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保育園と幼稚園…学力差は生じる?

幼稚園保育園学力

保育園出身か幼稚園出身かで学力差が?!

就学前の子どもたちが通う、保育園や幼稚園。

保育園に通うか、幼稚園に通うかで、将来の学力に違いが出る…なんて噂話を耳にしたことはありませんか。

 

保育園は厚生労働省が管轄する保育が必要な子どもが通う施設で、子どもたちが生活をする場なのに対し、幼稚園は就学前の教育を目的とし、文部科学省が管轄する教育を受ける場

そのため、幼稚園へ通うと教育を先取りをするという点から、学力という面では幼稚園出身の方が高いというイメージが昔から持たれやすいというのはあります。

 

しかし、最近では共働き家庭も増え、保育園を希望する家庭も増えましたし、認定こども園なども増えてきましたね。

保育園でも様々な教育等を受けられるような取り組みをしている園も増えてきているように思います。

果たして、本当に今も保育園、幼稚園(認定こども園では保育部、幼稚部)の選択によって、子どもの学力差は生まれるのでしょうか。

 

子どもの預け先「幼稚園」「保育園」の違い

保育園と幼稚園の違いで学力差は生まれる?

様々なことを吸収し、学んでいく幼児期。

この時期に重要なのは、就学後の学習意欲や学習態度の基礎となる好奇心や探究心だと言われています。(※1)

興味を持って「知りたい」と思う知的好奇心、聞いたり調べたりする探求心、またその心が満たされ満足感を得る成功体験こそが、その後の学力の伸びに大きく影響を与えることは想像がつきやすいのではないでしょうか。

 

(※1)文部科学省HP「第1章 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の方向性」より

 

受け身の学習ではなく、知らないことを自ら積極性を持って学び、自身を成長させられる力。

この力が幼稚園保育園どちらに通わせたかによって差がつくのか。

結論から言うと、それだけで決まることは一切ありません。

 

次のような様々な環境が、子どもの学力の成長に影響していると考えられています。

 

【園の特色】

保育園、幼稚園ともに園の特色、教育方針はそれぞれに違いますよね。

・早期教育(教科・外国語教育など)に力を入れている園

・体操などの運動能力アップ、音楽・美術教育などに力を入れている園

・子どもの自主性を重視し、のびのびと遊ばせる園

など。

この中でどれがいいというわけではなく、それぞれにメリットがあります。

 

最近では保育園の待機児童問題、幼稚園の経営問題から、保育園と幼稚園を一元化し、同じ教育水準、育児サービスが受けられるようにしようとする、”幼保一元化”という政策もあります。

つまり、保育園でも、幼稚園と同じ教育カリキュラムに取り組む園も増えてきたのです。

そのため、幼稚園に通っていれば必然的に学力が高くなる、ということはなく、保育園でも幼稚園どちらであるか関係なく、園の特色によるところは大きいと言えます。

 

【保育者との関係】

また、園の特色だけでなく大きな影響があると海外の研究結果(※2)で言われているのが、子どもと保育者の関係です。

”保育者(教師)と子どもとの良好な関係”が、その後の学業成績に影響するという調査結果があります。

 

もちろん質の良い教育を保育者から受けるということも重要ではあると書かれていますが、関係が良好であれば、園が目指している教育を子どもも吸収しやすく、身に着けやすいのでしょう。

子どもが園でのびのびと、保育者とともに楽しく過ごせているかどうかも重要だと考えられます。

 

(※2)厚生労働省HP「保育をめぐる現状」より

 

【園以外の教育、親の関わり方】

園以外での親の関わり方も、学力に大きく影響を与える要素の1つと言われています。

文部科学省の親の関わり方と学力の関係の調査(※3)では、

・子どもが小さい頃絵本の読み聞かせをした

・博物館や美術館に連れていく

・家に本がたくさんある

などが、子どもの学力に関係するという調査結果が発表されています。

親が子どもの教育にどれだけ熱心であるか、積極的にしているかによって、学力の差がつくこともあるということでしょう。

 

この点に関しては、親の経済力が子どもの学力に影響するという、”教育格差”という言葉も関係しているかもしれません。

どれだけ子どもの教育へ投資し、質の良い教育機会を確保できるかで、子どもの学力に差が生まれるというもの。

 

一昔前は、幼稚園に子どもを通わせるのは比較的裕福な家庭が多く、降園後の時間にも余裕があるため、学力や能力アップへつつながる時間、機会が多いと考えられてきました。

しかし、最近では共働き家庭で保育園に子どもを通わせる家庭の方が世帯年収が多いという場合も増えてきましたし、休日にしっかりと習い事をさせるなど、親が学力につながるような関わり方をしている家庭もあります。

 

そのため、今は保育園だから、幼稚園だからということよりも、親がどれだけ教育に興味を持っているか、教育投資ができるかという点が大きいと言えるかもしれません。

 

(※3)文部科学省HP「我が国の教育水準と教育費」より

 

まとめ

学歴が全てではありませんが、我が子には学習には苦労して欲しくないという思いから、保育園、幼稚園どちらに通わせるかで学力差が…という話を聞くと、不安になる方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、紹介した通り、将来的な学力の差は保育園か幼稚園かで決まるわけでは一切ありません。

また、幼児期の過ごし方で将来が決まるというわけでもありません。

親として幼児期にできることは、子どもに合った園を選ぶこと、そして子どもの好奇心の芽を育て、成功体験をたくさんさせてあげることではないでしょうか。

子どもがのびのびと過ごせる園で、園と一丸となって子育てを楽しんでいけるといいですね。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

11歳、6歳の兄弟を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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