分はその可能性が他の人より高いということもしっかり心がけて、普段から一生懸命きちんとした働きぶりを見せておきましょう。
同じような立場の同僚と、休んだときの仕事のフォローをし合う相談をしておくのも手です。
【顔合わせの機会を作る】
職場のレクリエーションなどで家族同伴できる場合、ぜひ子どもを連れて行って顔と名前を紹介しましょう。
「また子どもの風邪で休み?」と眉をしかめていた同僚も、一度会ったことのある子どもが熱を出したら「大丈夫?」と好意的な目で見てくれることが多いようです。
ただし、極端に子ども嫌い、もしくは子どもが苦手な同僚の場合、逆効果になることもあるので気を付けましょう。
融通の利きやすい職場を探す
急な休みに対応できるかどうかは、職場によって異なります。
また、最近の働き方改革の流れに乗って、女性もさまざまな働き方を選択できるようになりました。
【テレワーク、在宅勤務】
会社に出勤せず時間や場所にとらわれないテレワークや、在宅勤務を推奨している企業もあります。
可能かどうか、社内制度を調べてみましょう。
【転職する】
思い切って融通の利きやすい職場に転職するという選択もあります。
ただし、現在の職場が産休・育休制度が整っていて第2子以降の出産も考えているのであれば、長い目で見ると今のままのほうが良いかもしれません。
産休・育休制度がない場合、一旦離職することになってしまいます。
まとめ
子どもが病気の時、どうするか…働くママなら何度もぶつかる壁ですね。
仕事を休めば職場に、休まず他人に預ければ子どもに、何度も申し訳ない思いをすると思います。
でも、いつまでも申し訳ない、では前進できません。
職場には、感謝しながらその分精いっぱい仕事を頑張る姿勢を見せる。
子どもには、帰宅後に目いっぱい触れ合う時間を持つ。
そうやって一つ一つ、目の前の壁を乗り越えていきましょう!